こちらのお宅、作りが素敵だなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
こちらがダイニング。正面とサイドの壁面に、上部をいっぱいに使った作り付けの巨大本棚が2つ。
このサイトでも幾度となくご紹介してきたこういう作り付けの巨大本棚、いいですよね。これだけのサイズがあれば、何度も繰り返し読みたいお気に入りの文庫本や、ムック本など長期的に保管しておきたい類いの雑誌、家族の写真や書類など、ありとあらゆるものが収めておけそうです。
ダイニングの横には、ゆったりとした作りのシックな革張りソファとガラスのローテーブルを置いただけのシンプルなリビングスペース。
そして、このリビング・ダイニングの向こう側には、半フロア上がった作りの、こんな感じのベッドルームが。
空間としてはひと続きでも、それぞれのフロアの高さが微妙にずれつつ緩くつながったこういう感じ、ちょっといいですよね。落ち着いて気持ちよく眠れそう。
同じ広さのスペースでも、フロアのレイアウトやスペースのつなげ方1つで、その中におもしろさや広がりを作り込むことができるわけで。
こちらのポストを御覧いただいている方の中で、「家の中に遊び心のあるスペースが欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、リビング・ダイニングのメインスペース+その向こうにスキップフロア的につながるベッドルームの組み合わせ、今度の模様替えやプチリフォームの際にでも試してみてはいかがでしょうか。
( via A CUP OF JO )
「本棚」タグアーカイブ
【光を通すパーティション】使い方自由な孔あきブロックで各種スペースを作り込み
こちら、タイの南部、タイランド湾に面するマレー半島の街スラタニに建つ、あるご兄弟の自宅兼職場なんですけれど、作りがちょっとおもしろいんです。
こちらにお住まいなのは、ひとりは獣医さん、もうひとりは薬剤師さんというご兄弟。もともとは別の場所で仕事をして別々に暮らしてたんですけれど、あるとき、同じ場所で一緒に開業して一緒に暮らそうという話になり、スラタニの中心地に480平方m≒145坪の土地を購入したんだそうで。
2人が建てたのは、2つの建物を連結したような作りの、4階建てのこの建物。
この中に、2人の兄弟それぞれが職場として必要とする各種のスペースと、2つの家族が必要とするプライベートスペースを作り込んでるわけですが、そこで随所で活躍しているのが、「スクリーンブロック」とよばれるこちらのコンクリート製のブロック。
一見すると、日本の古くからの住宅地でよく見かけるブロック塀のようにも見えるこちら、いくつかのパターンが用意されてまして、用途にあわせてそれらを組み合わせて使用します。
空間を仕切るためのパーティションであり、可変棚を取り付けるためのフレームでもあり、それ自体が収納にもなります。
ブロックとブロックの間にしっかりとした角材を複数渡せば、ベンチとして使用することも。
さきほどのリーディングヌック的なスペース以外にも、多々使用されてまして、
階段室の壁面に用いて、サイドの全面から光の差し込む、明るく開放感のあるスペースに仕上げてみたり、
こちらは患畜たちの待合いスペースでしょうか。
ガラスと組み合わせた形で外壁部分にも。
採光と一定の開放感を保ちながら、外部からの視線は遮り、ブロックの孔を通して外部の様子を伺うこともできます。
こういうの、自宅のリフォーム用のアイディアとして使ってみるのもありかも。使徒や目的に応じて、いくつかの種類のブロックの中から適切なものを選んで用いることで、最適なスペースを作り込むのに役立ってくれそうです。 コンクリート製のブロックですから、当然そこまで気軽に組み替えたりはできないんでしょうけれど、普通の壁や建具に比べれば、レイアウト変更や模様替えも比較的簡単にできそうですしね。
日本の場合だと、地震対策、倒壊防止や耐震性というあたりも気にはなりますので、本当にこういうのを導入してみる場合には、そこらへんについてもしっかりと検討しておく必要がありそうでしょうか。
( via arch daily )