コンクリートのバスタブとシンク



コチラのバスルーム、かなり面白い感じです。

赤茶色の部分の素材はコンクリートだそうで、バスタブとシンクと、その間をつなぐ棚を一体形成してあります。バスタブの側面に空いている穴はタオル用のストレージだそうです。
石とかコンクリートのバスタブというのは一般の家庭ではあまり見かけないと思いますけれど、温泉とかに行くとありますね。
北関東某所に戦時中父が疎開していた家があって、今でもたまに行くことがあるんですが、そこのお風呂も石造りで、どっしりとした石がしっかりと温まった感触が結構良い感じだったのを思い出しました。
実は僕、このバスタブとシンクと棚の組み合わせの中で一番面白いと思ったのは、この棚の部分なんです。
この棚を作れたセンスはスゴイなと。
この棚があるお陰で、バスタブとシンクが一体化して、この面白い感じになったわけです。
棚を作ってバスタブとシンクをつなげたのは絶対に正解だと思いますね。
しかもその棚の下にトイレが埋め込まれている、という。
トイレの後ろですから、そもそもデッドスペースなわけで、そこを棚として有効活用できてますし、見た目的にも面白いですし、でも正直言えば、それがなんだという…。
バスタブとシンクと棚を別々に作った方が絶対に楽なわけで、そこを敢えてつなげて、それをコンクリートで一体に成形してしまおう、と考えたことがすごいなと思うわけです。
こういうのを見ると、新しいものを作ってみようとするデザイナーって偉いなと思いますね。
タオル用のストレージはちょっと使いづらそうではありますが…。
Photo ©Jeremy Levine Design

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