キャビネット – 住宅デザイン http://juutakudesign.com 住宅のデザインやパーツ、家具や内装など、例えば『このキッチンの、この感じ!』というものを見つけてきては紹介しています。新築/リフォームの際の間取りやインテリア検討、アイディアを出してイメージをふくらませるための元ネタなどにどうぞ。 Mon, 20 Jan 2014 13:20:16 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.2 【一番重要なポイントは?】素材と見た目と作りの話 http://juutakudesign.com/2012/09/post_384.html http://juutakudesign.com/2012/09/post_384.html#respond Thu, 20 Sep 2012 04:40:00 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2012/09/post_384.html 今回ご紹介する2枚の家具の写真、いつもこのサイトでご紹介しているような家具とは少し系統が違うんですが、自分自身のためにちょっとどこかに記しておきたいなと思った部分があったもので。赤いプラスチックの作り付け棚と、 レトロな […] ]]> 今回ご紹介する2枚の家具の写真、いつもこのサイトでご紹介しているような家具とは少し系統が違うんですが、自分自身のためにちょっとどこかに記しておきたいなと思った部分があったもので。
赤いプラスチックの作り付け棚と、
レトロな黄色い化粧合板のキャビネットです。
棚の方は作られた時期ははっきりとはわからなかったんですが、キャビネットの方は70年代のもので、結構古いものの様です。
正直言うと、こういうプラスチックであったり化粧合板であったりという系統の素材はあんまり好みじゃないんですが、先日ゼネコンに勤める某先輩と何気ない会話をしていたときの「ある話題」とどこかで重なる部分があって、それが妙に印象に残ったもので。
その話というのは、本当にどうという事も無い様な世間話。
「IKEAの家具はどうか」というような話を漠然としていて、内容としては、「安くてそこそこのものはある」「収納関係などはコストを抑えられるし悪くない」「要は使い方」「化粧合板がイマイチ好きになれない」「そういえば、40年くらい前に最初に日本に入ってきた時は、それなりの高級家具だったらしい」「30年くらい前に建てられたウチの別荘で当時買ったIKEAのソファを使っているけれど、しっかりしていて今でも問題なく使えている」というような感じの取り留めも無い話をしていました。
で、最後の「化粧合板」「高級」というあたりから、「そもそも、昔の時代の”高級”とか言ったって、今の価値観と全然違って、今の感覚、今の基準で考えたら判断を間違えちゃう」というような話になったんです。
例えば商品の価格にしたって当時と現在では為替レートが全然違うわけで、当時は輸入品はどんなものだってある程度高級だった時代です。
円ドルは1975年には1ドルが300円前後、1980年には1ドルが210円−240円程度という時代でした。
スウェーデン・クローナと円とのレートがどの程度だったかのデータが無いので正確にはわからないですが、仮に現在までに円ドルと同程度の相場変動が起きているとすれば、輸入品の販売価格は、1ドル80円の現在の時代の2.6倍〜3.7倍程度の価格ということになります。
当然販売戦略であるとかその他の色々な事情も入ってくるわけで、本来は単純な換算は出来ないんですが、上記の相場変動を使って単純に換算するならば、例えば現在30,000円で売っているIKEAのソファは当時であれば75,000円〜100,000円以上で売られていたことになります。
これはちょっと今のIKEAの「安い」製品のイメージとは違うかな、と。
そうすると、本当に当時のIKEAが現在に比べて「(30年の使用に耐えうるような作りをした)高級な」製品であったのか、それとも単に高度成長期末期の日本にとっての輸入品が高級品だっただけで、品質や素材的に現在のIKEA製品よりも特別優れているわけでもないものが、普通に現在まで使用できてしまっているだけなのか、というあたりの判断が上手くつかなくなってしまうわけです。
これについては、当時の製品価格であったりというデータがないので正確な判断が出来ないのですが、個人的にはこういうことであったのかな、という推測をしています。
・当時のIKEAのソファは、当時もそれほど高級なものでは無かった。
・ただし、当時はスウェーデンも日本も現在ほどの消費社会ではなく、数万円で販売しているソファが数年で壊れるなどということを許容していなかった(相対的に、現在の製品よりも耐久性のある製品を作り販売していた)。
・上記の製品を今現在の価値観を持つ人間の視点でみると「耐久性のあるしっかりとした製品」に見える(価格が高いのは単に為替相場の問題)。
今度は化粧合板の話を少ししたいと思います。
「化粧合板」という素材、今現在の僕のイメージとしては、「安い」けれども「傷がついたり剥離したりするとどうしようも無い」「10年20年と長く使いたいもの向きでは無い」という感じで、長く使いたい家具は無垢素材や、せめて集成材を使ったものが良いかな、と考えたりしています。
しかし、この「化粧合板」が出てきた当時にしてみれば(それはもう少し古い時代ではあるんですが)、かなり革新的、未来的な素材として捉えられていて、そういったイメージに基づいて好んでこの素材を用いていたりしたわけです。
そうやって改めて考えてみると、こういったものの考え方というのはあくまで個々の「価値観」であって、全然普遍的なものではない、もっと言うならば、「無垢素材が良い」なんていうのも長い目でみればほんの一過性の流行りのようなもので、今現在の自分自身のイメージや好みに囚われすぎてはいけない、ということに気がつきます(素材としての良し悪し、用途別の適材適所的なものは別の次元で当然存在していますが)。
さて、ここで冒頭のプラスチックの作り付け棚と合板のキャビネットの話に戻ってみたいと思います。
僕がこういうものを好きで無かったのは、一体何でなのか?
一番のポイントは「長く使えそうに無いから」なんです。
「良い家具を長く使いたい」。コレは自分にとっての重要なポイントの一つです。
プラスチックとか化粧合板の製品というのは、製品が出来上がったときが一番美しくて、使っていくうちにだんだんと傷がついたり劣化したりして駄目になっていってしまう。
無垢素材の製品は、製品が出来上がったときも美しいけれど、使っていって傷がついたり経年変化しても、それはそれで「味」のようなものが出てきて悪くない。
今回、本当にそうなんだろうか?とちょっと思ったんです。
本当に大事なことは「良いものを長く使えること」。
そのために一番重要なポイントは「素材」ではなくて「作り」なのかなと。
長く使うことを意識して設計されていること、その中には当然素材の選択というものも含まれるわけですが、その基本が守られているものが「長く使えるもの」なわけです。
何だか当たり前の話になってしまったんですが、合板だろうがプラスチックだろうが、長く使えるように考慮されて作られているものは長く使えるし
、素材とか見た目なんて10年20年後の自分の好みがどうなっているかはわからないわけで、「良いものを長く使いたい」人は、「素材」や「見た目」でなく「作り」に着眼することがもっとも重要なのかなと。
こんなことを考えさせられました、というお話でした。
( Photo ©wreck_chords )
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まずこちら、DETOLFというシリーズの細長いガラス扉のキャビネットです。
お気に入りの食器や、食器に限らず「ディスプレイしたいもの」を飾っておくのに丁度良さそうなキャビネットです。
お値段なんと6,990円。IKEA、どうなってるんでしょう・・・。
続きまして、こちらはKLINGSBOというシリーズの、同じく細長いタイプのガラスキャビネットです。
DETOLFよりも棚数が多く、こちらは5段+1段になっています。フレームはスチール製です。
DETOLFが非常にシンプルな造りをしているのに対して、KLINGSBOシリーズは足や下の棚に装飾が施された、比較的ドレッシーなタイプのラインナップの様です。
お値段は19,900円。
こちらも同じくKLINGSBOというシリーズのもの。
こちらはショーケースの様な横長のタイプで、趣味のもののディスプレイ用、という感じでしょうか。こういう、上からみられるタイプのキャビネットだと、下の棚に施された装飾がより目立ちますね。
お値段は29,900円です。
以上、IKEAで見つけたガラスのキャビネットでした。
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今回は、どんな家のどんな内装にでも上手く溶け込んでしまいそうな、白い食器戸棚、キャビネットをご紹介します。
こちらはFLAREN(フローレン)というシリーズの食器戸棚です。
上段がガラス扉のキャビネット、下段が白い木の扉になっています。
上段と下段の間はコンパクトなカウンタ状になっていて、コーヒーメーカーなど、ちょっとしたものを置いておくのに便利そうなスペースです。
価格は29,900円
先日紹介したLEKSVIKにとてもよく似たフォルムです。ちょうどLEKSVIKを半分にしたような形をしています。
IKEA,棚,キャビネット,食器戸棚,LEKSVIK,レクスヴィークのサムネール画像

LEKSVIKには引き出しはありませんでしたが、FLARENには下段キャビネットの上に引き出しが1段ついています。
こちら(写真中央)はLIATORP(リアトルプ)というシリーズのガラス扉のキャビネットです。
最下段とあわせて3段の固定の木の棚があり、それに加えて、可動式のガラス板の棚を取り付けられるようになっています。ガラス扉で中が見えますので、中にしまっている食器などが見えて便利です。
価格は49,900円。
以上、IKEAの食器戸棚、キャビネットその2、白い食器戸棚、キャビネットでした。
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まず1点目、BJURSTA(ビュースタ)というシリーズのガラス扉付きのキャビネットです。
上下段、2つに別れたガラス扉付きのキャビネットがあって、その間には、ナイフやフォークなどの小物を入れておくのに丁度良さそうな引き出しがついています。
棚板は全部で4段(上下各2段)分がついていて、高さは、棚に入れるものの高さに併せて調節可能な様になってます。
良いワイングラス等、「見せながら収納」しておきたい、少し良い食器類などをしまっておくのに良さそうです。
お値段は19,900円。材質は化粧合板。化粧コレはオーク材の付き板ですが、他に、パーチ材のものもあり、色もブラウンとブラックがあります。
こちらは、LEKSVIK(レクスヴィーク)というシリーズの、同じく食器戸棚です。
こちらのタイプは、上段がガラス扉つきの棚、下段が中の見えない木材の扉になっています。
「アンティークステイン」とありましたので、まあ、「アンティーク調」といったところでしょうか。結構落ち着いた雰囲気で、中々良い感じでした。
上下の棚の間はカウンター状になっていて、ここにコーヒーメーカーとか炊飯器等の家電系を置いても良さそうです。ダイニングの片隅に置くであれば、電話とメモ帳とかが置いてあるかもしれません。
お値段は39,900円。IKEAものにして少し高めではありますが、素材はパイン無垢材です。
他にもいくつか発見したんですが、それは近々また書かせていただきます。
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本棚や食器棚の類いは作り付けの(しかも大きな)ものが良いな、と思うんですが、実際に作るとなると、どんな棚を作ってもらえば良いのかが上手くイメージできない、ということがあると思います。
実際僕が家を建てるときも悩んだんですが、そこはやはり、実際世の中にある各種の棚の類いを参考にして、どんなデザインのものにするか、家の中の、どこに作り付けの棚を作るか、というイメージを具体化するのが良いのではないかと。
ということで、何回かに分けて、棚の画像を少しあげて置きたい行きたいと思います。
オープンな感じの食器戸棚

noceの木製食器棚2

作り付けにするんだったら、幅をもっと自由にして、とか、高さは天井まで使えるので、上の方には扉付きの収納を付けてとか、色を内装に併せて・・・、という様に考えてみると、具体的な作り付けの棚をイメージし易いかもしれません。


ガラス扉の引き戸の棚です。
noceの白いガラス食器棚
ワイングラスとか、ちょっと良い食器類を入れておくための食器戸棚として、こういった感じの棚を作っても良いと思いますし、お気に入りの雑貨類などをディスプレイしておくための棚として、こういった感じの棚を使っても良いと思います。
番外編、作業机(棚?)
長い作業机,棚

僕の自宅でも、ダイニングの一面をこういう机(カウンタ)にしますが、中々使い勝手が良いです。こういった棚は、作業スペースとしても使えますし、写真を飾ったり、ちょっとしたものを置いておく様なスペースとしても使えます。
過去に紹介した作り付けの巨大本棚へのリンクも貼っておきます。
単なる僕の個人的好みかもしれませんが、作り付けの巨大本棚、好きなんですよね・・・。時間を見つけて、作り付けの巨大本棚ご紹介コーナーも、たまにやってみようと思います。
あと、先日IKEAに行った際に、結構良い感じの食器棚、キャビネットをいくつか発見したので、そちらについても近々簡単に書いてみたいと思います。
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山手通りと目黒通りの交差点を自由が丘方面に入ってすぐの右手、ACME FURNITUREとjournal standard Furniture併設店舗のすぐ手前にあります。
数軒右隣にあるlibur siniという家具屋さんも姉妹店だそうです。
かなり小規模なオーダー家具の専門店で、店内には取り扱いのオーダー家具がところ狭しと置かれています。
チーク材やバンブー(竹)材の無垢材を使ったオーダー家具を、主にインドネシアで製造して、年4回程度の船便で日本に輸送しているとのことでした。
インドネシア、バリ島の家具、というと、チーク材の色の黒い家具をイメージし勝ちですが、こちらの店舗に多く置かれていたのは、白い無垢材の木目が美しい、優しい、女性的なイメージのある(僕の思い込みかもしれませんが)家具が多かったです。
こちらのキャビネット、この優しい感じならば、ダイニングのメインスペースに置いても良さそうです。
かなりしっかりとしていて良い感じでしたが、価格は49,000円とのこと。オーダー家具ですので、サイズや内部の造りなども自宅のレイアウトに併せて自由に指定できますし、何よりも、この造りでこの価格はかなりリーズナブルだと思いました。
このデスクも中々良いな、と思いました。
子供の勉強机などにしても良さそうですし、ダイニングの片隅やちょっとしたスペースに置いておいて、ちょっとした書斎のデスクとしてつかってもいけそうです。
こちらの家具、雰囲気がとても優しいくて、どんなスペースにでも自然と溶け込んでくれそうな気がしました。
【night jasmine】
 住所:目黒区目黒3-9-6
 電話:03-5794-3775
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