棚にも色々とありまして、完全独立型の普通の棚、壁面に作り付けるタイプの棚、壁を利用してそこの間に板を渡すタイプなど、サイズや用途によって様々です。
もしも以下の条件が許すならば、ブラケットを使用するタイプが最も簡単に棚を作れるのでは無いかと思います。
(条件)
・壁に棚を作り付けるための穴を開けてもOK。
・棚を作り付ける場所が決定している(動かせない、作り付け棚)。
こんな感じです。
こちらは机の様になっていますが、元々は棚を作り付けるためのブラケットと棚板で、それを机として使用しているだけです。
写真で使用しているのはIKEAのEKBYというタイプの棚用ブラケットと棚板なんですが、このセットでわずか2,499円という・・・。
こういった、壁にブラケットで取り付けるタイプの何が良いかというと、まず第一に、「棚の幅を自分でカスタマイズできる」という点があげられると思います。
例えばこのIKEAのEKBYを例に挙げるならば、このタイプのブラケット、棚板の左右がブラケットで覆われるようになっています。
棚板の切断面が見えないので、棚板自体を好みの長さに切って、その大きさ、その幅で棚を作ることができます。
例えば、壁に芯材がある場所が限られていて、ブラケットの取り付け場所が限定されてしまっていたとしても(多くの家はそうだと思いますが)、棚板の幅を自由に決められますので、非常に簡単に棚が作れてしまうわけです。
ものすごく長い棚を作りたい、壁一面に棚を作り付けたい、というパターンでも、棚板の中間部分に連結ブラケットを使用して、芯材のある部分にそれぞれのブラケットが来るように棚板を切れば、簡単に壁面全体に棚を作りつけることができてしまいます。
また、こういった、ブラケットタイプの棚だと、棚板を自由に選べる、というメリットもあります。
上記のEKBYの様なタイプの場合、棚板の左右がブラケットでカバーされますので、ブラケットの中に収まるサイズの板(奥行き19cm以内、厚さ2.5cm以内)で無いと棚板として使用できませんが、逆に言えば、このサイズに合う板であれば、どんなタイプの板であっても棚板として使用して棚を作ることができます。
左右をカバーするタイプでないブラケットの場合、更に簡単で、耐荷重やバランスの問題さえ許せば、どんなサイズの木材を持ってきても、棚板として利用して棚を作ることができてしまうわけです(ただし、板の両端がブラケットでカバーされませんので、板の切断面のヤスリ掛け処理等は必要になりますが)。
棚が欲しくて、壁に穴を開けても大丈夫、という方は、棚用ブラケットを利用して、簡単に巨大な作り付けの棚を作ってみてはいかがでしょうか。
Photo ©ASurroca