こういう巨大な作り付けの本棚、いいですよね〜。
階段の幅をほんのちょっと広く取っておいて、そこに、1階床から2階(または3階)の天井までぶち抜きの巨大本棚を造作して。階段との位置関係で、なんとなく使い勝手の悪い箇所もありそうな気はしますけれど、そういうところは、使用頻度の低いものや、長期保管品/愛蔵品の収納エリアとして使えばいいでしょうしね。
「ほんのちょっと」と書きましたけれど、実際にこういう造作本棚を自宅に作ろうと思ったら、具体的にどのくらいのスペースが必要になるんですかね? 軽く計算してみたいと思います。
まず本棚のサイズですが、参考として無印良品の本棚のスペックを調べてみました。当然いろいろなサイズの棚/本棚が商品としてラインナップされてるんですが、今回調べた「組み合わせて使える木製収納」シリーズですと、一番奥行きの小さいタイプのもので外寸14cm/内寸11.4cm。
このタイプだと、大判やB6の単行本などははみ出ますし、ムック本などはちょっと収まらないかなと。
これよりももう一回り大きなタイプは外寸21cm/内寸18.6cm。このくらいのサイズがあれば、文庫/ハードカバーなどは問題なく収納OK。雑誌類も、サイズによっては少しはみ出ることがあるかもしれませんが、収納自体は問題なし。雑貨や各種道具類を収めておくこともできます。
というわけで、上記を参考に、壁面棚を造作する際に必要となる専有面積をざっと計算してみたいと思います。
階段幅としては追加で20cm=0.2m程度のスペース、奥行きは階段の踏み面の長さの合計ですから2.5m〜3m程度といったところでしょうか。面積にして、1フロアあたり0.2m×3m=0.6平米、2フロア分で合計1.2平米のスペースを確保することができれば、そこを使って自宅にこういった感じの巨大な収納エリアを作りこむことができるわけです。
わずか1.2平米、1畳にも満たないスペースでこれだけのものが手に入るなら、これはもう作らない手はないのではないかと。
こらから家を建てたり、リフォームしたりするご予定のある方で、「自宅に収納力のある巨大造作本棚が欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、階段脇にこんな感じの本棚、導入を検討してみてはいかがでしょうか?
( via vtwonen )
「階段」タグアーカイブ
【上げ下げ窓の持つ可愛らしさ】階段室に作り込まれた開放感あふれる寛ぎスペース
こちらのお宅のこの階段、素敵じゃないですか?
二面の壁を目一杯に使って、全体に上げ下げ窓を配し、その下の壁際には、デイベッドとしても使えそうなベンチをL字型に。これ以上ないというくらいに明るく開放的な空間で、階段室というよりは、まるでサンルームのような立派な寛ぎのスペースという感じですよね。
こちら、アメリカ東部ミネソタ州はミネアポリスを拠点に活動するインテリアデザイン事務所 Martha O’Hara Interiorsのデザインしたお宅でして、書斎がこれまたいい感じなんです。
落ち着きのあるシックな雰囲気のスペース。サイドに加えて、背面の造作棚の中央を繰り抜いて埋め込まれた上げ下げ窓が素敵です。
こちらは同じデザイン事務所が手掛けた、ノースダコタに建つ別の物件。
二面の壁いっぱいに複数の上げ下げ窓を配した、明るく開放的なワークスペース。
こういう感じの子供部屋もいいかも。
こちらのデザイン事務所、ともかく窓、それも上げ下げ窓の使い方がいいんですよね。
例えばキッチンはこんな感じ。
シンクの正面に、細長の上げ下げ窓を3つ並べて。
奥行きのあるランドリールームの突き当りの壁には、細長の上げ下げ窓を2つ。
サイドの壁際に2つの上げ下げ窓のある、シックな雰囲気のバスルーム。
どれもこれも最高にいい感じ。上げ下げ窓の持つ可愛いらしさを最大限に活かしてる感じがしますよね。
新築やリフォームのプランを検討中で、窓についてお悩みの方、あれこれもっと考えてみたいなとお考えの方がいらっしゃいましたら、こちらを参考にして、心ゆくまでイメージを膨らませちゃってくださいませ。
( via Martha O’Hara Interiors )