こちら、このサイトで今までに幾度となくご紹介したことのある、 デンマークの天窓専門メーカ VELUX社製の勾配天井用の窓なんですけれど、作りがかなりいい感じなんです。
一見、ごく普通の天窓のようにしか見えないこちらの製品、一体どこがいい感じなのかという点については、天窓の作りと動作を説明した動画のキャプチャでご覧いただくのがわかりやすいかなと。
細長形状の天窓の上部2/3程度が跳ね上がって開く部分は通常の天窓と変わらないんですが、こちらのモデルのすごいところはこの先。
上部2/3が跳ね上がったあとに残った下1/3の部分が前方にせり出しまして、そこにバルコニー的なスペースがあらわれてしまうという。
ただでさえちょっといい感じな、独特の包まれ感的雰囲気のある勾配天井の下のスペースの片すみに、
頭上に広がる広大な青空を感じることのできる、半屋外的なエリアが。
これ、かなりいい感じのアイディアじゃないですか? このくらいのサイズでも、屋根のない「屋外」なスペースがあると、部屋全体の雰囲気が随分と変わってくると思うんですよね。
この天窓を、屋根裏のベッドルームに入れると、こんな感じになります。
キッチンに入れてみるというのも素敵なんじゃないでしょうか。
ご紹介しておきながらアレなんですが、残念なことに、現在こちらの製品は日本では販売されておらず(未発売ということではなく、公式Facebookのコメントでは 「販売終了」とのこと)、日本ベルックスさんや販売代理店さんからは購入できないとのこと。とっても残念なんですが、本国デンマークを始め、ヨーロッパ各国では現在でも販売されているとのことなので、日本でもぜひ取扱再開をしてもらえるといいんですけれどね。
販売再開してくれたら、うちの3階をリフォームするときの有力検討候補の1つに加えさせていただきたいと思います。
( Photo #1,#7,#10 via YARD ,#2-#5 via YouTube , #6,#8 via VELUX , #9 via Roofing Outlet )
「天窓」タグアーカイブ
【いろいろ使いまわせそう】裏庭に建てられた離れの共用ワークスペース
自宅にこんな感じのスペース、あったらいいですよね。
大きな天窓の下の明るく開放的なスペースに据え付けられた造作棚とデスク。
棚とデスクはバーチ材の合板製。シンプルで暖かみのある明るい黄褐色のこの感じ、個人的には結構好きです。程よい強度があり、水にも強く、反りや変形も少なくて、家具材の定番の1つですよね。
こちら、ロンドン北部のとある街に住む、服飾デザイナーとミュージシャンのカップルのお宅のワークスペースなんですが、建物の外観はこんな感じになってます。
共用ワークスペース用のコンパクトな離れといったところでしょうか。
実はこちらの建物、躯体の外壁はコルクで覆われているんだそうで。
もとの文章を読んだ限りではちょっとわからなかったんですけれど、もしかして断熱効果とか防音効果とかがあるんでしょうか? 日本のように雨の多い気候だと腐ったりしないか心配な気もしますけど、ロンドン北部も年間を通してかなりの降水量のある地域で、そこで大丈夫ということはまあ大丈夫なのか、それとも何か特別な処理が施されてるんでしょうかね。でもコルクって、どちらかというと、乾燥すると傷んでボロボロになってしまう、逆に、長期間に渡って良好なコンディションを保つためには、湿気を適切に与え続けることが必要な素材という気もしますから(ワインのコルクのイメージですが…)、そこら辺はOKなのかも。
こういう離れ、ひとつあったら、ワークスペースや子供部屋、家族共用の多目的スペースなどなど、ライフステージや状況に応じていろいろな用途に使いまわせそうで、ホント、便利そうですよね。うちの自宅にも、スペース的な余裕があれば是非ともおひとつ欲しいところなんですが、そもそものところで庭自体がないですから、例のごとく妄想止まりということで…。
( via Surman Weston )