「カテゴリ:家を買った、建てた際の経験談やエピソード」の最近のブログ記事



冬になると、電気代がものすごく高くなる気がします。

1月の電気料金、なんと35,000円。12月はもう少し安くて30,000円位でした。

最も電気料金が安い時期は月20,000円位ですので、少なくとも月10,000円位は電気料金が違います。

他の家電とかの使い方を考えても、コレは暖房、エアコンの使い方の違いによるものだろうと思います。

毎年冬になると、「家を建てるときに、断熱効果の高い家、外断熱の家にしていたらどうだったんだろう」と、考えてしまいます。


今更ですが、ざっくりと計算してみますと、

(前提条件:現在の電気料金のコストと環境)
・高い時期と安い時期で月1万円違う。年間で考えると、真夏3ヶ月と真冬3ヶ月が高い時期、それ以外の6ヶ月は安い時期、という位で、年6ヶ月(60,000円位)は、「エアコンを頻繁に使って高い電気代を支払っている月」。
・ウチは、3階建ての一戸建て。家は、特別な断熱施工等は一切していない。
・場所は東京23区。
・家族構成は大人二人、幼児一人、乳児一人。小さい子供がいるので、夜間も寝室はエアコンつけっぱなしのことが多い。つまり、真夏、真冬の時期は、一日中、家のどこかの部屋はエアコンつけっぱなし。
・床暖(電気式)はあるけれど、あまり使っていない。ガスファンヒーター等も使っていない(つまり、エアコンの暖房がメイン)。
・同じように1歳半年位の子供がいる友人の家も、1月は30,000円位は電気代がかかったそうな。


電気料金が高い月の差分合計が1年で60,000円、ということは、20年で120万円、30年で180万円(電気料金が変わらない前提で)、ということになります。

ただし、上記の差分の計算は、外断熱などの断熱効果の高い家にした場合に、1年を通してエアコンをほとんど使わない(春や秋の、素晴らしい気候の時期と同じような)生活ができる想定になっています。

実際には、真冬や真夏には多少なりともエアコンを使ってしまう(例え外張り断熱で、外の熱気や冷気をかなり遮断できたとしても、夜の外気が30度を超える熱帯夜に乳児のいる寝室でエアコンを全く付けない、ということはちょっと想像できないので)と思いますので、断熱による電気代抑制効果は、少なめに見て、この三分の二程度と考えることにします。
→一年40,000円、20年で80万円、30年で120万円。


対して、断熱側の施工コストですが、家の断熱方法にも、壁材の中にグラスウールやロックウールを入れて断熱するものや、構造体の外側をすっぽりと断熱材で大ってしまう外張り断熱など色々ありますが、どのケースに於いても、数十万単位での追加コストが発生することは避けられないでしょう(例えば、30坪2階建て、延床面積100平米程度の家を外張り断熱で施工すると、100万円程度のコストが追加になるようです)。


100万円の追加コストをかけて外張り断熱を施しても、コスト的には20年等のスパンで回収することになるわけで、家の断熱、というのは、少なくとも電気料金抑制との費用対効果としては、そこまで劇的なものでは無い(意味がない、という意味では無いです)様な気もします。

子供たちが大きくなって、小学校、中学校に通うようになれば、家でエアコンをつけている時間というのももっと少なくなっていくと思いますし、今現在がマックスだと考えると(僕らが老人になると再びマックスの時期がやってくるわけではありますが)、更にコストメリット的には低くなります。


他方で、断熱効果の高い家にすることには、コスト以外にもメリットがあるのも確かです。

エアコンの風が嫌だ、という人は少なくないと思いますし(スースーする、肌が乾燥する気がする、etc)、断熱効果の高い家にすることで、真夏、真冬などの本当に気候が厳しい時期を除けば、初夏、晩秋などの、「良い季節」に近い感覚を室内で長く楽しむことができる、などのメリットもあります。


最終的な結論の様なものに到達できなくて申し訳ないですが、上記の様な点をふまえて考えると、家の断熱については、コストメリットだけを考えて導入するものでは無い様な気がします。

・「冷房暖房の使用を最小限に抑えられる」という点は、電気料金の面では劇的な改善策にはならない。
・「冷房暖房が嫌い」という人には、コスト面以外でのメリットがある。
・春、秋、という季節が好きな人には、その季節をより長く感じることができるという点もメリットの一つ(夏の前半を晩春や初夏の様に、冬の前半を晩夏や初秋の様に過ごせる。断熱具合によって状況は異なると思いますが)。
・冷房暖房の使用を抑制できるので、エコではある(本当の意味では、断熱材の製造やその施工が、どの程度の環境に対するコストを生じさせるか、という面を考えなければいけないですが)。


生活の中心となる部屋(例えば、リビングダイニング、寝室など)だけを、重点的に断熱効果を高めた施工をする、というのも、施工コストと抑制コストのバランスを取るための一つの方法になるかもしれないと思います。

ココらへん、もうちょっと調べて、機会をみてまた記事を書いてみたいと思います。


あと、ランニングコストとしての電気代が気になる方は、太陽光発電系も検討してみると良いかもしれません。

単純な電気料金のコスト対策に加えて、震災などの災害時の停電対策(蓄電)とか、余ったら売電もできるとか、そういった面でのメリットもあるようですし。

カカクコムで「いっぺんに200社以上ソーラー発電の見積もりが取れる」というのをやっていたので、そのうち時間が有るときに試してみて、そちらも検証(妄想?)してみたいと思います。

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僕の家の西側はバルコニーになってるんですが、冬になると、寒いのでほとんどバルコニーに出なくなってしまいます・・・。

夏は日当たり最高(最強?)で、子供たちはプールを出して水遊びとかしてるんですが、蚊がやってきたり、暑すぎたり、ということがあるので、いつか屋根を付けてサンルームのようにできたら良いな、と思ってまして。

当然、屋根が必要ない季節もありますので、出来れば開閉式 or 取り外し式にしたいですね。


工務店さんとかに頼むと、大きさにもよるんですが、40万円、50万円は当たり前、という位お金がかかるらしいんですが、自分で作ったらどのくらいかかるんだろう、ということで、ちょっと考えてみました。


まず、ウチのバルコニーですが、広さは幅4.85m、奥行き2.73m、四方は壁で囲われています。

で、ここに、屋根を作れば良いわけです。

雨や汚れが流れるように、少し傾斜も付けたほうがいいかな、と。

何だかちょっと歪んだ絵になってしまいましたが、適当にフリーハンドで書いたので、ご勘弁ください。


自作の作り付け棚の作り方」でご紹介したような、「支え木」を壁に打ち付けて、そこに屋根を乗せる様な作り方をイメージしてます。


壁を利用した簡単な棚の作り方等でよく用いられる、H形状の支柱を応用したような支え木です。


で、上記の屋根ですが、実際に作るとなると、こんな感じになるかな、と。


ホームセンター等で見ると、プラスチック系の板が90cm×60cmなどのサイズで売られているようなので、とりあえず、このサイズの板を使用する想定にしてみました。

屋根の中心部は10cm程度高くして、傾斜を付けます。


屋根そのもののサイズは、片側で幅2.42m×奥行き2.73m(実際は傾斜をつけるので、幅はもう少し大きくなりますが、10cm程度の傾斜だとほとんど誤差の範囲になってくると思います)。

ここに90cm×60cmの板を敷き詰めた場合、3×5で屋根片側15枚、両側で30枚必要になる計算です(のりしろ的に10cmずつ位重ねます)。


屋根そのものは、木材で作るとして、必要な材料はこんな感じになると思います。

・支柱 
 2m×6本(四隅+中央部各1本)
・支え木部(2mの高さで壁に打ち付けて、この上に屋根を乗せる)
 2.73m×2本、2.42m×4本
・屋根 骨組み
 2.73m×7本、2.42m×16本
・屋根中央部柱 0.1m×2本

合計で、2m×6本、2.73m×9本、2.42m×20本、0.1m×2本、という感じです。

太さにもよりますが、これだけでも結構なボリュームになる気が・・・。

費用的には、ざっくり2.7mモノ30本と考えて、1本1,500円で45,000円。

キシラデコールか何かも塗ったほうがいいと思うので、そこら辺の費用も20,000円位は考えておいたほうがいいでしょう。


続いて、屋根の素材ですが・・・。


ホームセンターで見かけたPS板3mmだと、90cm×60cmのサイズが一枚2,000円で済んでしまうので、30枚買っても60,000円・・・。

非常に魅力的ですが、PS板はあまり耐候性が無いようで、ちょっと使えません・・・。

サンルームなど、屋外で使用するものの屋根材にはポリカーボネートを使用するのが良いようです。

ポリカーボネート板だと、3mmのもので一枚10,000円位してしまうようで、これを30枚用意すると300,000円・・・。

いきなり額が跳ね上がってきました・・・。

ま、探せばもう少し安く手に入れる方法は有りそうな気がしますが。


サンルームをDIYするにあたっては、安くて耐候性、耐久性のある屋根の素材を見つけるのが、最も重要なポイントになりそうです(今のところはポリカーボネートが最有力候補なんですが)。


続きまして、「開閉式」部分ですが、正直言ってあまり手間を掛けたくないですね。


ポリカーボネートの板は内側に水が浸水してこない様に瓦のように順番に重ねるとして、屋根の中央部分はどうしてもしっかりとした防水対策が必要になりそうです。

なので、屋根の中央部分のみはしっかりと固定にして、左右の部分を取り外し可能にしておく、という形状で考えてみました。

上の図の、青い部分が屋根の骨組みで、黄色い部分が固定のポリカーボネート板です。

黄色以外の屋根部分は取り外し可能にする、という想定(妄想?)で。


と、ここまで考えてみたところで、重大な情報を得てしまいました・・・。


ポリカーボネートの板って、結構ペラペラなので、90cm×60cm位の大きさのものを使う場合、90cmの間に30cm間隔くらいで骨組みを入れていかないといけないらしいです・・・。

ということは、上記の屋根の設計図に、更に縦に12本位、2.42mの木材を入れなければいけない、という・・・。

そこまで骨組みを入れると、結構開放感が損なわれてしまいそうな気もします。

重量的にも結構気になってきますね・・・。


費用的には、ざっくり、木材45,000円、キシラデコール20,000円、ポリカーボネート材300,000円で合計365,000円、という感じですか。

何だか、工務店さんに頼んだほうが良い気がしてきました・・・。


とりあえず、時間があるときに、支柱と屋根の骨組みだけ作ってみようかな・・・。

基本の部分だけ、太目の木材で作っておいて、ポリカーボネートを支えるための骨組みは別途様子を見ながら考える、とか。

なんとなく、いつの間にかそこに蚊帳が吊られてることになりそうな気もしますが。



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