レイアウト – 住宅デザイン http://juutakudesign.com 住宅のデザインやパーツ、家具や内装など、例えば『このキッチンの、この感じ!』というものを見つけてきては紹介しています。新築/リフォームの際の間取りやインテリア検討、アイディアを出してイメージをふくらませるための元ネタなどにどうぞ。 Tue, 04 Nov 2014 05:12:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.2 【外と中の位置関係】クローズドでオープンなキッチン http://juutakudesign.com/2013/07/post_569.html http://juutakudesign.com/2013/07/post_569.html#respond Mon, 01 Jul 2013 00:53:47 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/07/post_569.html コチラのキッチン、コンパクトながらもなかなか良い感じだなと思ったのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。 作業スペースの背中側の壁一面に巨大なオープン収納が作り付けてあります。この作りだと、カウンターの上で各種作 […] ]]> コチラのキッチン、コンパクトながらもなかなか良い感じだなと思ったのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。

大きな収納棚のある細長いキッチン.jpg

作業スペースの背中側の壁一面に巨大なオープン収納が作り付けてあります。
この作りだと、カウンターの上で各種作業をしつつ、サッと振り返るだけですぐに必要なものを取り出すことができて非常に効率的ですよね。
しかも、カウンター側からの距離がこのくらいあれば、ぎりぎり棚全体を見回すことができそうですので使い勝手も良さそうです。
この作業スペースと棚の位置関係、近からず遠からずの絶妙な距離なのでは無いかと。
近年では、家族や来訪者とコミュニケーションが取りながら作業ができるような、「オープンで」「居室との距離が近い」キッチンというのも選択肢として一般的になってますよね。
それはそれでアリだとは思うんですが、そういう作りのキッチンって、内部が人目に触れやすい分、どうしても「色々なものを隠せる」仕組みが必要になってくると思うんです。
棚ひとつとっても、オープンな棚で全てを開け広げにしてしておくことに抵抗がある方も多いと思いますし、キッチン内の作業エリアがダイニング側から直接見え過ぎてしまわないように、目隠し的なモノを色々と考えたりする必要があったりします。
それに対して、キッチンエリアをクローズな空間として作ることで、逆にキッチンの内部を遠慮無くオープンな作りにすることが可能になるわけで、作業スペースとしての使い易さや作業効率的な面を考えるのであれば、従来型の区切られたクローズなキッチンというのが本来まず最初に検討されるべき選択肢なのかなと。
ちなみにこのお宅、家全体のレイアウトもなかなかイカしてます。
かなり細長い形状のフロアで、それに対して構造物や壁が何本も櫛の歯のように縦に入っています。
細長の建物の芯の部分が居室エリアで両脇が廊下、どのエリアも、左右双方の廊下からアクセスできるようになっているという作りです。
レイアウト上の下側に見える出っ張りがエントランスで、そこから廊下を越えて居室に入ると、レイアウト上で”1″、”2″と表示されているリビング・ダイニング。
写真でご紹介したキッチンは建物のほぼ中心の”3″の番号のところで、キッチンも左右どちらの通路からでもアクセスできます。
レイアウト上、キッチンよりも右側のエリアにベッドルーム、バスルーム、収納やウォークインクローゼットが配置されていまして、ゲストは特別な用事がなければ”3″よりも右のエリアには入ってこなくても大丈夫なようになっているわけです(逆に、ゲスト用のベッドルームは、レイアウトの一番左側、”9″の番号の部屋です)。
櫛の歯のように配置された壁や構造物、両脇の通路、各居室の配置、どれも、「外と中」「手前と奥」の位置関係を検討した結果の成果物なのかなと思いながらみてみると、色々と面白い部分がありそうです。
ウナギの寝床状の細長い土地に家を建てるご予定の方、参考にしてみてはいかがでしょうか。
( via REMODELISTA )
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【立体的な空間配置】LDKの上の渡り廊下と中二階 http://juutakudesign.com/2013/06/ldk.html http://juutakudesign.com/2013/06/ldk.html#respond Tue, 25 Jun 2013 13:48:35 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/06/ldk.html コチラのお宅のリビング・ダイニング・キッチン+ベッドルームの作り、面白くてなかなか参考になる部分もあったりするかなと思ったのでちょっとご紹介を。 コチラのお宅、リビング・ダイニング・キッチンの隣に中二階的なスペースがある […] ]]> コチラのお宅のリビング・ダイニング・キッチン+ベッドルームの作り、面白くてなかなか参考になる部分もあったりするかなと思ったのでちょっとご紹介を。
コチラのお宅、リビング・ダイニング・キッチンの隣に中二階的なスペースがあるんです。
 
中二階はベッドルーム。
フロア構成はちょっと変わってますけれど、ココまではまあ普通かなと。
 
んで、問題はこのフロアにどう上がっていくのかというトコロなんです。
何のひねりも無く考えていくと、中二階フロアに近いあたりにスペースを見つけて、階段なり、何かしらの「登る手段」を設置することになるわけですが…。
 
このお宅の場合はこんな感じの螺旋階段です。
 
この螺旋階段がどこにあるかと言いますと、リビング・ダイニング・キッチンの中の、先ほどの中二階があるエリアの真逆、キッチンがあるエリアなんです。
 
キッチンの真上は踊り場になってまして、そこにソファを置いて、ちょっとしたセカンドリビング的なスペースを作っちゃったりして。
先ほどの中二階の寝室へは、キッチン側から上がって、フロア全体を跨ぐ渡り廊下的なフロアを通って行きます。
 
この作り、なかなか面白いですよね。
敢えて最短距離になるような場所に階段を作らずに、遠い場所から渡り廊下経由にすることで、リビング・ダイニング側に比べて多少なりともスペース的な余裕のあるキッチンエリア側の空間を上手く利用してます。
 
しかも、キッチンの上にプラス1空間作りこむことにも成功しちゃったりして。
コレ、もしもリビング・ダイニング側に階段を作っていたら、居室空間であるリビング・ダイニングの上にフロアを作るのはちょっと憚られると思いますので、このスペースは作れていなかったと思うんですよね。
階段をキッチン側に作ったことで、メインスペースの上は渡り廊下のみで圧迫感を最低限に抑えつつ、キッチン側エリアの上部空間を有効活用できているわけです。
もしかすると、動線的にコレはどうなんだという話はあるかも知れませんけれど、リビング・ダイニング・キッチンは毎日必ず利用する空間なわけで、ソコから寝室に移動するのに10m余計に歩くことになっても、それまでの負担でも無いかなと思いますしね。
この作り、然程珍しくも無いといわれてしまえばその通りかもしれませんけれど、空間を立体的に捉えつつ、各エリアの位置関係と役割を考慮して検討することで、こんな風にレイアウトを収めることができるんだなと。
( via homedit )
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【直角以外の選択肢】空間の広がりとコミュニケーション http://juutakudesign.com/2013/06/post_543.html http://juutakudesign.com/2013/06/post_543.html#respond Mon, 17 Jun 2013 06:52:07 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/06/post_543.html このワークスペース、ちょっと不思議な感じしません? 天井や床に注目して写真を見ていただくとスグにお分かりになるかも知れませんが、このフロア、実は長方形じゃ無いんです(そんなトコロに注目しなくてもお分かりになったかもしれま […] ]]> このワークスペース、ちょっと不思議な感じしません?
天井や床に注目して写真を見ていただくとスグにお分かりになるかも知れませんが、このフロア、実は長方形じゃ無いんです(そんなトコロに注目しなくてもお分かりになったかもしれませんが…)。
ワークスペースの形が四角形じゃなくて三角形になっていて、微妙な包まれ感があったりしてちょっと面白いかなと。
右手の棚とかにも簡単に手が届いて便利そうですね。
リビング側から見ると、ワークスペースとの間の壁は平行の普通の壁なので特に面白さは無いんですが、コレの応用形で、普通の正方形の部屋の中に角度をつけたパーティションとかを設置してみたりしたら意外と面白いかも。
例えばソファに座ったときに正対する位置に壁が無いわけで、空間的な広がりを感じられたり、かなり面白い雰囲気を作れそうな気がします。
ワークスペースの後ろ側からの景色にも面白さが出てます。
後ろ半身の構えなわけです。
「真後ろ」だと何となく疎外している感もあってちょっと感じが悪いですし、「真横」だと関係が近くなり過ぎてしまいそうな気もしますが、このくらいの角度というのはちょっと良い感じかも。
正直ずっと真後ろから見ていられたら、とてもじゃ無いですが落ち着いて作業ができなさそうですしね。
距離を変えなくても角度を変えることで色々と距離感が調節できそうですし、組み合わせ方によっては効率的にスペースを使うことにも繋げられるかも知れません。
直角以外の選択肢、もしかして結構アリかも。
( via Home Adore )
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【動線の拡がり】立体的に空間をつなぐ二つ目の階段 http://juutakudesign.com/2013/04/post_504.html http://juutakudesign.com/2013/04/post_504.html#respond Wed, 17 Apr 2013 07:54:08 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/04/post_504.html もしもスペースに多少の余裕があったら、庭やテラスに外階段を1つ追加で作ってみると色々と面白いかもしれませんよね。 大抵の場合、家を建てる際のレイアウトには色々な制約があって、その中でなるべく有効にスペースを使えるように考 […] ]]> もしもスペースに多少の余裕があったら、庭やテラスに外階段を1つ追加で作ってみると色々と面白いかもしれませんよね。


外階段のある庭_[0].jpg



大抵の場合、家を建てる際のレイアウトには色々な制約があって、その中でなるべく有効にスペースを使えるように考えつつ、生活動線的にも無理が無く且つ便利なように考えて各スペース・機能を配置します。
その中で階段の果たす役割は相当重要です。
階段を介して接続された別フロア同士の空間も隣接した空間なわけで、当然のことながら、階段をどこに持ってくるかで各フロアのつながり方や建物全体の動線が変わってくるわけですから。
で、通常は模型なんかも作りつつそのあたりを色々と検討して、最も全体としてのバランスが良くなりそうなトコロに階段を作るわけですが、必須では無い2つ目の階段を敢えて作ってみたりすると、家全体の動線がより広く柔軟に選択できるようになるのかなと。
例えば、中階段1つだけの場合には単線だった動線を複線や環状線にすることが出来たり、思いもよらない空間同士を近づけたりすることができるわけです。
上の写真のオタクでいえば、外階段を追加で作ることによって、庭と2F居室/屋上という空間を直接つなげることができています。
例えば、中階段1つの場合には、2Fの寝室から庭へは「2F寝室-1Fリビング・ダイニング-庭」という「間接ルート」でしか移動できなかったのが、外階段を作ることで、「2F寝室から直接庭に出て水遣りをしてからダイニングで朝食」というルートで移動できたり、屋上へ出るためのルートにしても「庭から直接屋上」という「直接ルート」で移動ができるようになるわけです。
別に「直接ルート」でなくても「間接ルート」で移動すれば良いと思うかもしれませんが、「庭にいる人が一旦家に入って中階段を使って屋上まで上がる」という「間接ルート」は、「直接ルート」に比べれば気持ち的な面でのハードルはかなり高くなるわけで、結局のところ、「直接ルート」があるかどうかというのが実際に居住者の家の中での過ごし方や日々取る行動に大きな影響を与えることになります。
ただそれだけのために2つ目の階段を作るというのはちょっと贅沢な方法なのかも知れませんが、階段下のスペースを収納や小さなワークスペースに仕立てるなど、その他の使途も兼ねて空間を有効に活用できる方法を考えれば多少はスペース的な負担も軽減できますし、メリットや面白さが見いだせそうならば思い切って設置してみる価値はあるのでは無いかなと。
( via jmA )
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【集中と動線】収納力抜群のウォークインクローゼット http://juutakudesign.com/2013/03/post_489.html http://juutakudesign.com/2013/03/post_489.html#respond Fri, 22 Mar 2013 12:28:20 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/03/post_489.html 嫁さんに、こういう収納力抜群な感じのドレッシングルーム的なウォークインクローゼットを作ってあげたいですね〜。 このくらい立派だったら、当然僕のモノも置いておけますので、夫婦兼用のスペースとして使えそうです。でも、このクロ […] ]]>
嫁さんに、こういう収納力抜群な感じのドレッシングルーム的なウォークインクローゼットを作ってあげたいですね〜。

収納力抜群のウォークインクローゼット.jpg
このくらい立派だったら、当然僕のモノも置いておけますので、夫婦兼用のスペースとして使えそうです。
でも、このクローゼットは靴も収納できるようになってますんで、必然的に場所は玄関の近くということになりますかね。
で、しかも、お化粧もできるし着替えもできるしということになると、寝室の近くでもあり、浴室の近くでもあり、という感じになるんでしょうか…。
ここまで全てを集中させるとなると、平屋のおウチならともかく、2階建て/3階建てのお宅だと、レイアウトを考えるのが結構大変かもしれませんね。
無難に行けば当然1Fということになると思いますけれど、寝室と浴室と立派なクローゼットが全部1Fにあるということは、2Fより上はリビング・ダイニング・キッチンと子供部屋、書斎という感じでしょうか。
そういえば、ある先輩のお宅がそんな感じになってますけれど、そのお宅では平日はお父さんは殆ど2Fに上がらないらしいです…。
朝食を食べない方なので、朝は水飲んでシャワー浴びて着替えてそのままお出かけ。
夜は大抵飲んで帰って来て、そのまま寝室へ、という感じなんだと言ってました。
ま、自分自身の生活スタイルにはしっかりとマッチしているワケで、そういうのも悪くないんだろうとは思いますけれど。
もっと極端なパターンとして、頑張って1Fに書斎、浴室、クローゼットに加えてリビング・ダイニング・キッチンまで集めて作ってしまえば、2Fより上は書斎と子供部屋のみという感じにできますね。
生活動線的にも、より自然な感じにできそうです。
そこまでやってしまうと、やはり殆ど平屋的なレイアウトになってきてしまうので、ある程度の土地の広さが必要になってしまって、都市部だとちょっとツライですかね…。
元はたかがクローゼットのお話だったんですが、やっぱ平屋って色々なコトを自然な形に収めることができる、一つの理想形なんだろうな、とか色々考えさせられました…。
駐車場とかが無ければできるかな。
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【レイアウト良い感じ】庭と隣接するダイニングキッチン http://juutakudesign.com/2013/03/post_487.html http://juutakudesign.com/2013/03/post_487.html#respond Wed, 13 Mar 2013 13:51:29 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2013/03/post_487.html このお宅のレイアウト、ちょっと面白くて好きですね。 土地自体はかなり細長い、ウナギの寝床状の形をしてまして、 玄関を開けて屋内に入ると、先ずは相当に長い廊下。 一番奥のガラスのスライディングドアまでで15mくらいはありま […] ]]> このお宅のレイアウト、ちょっと面白くて好きですね。
土地自体はかなり細長い、ウナギの寝床状の形をしてまして、
玄関を開けて屋内に入ると、先ずは相当に長い廊下。
一番奥のガラスのスライディングドアまでで15mくらいはありますかね。
で、1階の居室エリアはこんな感じになってまして、奥に見える庭に一番近いところがダイニング・キッチンなんです。
キッチン、庭の真横ですよ。
このレイアウト、良いと思うんですよね。
リビングに行かない日というのはあるかも知れませんけど、キッチンとダイニングに行かない日というのは、恐らく無いと思うんですよ。
だからやっぱりダイニング・キッチンを家の中で一番贅沢な場所にしておくのが良いと思いますし、そのエリアと「良い感じのお庭」が隣接しているというのはかなり良いレイアウトなのでは無いかなと。
こんなお宅に住んでたら、天気が良い日には常に庭に出て朝ごはんを食べちゃったりしちゃいそうです。
細長い土地とは言っても幅6m×奥行き20mくらいはありそうですので、40坪くらいの土地というところでしょうか。
で、庭も5m×6mくらいはありそうですので、10坪20畳弱そこそこのスペースにはなっていそうです。
でも、例えここまで広くなくて、この2/3とか半分くらいのサイズの庭でも、木や塀で周囲からの目隠しさえしっかりとしておけば、箱庭的な落ち着きのある空間になってくれるのでは無いかと。
庭がそのくらいカットされるとすると、30坪〜35坪くらいの、日本的な狭小住宅に近いサイズということになってくるわけで、そのくらいの土地でもこんな感じのお宅を建てることは十分可能ということですね。
2階はベッドルームとワークエリア的なスペースになっています。
ベッドルームは1階のダイニング・キッチンの真上ですね。
コレまた開放的で明るくて、かなり良い感じな寝室に仕上がってます。
ワークスペースもかなり良い感じですよ。
壁面に作り付けられてた棚と、横に長いカウンターテーブルが良いですね。
コレなら夫婦2人で同時にそれぞれの作業をすることも出来ます。
土地の広さとかから考えたらそんなに贅沢なお宅というわけじゃ無いはずですが、全体として、相当贅沢な気持ちを感じられる素晴らしい雰囲気に仕上がっているのでは無いかと。
やっぱレイアウトって大事ですね。
( via HomeDSGN )
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家の中の「ソファを置く場所」 http://juutakudesign.com/2012/03/post_303.html http://juutakudesign.com/2012/03/post_303.html#respond Tue, 06 Mar 2012 11:47:22 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2012/03/post_303.html 何だか変なタイトルになっちゃったんですが、ソファを置く場所について改めて考えさせられる様な、「良い」写真を2点ほど見かけたので、そちらのご紹介をしたいと思いまして。写真を紹介する前に、「そもそもソファって、どこに置くもの […] ]]> 何だか変なタイトルになっちゃったんですが、ソファを置く場所について改めて考えさせられる様な、「良い」写真を2点ほど見かけたので、そちらのご紹介をしたいと思いまして。
写真を紹介する前に、「そもそもソファって、どこに置くものなのかな」、という話について、少し考えてみたいと思います。
僕の家の場合、ソファが3つあります。
1つ目はリビングで、こちらは3.5人掛け位の大き目のものです(当然安物ですが)。
2つ目はダイニングで、こちらは1.5人掛け位の小さ目のもの(安物です…)。
3つ目は寝室に置いてありまして、こちらは2人掛けの、やはり小さ目のものです(安物です!)。
どの部屋も、「ソファに座って寛ぎたい」というシンプルな目的を達成するために置いてあるだけで、置き場所自体にはそれほどこだわっていません。
というか、まあ、ソファを置ける場所を選べるほど、僕の家にはスペース的な余裕が無いというのが正直なところなんですが。
こうやって具体的に改めて考えてみると、僕自身、「ダイニングでもソファで寛ぎたいな」という程度の、大雑把なイメージしか持てていなくて、そのままの状態で家具を配置していたんだな、と思ってまして。
ちょっと前置きが長くなりすぎました。すいません。
で、本題の写真なんですが、まずこちらが1点目です。
階段の踊り場に、一人掛けのソファが置かれています。
上から見るとこんな感じです。
かなり余裕の感じられる踊り場の広さから考えても、決して、「置き場が無いから」ここに置かれている、という様な理由では無いことが想像できます。
しかも、ここはリビングでもダイニングでも無いわけで、このソファに座りたかったら、部屋を出て、わざわざ階段を登るか降りるかしてこないといけないわけです。
それでも、この階段にソファを置いて、一人ゆっくりとこの窓から外を眺めながら、というのが、「寛ぐ」時間の過ごし方として宜しかろう、という検討の結果、ここにソファが置かれたんだろうな、と。
色々なことについてよーく考えてからでないと、こういったアイディアを思いついて、それを実際に実行するところまではたどり着けないかな、と思います。
ちなみにこのお家の持ち主の方は、このソファを置いた踊り場を、「インテリアについての視点と照明について教えてくれるファンキーなスペース」と呼んでいるそうです(翻訳力に若干難ありですが、ま、多分こんな感じのことを言っている、というので合っていると思います)。
続きまして、2点目はこちらです。
かなり広々としたロフトなのに、置かれている家具は少なくて、その中で恐らく最も大きなメインの家具であるソファが、部屋の中心に向かってではなく、外に向かって配置されています。
家の中は「捨て」なわけです。それでも良い、という位の何かが、外にはあるんでしょう。
そして、このソファに座ると、窓からはこんな風景が目に入ってくるわけです。
何というか、非常に抽象的な話になってしまうんですが、上の2つのソファをレイアウトした方たちは、ただ単に「寛ぎたい」と漠然と考えただけでは無いんだろうな、と。
「こうやって寛ぎたい」、「こうやっても寛ぎたい」、「こんなふうにもしたい」と、寛ぎ方のイメージを、いくつもいくつも具体的に考えてアイディアを出している様な気がします。
ソファって、家の中で「寛ぐ」という素晴らしい時間を過ごす場所であって、僕なんかが考えているよりも、ずっとずっと魅力的な家具なんだと思います。
なので、その置き場についても、もう少し時間を割いて、しっかりとよーく考えてみることが必要なんではないかな、と激しく思わさせられた次第でございます…。
Photo #1-2©JoeInSouthernCA , #3-4©bert_m_b
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使い勝手の良さそうなコンパクト目のキッチン http://juutakudesign.com/2012/02/post_275.html http://juutakudesign.com/2012/02/post_275.html#respond Tue, 14 Feb 2012 06:46:47 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2012/02/post_275.html こちらのキッチン、お世辞にも「広々とした」とは言い難いですが、なんだか結構使い勝手はよさそうです。 冷蔵庫のサイズから考えても、せいぜい3m×3mで9?、5.5畳かそれ以下、という位の広さだと思います。家族で暮らすにはち […] ]]> こちらのキッチン、お世辞にも「広々とした」とは言い難いですが、なんだか結構使い勝手はよさそうです。
冷蔵庫のサイズから考えても、せいぜい3m×3mで9?、5.5畳かそれ以下、という位の広さだと思います。
家族で暮らすにはちょっと狭いかな、というコンパクト目なキッチンですが、このレイアウトだと結構使い易そうな気がしますね。
ポイントは、左側に配されたコの字型のカウンターだと思います。
このコの字エリアの中心に立つと、シンクにも、左右のカウンター部にも、冷蔵庫にも、それぞれ体の回転 or 1、2歩の移動で手が届きそうで、料理中などに色々な作業を並行で進めるのが楽そうです。
写真の右側にはオーブンやレンジなどの火力系の調理エリアがありますが、そちらへのアクセスも、コンパクトな分楽そうです。
全体として、作業者を中心にして作業エリアが周囲を取り囲む様なレイアウトになっていますので、作業効率が良くなるのではないかと思います。
後片付けの時も、写真手前側のダイニングから、コの字カウンターの左側(手前側)のカウンター部にお皿などを下げてきて、そこから取ってシンクで洗って・・・という感じで、作業がスムーズにできそうです。
料理や後片付けというのは、日々発生する結構大変な家事の一つですので、「作業エリアの広いキッチン」というのはとても魅力ではあるんですが、コンパクト目のキッチンでも、こんな感じにレイアウトをよく考えれば、使い勝手の良いキッチンを作ることはできます、という参考としてご紹介させて頂きました。
Photo ©*chiwai*
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木造住宅の有線LAN配線、無線LANルーター設置レイアウト http://juutakudesign.com/2012/02/lanlan.html http://juutakudesign.com/2012/02/lanlan.html#respond Tue, 14 Feb 2012 04:57:07 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2012/02/lanlan.html うちの家は、建坪20坪くらいの狭小住宅なんですが、家を立てるときに、有線LANと無線LANの設置をどうするかでちょっと悩んだ記憶があるので、簡単に図面を上げておきたいと思います。こちらがうちの図面です。 左から1F、2F […] ]]> うちの家は、建坪20坪くらいの狭小住宅なんですが、家を立てるときに、有線LANと無線LANの設置をどうするかでちょっと悩んだ記憶があるので、簡単に図面を上げておきたいと思います。
こちらがうちの図面です。
左から1F、2F、3Fの列びでして、外部接続のルーターと無線LANルーターは、2階の左上のあたりに設置しています。
有線LANの配線は壁の中を取り回して、2階の逆エリア、1階書斎、3階寝室にモジュラーの口を出してます。
(PCやwifi利用の端末等の使用状況)
最も頻繁にPCを使うのは1階の書斎です。
2階のLDKにも古いPCがおいてあって、調べ物をしたい時とか、子供たちがディズニーのアニメを見たい時などに使ってます。
3階にはPCは無く、代わりにApple TVが設置してあります。
+iPod TouchとiPadとAndroid携帯を使ってます。
で、結論から言うと、こんな感じですね。
・無線LAN全盛の時代でも、有線の口は各フロア1〜2個は出しておいたほうが良いと思います。無線LANは家電(電子レンジとか)の関係で動作が不安定になったりしますし、安定感、速度、どちらの面で考えても、可能であれば有線接続しておいたほうが安心だからです(書斎のPCなど、頻繁にPCを使う場所で、無線LANルータの不調等によりネットに接続できないと、結構致命的です)。
・木造3階建て位であれば、2階の適切な場所に無線LANルータを設置していれば、1階(駐車場含む)、3階、どのエリアでも十分につながります。特に、iPhone、Android携帯(スマフォ)、Apple TVなどの端末系は、wifi以外でネット接続ができないものが多いので、有線LANの配線を家中に取り回してあっても、それに加えて無線LANルーターを入れておくのは必須です。
ちなみに、無線LANルーターも、昔のモデルは結構頻繁に不安定になったりしていましたが、今使用しているもの(IOデータのWN-G150Rというモデル、二千円台後半位でした)はかなり安定していて、1年位利用していても、繋がらなくなったりリセットが必要になったりしたことは無いですね。
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横に長いキッチンカウンター http://juutakudesign.com/2012/01/post_228.html http://juutakudesign.com/2012/01/post_228.html#respond Tue, 31 Jan 2012 12:08:02 +0000 http://juutakudesign.com/wordpress/2012/01/post_228.html このキッチンカウンターとダイニングのレイアウトはちょっと微妙です。 最初、単に「このカウンターはちょっと使い辛そうですね」というネガティブなコメントを書いてしまおうかと思ったんですが、それだけでは何だか宜しく無いと思った […] ]]> このキッチンカウンターとダイニングのレイアウトはちょっと微妙です。

キッチンカウンター,横に長い,ダイニング

最初、単に「このカウンターはちょっと使い辛そうですね」というネガティブなコメントを書いてしまおうかと思ったんですが、それだけでは何だか宜しく無いと思ったので、よりベターなアイディアを考えてみようと思ったんですが・・・・。
まずそもそも、キッチンカウンターが横に長過ぎる、というのはちょっと使い辛いです。
それは、ウチにも同じ様なカウンターがあるので、多分それほど外れた見解では無いだろうと思います(ほどほどに長い分には使い易いですが、ココまで長いと、調理中に遠いエリアと行き来するのがちょっと面倒くさくなると思います)。
では、どうすれば使い易くなるか、というところなんですが、
1)カウンターを左右に分けて、半分くらいの長さにしてしまう。で、ダイニングを手前か奥に移動する。
→奥をダイニングにすると、左の部屋に行く際にテーブルが動線にかかって邪魔。
→手前をダイニングにすると、奥の両脇にキッチンカウンターがきてしまうので、左の部屋に行けない。
2)カウンターを、奥のエリアにL字型に配して、手前をダイニングにする。
→悪く無いかも。でも、左の部屋からダイニングに来るために、キッチンの中を通ることになって、動線的に問題がありそう。
・・・やはり、現在のレイアウトがベストなのでしょうか・・・。
もしかすると第三の案としては、他の部屋にある収納、クローゼット的な機能をココのエリアに持って来て、ダイニングを他のエリアに動かしてしまう、という手はあるかもしれませんが・・・。
プロの考えを素人がどうこうしよう、というのがおこがましかった様です・・・。
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