投稿者「branch_manager_WU」のアーカイブ

Lea Ceramicheの作ったPrivate Houseー室内とテラスの一体化



Lea Ceramicheはイタリアの建築、家具関連の会社で、
サイトには手がけた商業施設や個人邸宅のギャラリーも
あります。


このサイトのギャラリーには、本当に素敵な家や建築、
家具が色々と紹介されていますので、参考にできるか
どうかは別としても、時間があれば是非一度見てみた方が
良いです。


で、Lea Ceramicheで発見した個人邸宅の中で、
良いなと思うリビング&テラスがありましたので紹介を。



個人宅といっても大邸宅の様ですけど、

こっちがリビングで

リビング.jpg





こっちがテラス側です。

テラス.png





素敵な家であることに間違いは無いんですが、
何点かポイントになると思われる点を挙げてみます。

(1)室内とテラスの床素材をあわせている。
    このことによって、室内とテラスが一体化した
    空間になっていると思います。
    室内の延長の様なテラスやベランダ、又は
    その逆の様な室内を作りたいと考えたときに、
    こういった取り組みによって実現できることが
    あります。

(2)テラスの上部、覆いを透明にしている。
    実際フレームのみで、何も無い様ですが、
    オーニングを着脱できるか、又は別のものの
    様です。
    
    このフレームが存在することによって、テラスに
    出たときには、その下部が一つの空間として
    区切られていることを感じるでしょう。
    室内からテラスを見たときには、このフレームが
    あると無いとでは、テラスに対する印象が大きく変わり
    室内を移動するようにテラスに出ようと感じることが
    できるようになると思いませんか?

   
開放感を全く損なわないままに、このような効果を
得られていることが、素晴らしい点だと思います。






建築家や設計士に監理を頼むことのメリット、デメリット2



建築家や設計士に監理を頼むことのメリット、デメリット
という話をポストしましたが、実際に僕が家を建てた際の
経験談で、上記の記事の様な話に加えて、建築家に頼んで
家を建てる際に認識しておくべきとても大きなポイントが
一つありましたので、その話を書きたいと思います。

僕が家を建てる際は、親類の知り合いの建築家に相談を
しました。

この建築家は、店舗や商業施設を専門に活動している人でした。
そして工務店も、この人が日頃からつきあっている工務店に
お願いをすることにしました。

お金もふんだんにある訳ではありませんので、費用はできるだけ
値切りましたね。

工務店側としても、利益云々というレベルではなく、
±0というレベルの仕事だったと思います。

その結果、何が起きたかというと・・・

工務店も商売で仕事をしている訳です。
ですが、日頃から付き合いの深い建築家からの要望とあっては
無理もせざるを得ない。

その結果、当然、利益の出ない商売になってしまいます。
だからといって、施工も建築家が監理しているので、下手な
手抜きはできないわけです。

結果、工務店が行ったことは(これはあくまで推測ですが)
現場の責任者(工務店のプロパ社員)を、エースではない、
Bクラス(Cクラス?)の人間にした様です。
うだつの上がらない感じの年配の方でしたね・・・。
5個お願いすると、必ず1個忘れる様なタイプの方でした。

大工の棟梁は優秀な方でしたが、責任者がポカだと、
周辺への挨拶、工期管理や仕上げ、清掃の不備等、
「責任者の責任で管理・指示・チェックすべきもの」
に問題が出てくるようです。

当然、建築家と自分、双方からその都度クレームを上げて
対応をしてもらいましたけれど、これは結構なストレスでした。

引越しの数日前になって、急に「間に合わない」という話が
でて、年の瀬押し迫る頃にホテルに一週間くらい滞在も
しましたし。
(当然、通勤が楽な都心主要駅のホテルを工務店の
費用で押さえてもらいましたが、これも交渉が必要でした。)

工務店に無理をさせると、こういうことが起きるだろう、という
一例です。

ちなみに、商業施設を専門とした建築家に頼んだ結果、
良かった点は
・すっきりとしたモダンなイメージの内装になった。
(これはその人の得意分野による。)
・エアコンや照明など、商業施設でも使う様な設備は
かなりの安値で入れられた
(定価の半額どころじゃありません。エアコンだって、
1台10万、20万しますので、全部屋分で、かなりの
コストダウンになったと思います。)
という位ですかね。

商業施設ばかりやっていることのデメリットも当然ありましたが、
それはまた、別の機会に書きたいと思います。