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【もはやバルコニー】上下開きの大きくて開放的な天窓



天窓って、光も沢山取り込めるし、斜め天井の部屋にも使えるし、色々なシーンで重宝すると思うんですけれど、開放感が足り無い気がするんですよね…。

ま、そもそも天窓って、普通の窓が入れられない場所で採光や換気を確保するというような使途で使われるケースが多いわけで、仕方が無いと言われてしまえばソレまでなんですが、世の中には面白いコトを考える方もいるんだなと。
コチラの天窓、どうでしょう?
ぱっと見ではちょっと変わった縦長の天窓のように見えるかも知れませんが、よ〜く見ていただくとお分かりになるように、天窓の下の部分も開くようになってるんです。
開いた下側の脇には転落防止のためにしっかりとした柵が設けられていますので、安全面も大丈夫そう。
開いた状態の窓際に脇に立つと、天窓というよりは、まるでバルコニーみたいな感じですね〜。
天窓のクセにバルコニー風になってしまうとは、コレはなかなか秀逸なのでは無いかと。
この天窓、2つ並べて両方開くと、結構な開放感がありますよ。
上部が縦長な分、開いたときに人の背よりも高い位置まで窓が跳ね上がって、しかも下の部分も開くので、コレだけの開放感が得られるわけです。
コチラ、ポーランドのFAKROという窓関係のメーカーの製品なんですが、コレは中々面白いアイディアですよね。
この会社、ホームページ上で、「天窓のタイプごとの違い」的な説明をしてくれてまして、コレもなかなか面白かったです。
天窓と人の体と視界の関係1.jpg天窓と人の体と視界の関係2.jpg

人間の体と天窓の関係がどんな感じになるのかを、タイプと大きさと位置毎に分けて色々なパターンで図示してくれてるんですが、こういう説明を見ていると、そもそも天窓というものの捉え方が他のメーカーとはちょっと違うんだなと。
実際にこんな感じの窓を入れるかどうかは別として、ココの説明(図)だけでもちょっと見てみると、家に天窓を入れる際の参考になるような気がしますので、興味がある方は覗いてみて下さい。
この天窓、残念ながら現状では日本には代理店が無いんですが、ヨーロッパはもとより、カナダ・北米・南米・アフリカ・オーストラリア、アジアも中国やマレーシアなど、全世界に展開をしているようですので、思い切って直接問い合わせをすれば、もしかして日本でも入手可能かも…?
( via FAKRO )

【開放感と緊張感の共存】通り道の小さなワークスペース



このワークスペース、明るくてオープンな雰囲気が良いですね。

いったいどんな場所に作られたワークスペースなのかと言いますと…
吹き抜けの上の渡り廊下に作られちゃってるんです。
放っておいたら単なる通路になってしまうハズのトコロ、長机と椅子とキャビネットを置くだけで、あっという間に良い感じのコンパクトなワークスペースに仕上がってしまうわけです。
2つ並んだ正方形の窓がまた良い感じですね。
「左右対称」「均等」みたいなのって、見た目の美しさはあっても若干面白みに欠けるような気がしてたんですが、この窓は、「バランス良し」「安定感アリ」「面白みアリ」という感じでなかなか秀逸かなと。
「吹き抜け」「廊下」という立地も一つのポイントでしょうか。
玄関と通路を人が通らない限りはそれなりに落ち着ける場所ながらも、いつ人が通るか分からないエリアになっているお陰で、どこかしらで家人の気配を感じさせられて、却って集中力が増しそうな気もしますし。
開放感があるのに独特の緊張感もあって、全体として特別な雰囲気を持った面白い空間に仕上がっているのでは無いかと。
自宅でお仕事をしているような方のワークスペース/書斎としてはちょっと使いづらいかも知れませんが、たまに自宅でお仕事したり調べ物したりというくらいの使い方だったら、短期集中で作業ができてちょうど良いのかも。
( via HomeDSGN )