ロフトというと、通常よりも多少は天井が高いスペースに作られていることが多いイメージがありますけれど、場合によってはこういう作り方もありかも知れませんよね。
それほど高くない階高(といっても、2m台の後半はありそうですけれど)のリビング上部に作られた低めのロフト。
リビングの入口上部に作られているからというのもあるでしょうけれど、あまり圧迫感も無く、どちらかと言うと、包まれ感のような面白さのある雰囲気を醸してくれてたりするかなと。
ロフトの上はベッドルーム。
場合によっては、ここにちゃぶ台とテレビでも置いて、ワークスペース兼リビング的な使い方をするという手もありかも。冬になったらこたつを置いて、なんてのも落ち着いて寛げそうで良さそうですね〜。
このロフトの下部がどの程度の高さを確保できているのか、正確な数値はちょっと確認出来なかったんですけれど、窓やオイルヒーターの高さから推測するにちょうど2m弱、恐らく1.8m程度といったところだと思います。
ロフトの方もそれほど高さはなさそうで、1.2m〜1.3mといったところでしょうか。高さ1.4m以下であれば日本の建築基準法上もロフト(小屋裏収納)扱いにできるわけですけれど、この作りなら十分その範囲内に収まってくれそうです。
部屋の入口の上に低めのロフトを作るこのやり方、リビングだけじゃなく、ベッドルームとか子供部屋とか、上手に応用すれば色々なところで使えそうな気がします。
※日本の建築基準法では、小屋裏収納は居室として使用することは認められていません。また、本ポストは、法令・条例等に違反することを助長する意図はございません。本ポストを何らかの参考とされる場合には、ご自身の責任・判断でご利用いただけますようお願いいたします。
( via http://nicety.livejournal.com/ )
「家を買った、建てた際の経験談やエピソード」カテゴリーアーカイブ
【余裕のあるスペースをシンプルに】大きな造作本棚のあるダイニングと隣接するキッチン
このお宅のダイニング、ちょっと素敵じゃないですか?
めちゃめちゃ広いという感じでもないですけれど、8畳程度の必要にして十分なサイズのスペースの中央に、しっかりとしたダイニングテーブル。
そして、正面の壁には大きな造作本棚。
側面の頭上の横長の本棚がまた良いですよね〜。
通りに面したサイドの壁には、複数並べられた上げ下げ窓が。
上げ下げ窓って、この独特の雰囲気も当然素晴らしいと思うんですけれど、この縦長の形状が持つ機能的な面でのメリットも見逃せないと思うんですよね。
例えばこのお宅のように通りに面した部分に窓を作る場合、普通に引き違い窓を入れてしまうと、どうしても外から丸見えな感じが強くなっちゃいますよね。サイズにもよるとは思いますけれど、それなりのサイズのものを入れた場合、基本的には常にカーテンなどで外部からの視線を遮るような形にしておきたくなってしまうのではないかと。それを、こんな感じに上げ下げ窓を複数並べるパターンにすると、窓と窓の間の壁のお陰で外部からの視線がかなり遮られた感じになってくれますし、窓そのものを外部からの視線が入りづらい位置に調節したりすることもできます。
限られたスペースの中で、採光と通風をしっかりと確保しつつ見た目の可愛らしさまでもたらしてくれちゃうわけで、上手に使うことができれば色々と楽しめるアイテムだと思います。
ちなみにこちらのお宅、ダイニングに隣接するキッチンはこんな感じ。
両サイドに背中合わせの壁付けキッチンカウンター。棚や冷蔵庫に至るまでステンレスで統一した、シンプルで清潔感のある雰囲気が素敵です。
中央に置かれたアイランドカウンターをもう少し大きめにして、思い切ってキッチンの主役的な位置づけに持っていったら、両サイドのカウンターと連携した使い勝手の良い作業スペースになってくれそうな気も。
それにしてもこのダイニングもキッチンも、余裕のあるスペースをものすごくシンプルにゆったりと使ってますね〜。
こういうスペースの使い方は羨ましいと思いますし、これが家というものの本来あるべき姿なのかなとも思いますけれど、小さな家に家族4人で暮らしている身にしてみると、現実的にはこういうスペースの使い方はできないかなと…。キッチンの空いた場所に収納を作り込んだり、ダイニングテーブルを2/3のサイズにして、そこにソファとコーヒーテーブル置いて、リビングダイニングにしちゃったりするんでしょうね…。
いつか郊外の古い戸建てをリノベーションして住む機会に恵まれるようなことがあったら、是非ともこんな感じのダイニング・キッチンを目指してみたいものです。
( via project orange )