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【狭さも一つの選択肢】コンパクトで居心地の良い空間



こういう雰囲気のダイニングキッチン、このサイトでも何度かピックアップしたことがあるんですが、こういう写真を見る度に必ず考えることがあります。

どうでしょう、この可愛らしい雰囲気。
「大きいことは良いことだ」というのは実は某製菓会社のCMソングだったらしいですが、確かに大きいことは良いことかもしれませんが、別に大きくなくても良いんだよね、と。
4人家族くらいまでであれば、このくらいのダイニングだって十分です。
確かにこのサイズのダイニングじゃ友人を呼んで食事というのは厳しいかもしれませんし、家族だけでもクリスマスとかに豪華目のパーティとかをやったら、スペースがちょっと足りなくなり気味になる可能性もあります。
でも、その代わりに、リビングが少しゆったり気味に作れるかもしれませんし、ちょっとした趣味のスペース用の部屋をもう一部屋作れちゃうかもしれません。
そりゃ、際限なくスペースが有るというならば話は別ですが、大抵の場合、家の中のスペースにはそれなりにシビアな条件があるわけで、要は、「何を大事に考えるか」という価値観の問題であって、「広いダイニング」というのは単なる選択肢の一つに過ぎず、「コンパクトなダイニング」というのもそれと並列に並べられた選択肢の一つなのかなと。
ただ漠然とイメージしているだけだとなかなか能動的に選択できない「コンパクトなダイニング」も、こういった写真とかの具体的なものがあれば、それが自分自身の求めている条件を満たしてくれそうかどうかを、よりリアルに考えることができるのでは無いかと思います。
こういうスペースには、広いスペースには無い「可愛らしさ」「包まれ感」「落ち着き」なんかがあるのも確かですしね。
ただ漠然と「広い空間」を求めてしまうよりも、まずは全ての空間を「出来る限りコンパクトに作る」ことを目指してみると、思った以上に面白い雰囲気のある家を作れるかもしれません。
( via Alvhem )

【地に足がついた生活】板張りの床と和の空間



家を建てるときにやりたいと思っていたことの一つに、「和の空間を作る」というのがありました。

といっても、きっちりとした和室を作りたいとかそういうコトまで考えていた訳じゃなくて、リビングの一画をちょっとした畳敷きの場所にしてみたいとか、そういったレベルなんですけどね。
結局は、スペース的な問題とか色々ありましてこのアイディアは実現しなかったんですが、この写真を見ていたら、「やっぱやっておけば良かったかな」とか思いまして。
この写真、Tumblrで発見しまして、大元は確認できなかったんですが、恐らく日本のどこかのお宅の寝室とお庭なのかなと。
何かスゴく良くないですか?
海外の方々からも、”nice bedroom”、”zen garden”とか言われちゃったりして、かなり好評を博している様子です。
この落ち着いた独特の雰囲気、外国人の方でもわかるもんなんでしょうね。
でも、やっぱり日本人が一番この良さをしっかりと理解できるはずだと思うんですよ。
この雰囲気、日本人だったら、何の説明もされなくてもすっと染みこむように馴染んでくれますもんね。
ベッドでなく、床に布団を敷いて寝るというのが、これまた良いですよね。
実は僕、今は寝室のフローリングの床に布団を敷いて寝てるんです。
寝室にはセミダブル×2=クイーンサイズの立派なベッドが入ってるんですけど、子供たちに奪われまして…。
2人目が生まれてしばらくは家族4人で一緒に寝てたんですが、ある段階でキャパを超えたという判断がなされたらしく、いつの間にか僕用の布団が新規購入されてまして…。
でも、負け惜しみで言う訳じゃ無く、床に布団を敷いて寝るのって何かスゴく落ち着いて良い感じだったりするんですよ。
床で寝始めて改めて感じたんですけれど、「床よりも高い位置(ベッドの上)で寝る」という行為って、本人も気がついていないけれど、人間にとっては大なり小なりのストレスが有るのかなと。
ずーとベッドで寝ていて、あるとき床で寝る生活に切り替えると、ふとそういうコトを感じたりもします。
ウチの寝室は3階なんですけれど、コレが1階だったりしたら、まさに「地に足がついた状態」で寝ることになるわけで、更にもっと良い感じだったりするのかなと。
ま、たまに家族がいないときにベッドで寝ると、「やっぱベッドって、ふかふかしてて気持ち良いよね」とか思うのも確かなんですけどね…。
実際のトコロは、こういった作りの建物って建物の気密性とか暑さ寒さの話まで考えると、機能や性能では近代的な工法で建てた住宅に敵わない面があるのは否めないとは思うんですが、サッシとか断熱とかそういった部分に極力最新のものを用いつつ、出来る限り「純和風」を目指してこういったお部屋を作ってみたりすると、実用面にも優れた素晴らしい和室が作れちゃったりするかも知れません。
今からでも遅くないかな。
将来リフォームするときには、こういうのも検討課題の一つに入れてみたいと思います。
このお部屋の雰囲気のキモは、「和風の板張りの床」もさることながら、「和風の建具」と、その向こうに広がる「和風の庭」が重要なポイントだと思いますので、3階の寝室じゃ話にならないとは思いますが、2階のテラスを和風に持っていくとかして頑張れば、何とかしようがあるんでしょうかね…。
まずは盆栽からかな。