こちらのキッチン、シンクとその脇の食器用収納がいい感じだなと思ったのでご紹介させていただきます。
横長でかなりゆったりとした作りのシンクと、その上に渡された木製のカバー。
このアイディア、ちょっとおもしろくないですか?
似たようなもので、金属製の巻き簾のような形状のもをシンクの上に渡して、そこを食器の水切りスペースとして使うことができる製品というのはありますけれど、ある程度の耐荷重を確保した、こういうしっかりとしたものというのはあまり見たことがないかなと。この作りだったら、洗い物の水切りスペースとして使えるのはもちろんのこととして、各種の作業スペースとしても使えますし、ひのきやヒバあたりの耐水性や乾湿の変化への耐久性に優れた木材で作っておけば、上から水を流しながらの作業などもできますから、かなり幅広い用途に使えそうですよね。
横幅がありますから、例えば1/3だけ開けておいて、「食材を洗って切って盛りつけて」とか、「食器を洗って水切りしてそのまま左の棚へ」みたいな流れで、平行移動しながら最短距離の動線で作業ができそうです。シンクの左下に食器洗浄機でも入れておいて、文明の利器との組み合わせ、みたいなのもいいかも。
どことなく和風なテイストも混ざったようなこの感じも、個人的には結構ツボですね。
こちら、 京都大学工学部建築学科や、丹下健三事務所での活動経験もある、オーストラリアの建築家、リチャード・レプラストリエ氏の設計したものなんだそうですが、この雰囲気はそのせいもあるんでしょうかね。
うちの自宅のキッチンも、次にリフォームを入れるときには、こんな感じの作業エリア、導入を検討してみたいかも。
( via flickr )