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天窓の明るさと斜めの壁の包まれ感



こちら、壁というか、多分屋根だと思うんですが。

うちも、自宅の3階がちょうどこんな感じ(天窓があるところまで一緒です)になってるんですが、こういった斜めの壁は中々良いです。
天窓から差し込む光の感じも良いですし、このソファに座ったら、とても落ち着くと思います。
壁が斜めになっていると、棚とか四角いものは当然置けない訳で、空間としての利用効率は低くなります。
ですが、この壁が単なるまっすぐの壁だった場合を想像してみていただくとわかると思うのですが、こういった斜めの壁は、何とも言えない「包まれ感」を生み出してくれます。
この家はドイツのお家なので、建築基準法に縛られた日本の住宅とは事情が異なるのですが、ドイツなどヨーロッパの国々でも、景観を重視した条例には色々と制約を受けている様です。
「建物の軒高は前面道路幅の1.5倍以内まで+その上に屋根と屋根裏を造る事はOK」という決まりがあったりして、そこら辺の事情から、こういった斜めな壁の部屋ができているんだと思いますね。(日本の多くの住宅地の建物は建てられなくなりそうです・・・)
日本では、都市部の斜線制限などで3階の壁の一部が斜めなってしまうということは珍しく無いと思うのですが、それを生かして、こういった雰囲気のスペースを造ってしまう、というのも良いと思います。
Photo ©msp_

海沿いの天窓の家



「天窓の家」と書いてしまいましたが、僕が勝手にネーミングしただけです。原題は”Obi Bowman House, The Sea Ranch”とありますので、The Sea RanchのObi Bowman Houseということです。
The Sea Ranchというのは、カリフォルニア北部のソノマカウンティにある、海沿いの個人邸宅コミュニティで、良い感じのロケーションに良い感じの邸宅が沢山建っています。
その中でも、この家は本当に良い感じ。
余裕を持って土地を使った平屋の造りです。
横に細長い建屋ですね。
海側に面して、こんな素晴らしい眺望のデッキが。
日に焼けたウッドデッキの落ち着いた風合いが、すぐそこに見える海の青さと良くあっています。
家の中には、天窓がふんだんに使われています。
天窓から日差しが降り注いで、とても明るい、サンルームの様なダイニングです。
リビングにはスキムボードが置かれてますね。海に面した扉からビーチに歩いて出て楽しむんでしょうか。最高に楽しそうな生活です。
SOHO風の書斎にも天窓があります。
長いカウンターの様な机が良いですね。落ち着いて仕事ができそうです。
いつかこんな海沿いの素敵なお家に住んでみたいものです。
All Photos ©Stewf