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【程よく緩い包まれ感】リビングの片隅の読書エリア



ここのトコロ、書斎やワークエリア関係の話題を比較的頻繁に取り上げてきたような気がしますが、その系統のもっともシンプルな形といえばこんな感じなのかなと。

どうでしょう?
コレはある種の究極系と言えるのでは無いかと。
机、ありませんから。
というか、書斎どころかワークエリアですら無く、敢えて言うならば”Reading Nook”というヤツなんでしょうが、それにしてもシンプル過ぎます。
そしてコレ、中々良いような気がします。
先ず何よりも、省スペースですから。
というか、リビングの片隅にソファを置いただけという噂もありますけど…。
でも、それだけじゃ無いですよね。
棚の一部がちょうどソファ1つ分くらいポッカリと空けられてます。
これ、意外と包まれ感があって落ち着きそうな気がするんですけど。
しかも、皆と一緒にリビングにいつつも、「ココに座ってるときは俺の時間ね」みたいな感じで、家人と微妙な距離感を保てそうな気がします。
棚に取り付けられたライトがまた良い仕事してます。
実用的であり、且つ、空間を特別な場所として色付けするのにも一役買っていると思います。
色々応用も効きそうですよね。
棚をこんな感じのシンプルな棚にしておいても良いですし、もう少し存在感と奥行きのあるしっかりとした棚板を入れて、立派めの作り付けの本棚にしても良さそうです。
で、そこに浅く収まりつつ、コーヒーでも飲みながらゆっくりと読書をするというのはどうでしょう?
このくらいのスペースなら、リフォームどころがちょっとしたレイアウト変更のついでに作れちゃいそうですよね。
今度の模様替えで、こんな感じの「心地良いスキマ空間」を作ってみてはいかがでしょう?
( via freshhome )

【得難い選択肢】超都心の絶景テラス付き狭小住宅



極端に狭い住宅って正直言ってちょっと住みづらそうな印象を受けるんですが、このお宅は中々良さそうです。

コチラ、ニューヨーク マンハッタンのWest 73rd Streetという一等地エリアの中に建つお宅でして、一見すると一軒家のようにも見えますが、アパートのリノベーション物件です。
建坪425スクエアftということですので、メートルと坪に換算すると大体6m×6m≒11坪程度といったところでしょうか。
日本の住宅事情と比較して考えても非常にコンパクトな狭小住宅という感じだと思いますが、3層のスキップフロアを重ねたようなレイアウトで、空間としては中々面白い感じに仕上がっているのでは無いかと。
一番下の層が玄関のあるフロアで、玄関から入ると先ずコンパクトなダイニング・キッチン。
3段ほどの段差を登った上が、リビングです。
そして、リビングエリアから階段を登って上階に上がると寝室。
寝室から更に上に上がることができる階段がありまして、この階段の下は収納になっています。
ま、延床面積的にはせいぜい建坪1.5倍強、20坪40畳弱程度といったトコロだと思うんですが、天井の高い空間をスキップフロアで分けることで各空間同士が程よい距離感で接続されて、コンパクトで落ち着く雰囲気と開放感が同居する、とても面白い空間に仕上がっているのかなと。
しかも、この階段を登っていくとどこにイケるのかというと、こんな景色が見えるテラスに出られてしまうわけです。
マンハッタンのど真ん中、セントラルパークのすぐ脇の景色が自宅の寝室の上から眺められてしまうわけで、コレは本当に素晴らしいことだと思いますね〜。
確かに全部で40畳程度しか無い空間では、子供がいる夫婦が生活するにはちょっと狭過ぎるかなとは思いますし、地価/家賃もメチャメチャ高いとは思うんですが、こういったお宅を目の当たりにすると、広さを犠牲にしても、その代わりに景色であったり便利さであったりという他では絶対に得がたいモノを得るというのもアリなのかな、と考えさせられます。
ま、郊外に出れば、同じコストでこの倍〜3倍くらいの広さの家を建てて住むことができるんだろうとは思うんですけれど、それは結局のところ「何を得たいと考えるか」という価値観の問題であって、どちらもいくつもある選択肢の一つなのかなと。
そして、こういったお宅の方を選択できるシチュエーションというのは非常に限られた条件下でしか無い気がしますので、もしも自分自身がコチラを選択できる状況にあるのならば、迷わず選択しておいた方が良いような気がします。
何せ、人生は一度しか無いですから…。
( via ADWEEK.COM )