狭い書斎の「使い方」では無くて、「作り方」です。
書斎というのは生活上必要な「ツール」なわけですから、「そのエリアをどうやって使うか」が「そのエリアをどう作るか」に直結するわけです。
つまり「作り方」≒「使い方」であるべきなわけですが、このオタクの場合は、極めて能動的に、狙ってこの「狭さ」を実現しているので、敢えて「作り方」とさせていただきました。
だってこの家、外観はこんな感じの大豪邸で
中にはこんな長ーい廊下がありまして、
おうちの中はどこも広々、
お風呂に至ってはこんな広大なスペースになってるんですが、
書斎はいきなりこんななんです。
横幅はせいぜい1.5mくらいと極限まで狭く、そして長さはそれと対照的に7〜8mはあろうかという…。
この幅の狭さは相当な包まれ感と落ち着きを産んでくれそうですし、それに対して、これだけ長さがあると、視界が抜けていてデスクに腰掛けたときの気分は相当良いのでは無いかと。
こういうレイアウトにすると、全てのモノが手に届くエリアに収まって、使い勝手も良さそうです。
いくらでも広い書斎を作ることができるのに、敢えて狭い細長な書斎を作っているわけで、こういうのを「作る」というのかなと。
「限られたリソースをどう活かすか」という視点からレイアウトを考えたりするのも当然大事なことだと思いますが、そういった物理的、機能的な要求や制約事項に対応する目的だけでなく、「必要なもの」「欲しいもの」を色々な視点から考えるというのも大事ですよね。
( via design milk )