このお宅のレイアウト、ちょっと面白くて好きですね。
土地自体はかなり細長い、ウナギの寝床状の形をしてまして、
玄関を開けて屋内に入ると、先ずは相当に長い廊下。
一番奥のガラスのスライディングドアまでで15mくらいはありますかね。
で、1階の居室エリアはこんな感じになってまして、奥に見える庭に一番近いところがダイニング・キッチンなんです。
キッチン、庭の真横ですよ。
このレイアウト、良いと思うんですよね。
リビングに行かない日というのはあるかも知れませんけど、キッチンとダイニングに行かない日というのは、恐らく無いと思うんですよ。
だからやっぱりダイニング・キッチンを家の中で一番贅沢な場所にしておくのが良いと思いますし、そのエリアと「良い感じのお庭」が隣接しているというのはかなり良いレイアウトなのでは無いかなと。
こんなお宅に住んでたら、天気が良い日には常に庭に出て朝ごはんを食べちゃったりしちゃいそうです。
細長い土地とは言っても幅6m×奥行き20mくらいはありそうですので、40坪くらいの土地というところでしょうか。
で、庭も5m×6mくらいはありそうですので、10坪20畳弱そこそこのスペースにはなっていそうです。
でも、例えここまで広くなくて、この2/3とか半分くらいのサイズの庭でも、木や塀で周囲からの目隠しさえしっかりとしておけば、箱庭的な落ち着きのある空間になってくれるのでは無いかと。
庭がそのくらいカットされるとすると、30坪〜35坪くらいの、日本的な狭小住宅に近いサイズということになってくるわけで、そのくらいの土地でもこんな感じのお宅を建てることは十分可能ということですね。
2階はベッドルームとワークエリア的なスペースになっています。
ベッドルームは1階のダイニング・キッチンの真上ですね。
コレまた開放的で明るくて、かなり良い感じな寝室に仕上がってます。
ワークスペースもかなり良い感じですよ。
壁面に作り付けられてた棚と、横に長いカウンターテーブルが良いですね。
コレなら夫婦2人で同時にそれぞれの作業をすることも出来ます。
土地の広さとかから考えたらそんなに贅沢なお宅というわけじゃ無いはずですが、全体として、相当贅沢な気持ちを感じられる素晴らしい雰囲気に仕上がっているのでは無いかと。
やっぱレイアウトって大事ですね。
( via HomeDSGN )