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このキッチンカウンターのシンク、面白いです。
カウンターの真ん中の筒のような部分がシンクなんですが、シンクはシンクでも「調理専門」のシンクなんです。
で、丸いシンク部分はまな板パーツや水切りパーツなど、いくつかのパーツでこんな風に分割されていて、洗ったり切ったり、それを水切りしたりということをココで全て出来てしまうようになってるという。
各パーツが円をカットした扇状になっているので、そのときの作業内容にあわせて作業エリアをくるくると回して入れ替えられるところも便利そうです。
マンホールの蓋が穴に落ちないようになっているのと同じで、これは「円」という形状の特性をとても上手く利用したアイディアなのかなと(厳密には扇はずらしたら落ちますが、それでも別の形状で各パーツをつくるよりは格段に使い易くなっているのでは無いかと...)。
自分の家のシンクを使っていて、「キャパが足りない」ということをよく感じるんですが、もっと具体的に考えてみると、食材を洗ったり切ったりする「調理」という行為と、食器や調理器具を洗う「片付け」という行為がシンクという一つの場所でぶつかってしまうのが原因なのかなと。
で、使用済みの調理器具というのは調理作業中にもどんどん生み出されてきますので、いつの間にか「調理作業場所」が「片付け場所」とごっちゃになって、作業エリアがどんどんと狭くなってしまうということが起きるわけです。
その点、こういった「調理専用」のシンクを作っておくと、作業エリアの重複も起きづらいですし、調理に用いた器具はこのシンクである程度片付けてしまうこともできますので、かなり作業効率が上がるのでは無いかと。
日本のごく普通のご家庭では、流石に調理のためだけにこのサイズのカウンターを追加で入れるのはちょっと勇気がいるかも知れませんが、もう少しコンパクト目でも、これのイメージを踏襲した「調理用シンク」を作っておいたら、キッチンの使い勝手が改善されて便利そうです。
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