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家の中の「ソファを置く場所」



何だか変なタイトルになっちゃったんですが、ソファを置く場所について改めて考えさせられる様な、「良い」写真を2点ほど見かけたので、そちらのご紹介をしたいと思いまして。

写真を紹介する前に、「そもそもソファって、どこに置くものなのかな」、という話について、少し考えてみたいと思います。
僕の家の場合、ソファが3つあります。
1つ目はリビングで、こちらは3.5人掛け位の大き目のものです(当然安物ですが)。
2つ目はダイニングで、こちらは1.5人掛け位の小さ目のもの(安物です…)。
3つ目は寝室に置いてありまして、こちらは2人掛けの、やはり小さ目のものです(安物です!)。
どの部屋も、「ソファに座って寛ぎたい」というシンプルな目的を達成するために置いてあるだけで、置き場所自体にはそれほどこだわっていません。
というか、まあ、ソファを置ける場所を選べるほど、僕の家にはスペース的な余裕が無いというのが正直なところなんですが。
こうやって具体的に改めて考えてみると、僕自身、「ダイニングでもソファで寛ぎたいな」という程度の、大雑把なイメージしか持てていなくて、そのままの状態で家具を配置していたんだな、と思ってまして。
ちょっと前置きが長くなりすぎました。すいません。
で、本題の写真なんですが、まずこちらが1点目です。
階段の踊り場に、一人掛けのソファが置かれています。
上から見るとこんな感じです。
かなり余裕の感じられる踊り場の広さから考えても、決して、「置き場が無いから」ここに置かれている、という様な理由では無いことが想像できます。
しかも、ここはリビングでもダイニングでも無いわけで、このソファに座りたかったら、部屋を出て、わざわざ階段を登るか降りるかしてこないといけないわけです。
それでも、この階段にソファを置いて、一人ゆっくりとこの窓から外を眺めながら、というのが、「寛ぐ」時間の過ごし方として宜しかろう、という検討の結果、ここにソファが置かれたんだろうな、と。
色々なことについてよーく考えてからでないと、こういったアイディアを思いついて、それを実際に実行するところまではたどり着けないかな、と思います。
ちなみにこのお家の持ち主の方は、このソファを置いた踊り場を、「インテリアについての視点と照明について教えてくれるファンキーなスペース」と呼んでいるそうです(翻訳力に若干難ありですが、ま、多分こんな感じのことを言っている、というので合っていると思います)。
続きまして、2点目はこちらです。
かなり広々としたロフトなのに、置かれている家具は少なくて、その中で恐らく最も大きなメインの家具であるソファが、部屋の中心に向かってではなく、外に向かって配置されています。
家の中は「捨て」なわけです。それでも良い、という位の何かが、外にはあるんでしょう。
そして、このソファに座ると、窓からはこんな風景が目に入ってくるわけです。
何というか、非常に抽象的な話になってしまうんですが、上の2つのソファをレイアウトした方たちは、ただ単に「寛ぎたい」と漠然と考えただけでは無いんだろうな、と。
「こうやって寛ぎたい」、「こうやっても寛ぎたい」、「こんなふうにもしたい」と、寛ぎ方のイメージを、いくつもいくつも具体的に考えてアイディアを出している様な気がします。
ソファって、家の中で「寛ぐ」という素晴らしい時間を過ごす場所であって、僕なんかが考えているよりも、ずっとずっと魅力的な家具なんだと思います。
なので、その置き場についても、もう少し時間を割いて、しっかりとよーく考えてみることが必要なんではないかな、と激しく思わさせられた次第でございます…。
Photo #1-2©JoeInSouthernCA , #3-4©bert_m_b

ダイニングの片隅の一人掛けのソファ



「またそのネタか」と言われてしまいそうな気もしますが、構いません!
だって、好きなんだもの・・・。
こちら、ダイニングの片隅に置かれた一人掛けのソファです。
この雰囲気、好きなんですよね。
まず、何度も言ってきていることですが、僕は一人掛けのソファが好きです。
「俺が座るためのソファ」という感じが好きなんです。
一人掛けのソファは、横になることもできませんし、ご飯を食べたりするのにも適していません。
多分ですが
1)座って寛ぐこと
2)コーヒーを飲むこと
3)本を読むこと
4)音楽を聞くこと
5)遠目に子供の遊ぶ姿を眺めること
6)ぼーっと一休みすること
の6個位しかできないと思います。
でも、逆に言えば、一人掛けのソファに座っていれば、上記の6個のことを誰にも邪魔されないでできる感じがあるかな、と。
単なる座るための設備ですが、何となく、座ると、「現在、上記6個のことしかできませんので悪しからず」的なバリヤーを張ってくれそうなイメージが有るわけです。
子供たちがそばに寄ってきても、「パパ今読書中だから」と言えてしまいそうな、そんな魅力を感じてるいるわけです。
子供と一緒に座れそうな1.5人掛けのソファにも別な魅力が有るのは確かですが、一人掛けのソファには、そういった大きなソファには無い魅力が間違いなく有ると思います。
しかも、ダイニングに置いてありますから。
ここですよ。
ダイニングテーブルも椅子もありますので、特に必要無さそうじゃ無いですか。
でも、ダイニングテーブルに座ってコーヒーを飲んでいたら、やはり、家族の要求する色々なことに巻き込まれていってしまう気がするわけです。
で、おもむろにこのコーナーに置かれた一人掛けのソファに移動しますと、ささやかな「自分の時間」が始まるわけです。
当然、同じ空間の中にいますので会話はできますし、他の家族が何をしているかもわかります。
でも、その中に居ながらにして、ちょっとだけ自分一人の時間、空間を持てそうな気がするんですよね(嫁さんに聞かれたら怒られるんでしょうな)。
先程から「思う」とか「気がする」と書いているのは、僕のウチには一人掛けのソファが無いからなんですが・・・。
以前にも書いたことがあるような気がするんですが、家を建てているとき、三宿のGLOBEで、すごく座り心地の良い一人掛けのソファを発見したんです。
で、「引っ越したら買おう(かな)」とか考えていたら、売れてしまったという・・・。
で、それっきり、一人掛けのソファを買うことを実現できていないという・・・。
iPhotoをあさってみたら、その幻のソファの写真を発見しました。
座面が結構低めで、カチとした幅広の肘掛けがついていて、体を包みこむような座り心地でした。
確か、値段は90,000円。今考えたら、コレだけ理想に近いソファだということを考えたら、全然高くなかったです。
あの時衝動買いしておけば・・・。
後悔先に立たず、という奴です。
僕はこの後も、一生この「戻らない青春」的な思いを抱えて生き続けていくのでしょうか・・・。
本日は、長々とオッサンの妄想、回想にお付き合いいただき、ありがとうございました。
Photo #1,#2©nofi , #3,#4©juutakudesign.com