このお宅のダイニング、ちょっと素敵じゃないですか?
めちゃめちゃ広いという感じでもないですけれど、8畳程度の必要にして十分なサイズのスペースの中央に、しっかりとしたダイニングテーブル。
そして、正面の壁には大きな造作本棚。
側面の頭上の横長の本棚がまた良いですよね〜。
通りに面したサイドの壁には、複数並べられた上げ下げ窓が。
上げ下げ窓って、この独特の雰囲気も当然素晴らしいと思うんですけれど、この縦長の形状が持つ機能的な面でのメリットも見逃せないと思うんですよね。
例えばこのお宅のように通りに面した部分に窓を作る場合、普通に引き違い窓を入れてしまうと、どうしても外から丸見えな感じが強くなっちゃいますよね。サイズにもよるとは思いますけれど、それなりのサイズのものを入れた場合、基本的には常にカーテンなどで外部からの視線を遮るような形にしておきたくなってしまうのではないかと。それを、こんな感じに上げ下げ窓を複数並べるパターンにすると、窓と窓の間の壁のお陰で外部からの視線がかなり遮られた感じになってくれますし、窓そのものを外部からの視線が入りづらい位置に調節したりすることもできます。
限られたスペースの中で、採光と通風をしっかりと確保しつつ見た目の可愛らしさまでもたらしてくれちゃうわけで、上手に使うことができれば色々と楽しめるアイテムだと思います。
ちなみにこちらのお宅、ダイニングに隣接するキッチンはこんな感じ。
両サイドに背中合わせの壁付けキッチンカウンター。棚や冷蔵庫に至るまでステンレスで統一した、シンプルで清潔感のある雰囲気が素敵です。
中央に置かれたアイランドカウンターをもう少し大きめにして、思い切ってキッチンの主役的な位置づけに持っていったら、両サイドのカウンターと連携した使い勝手の良い作業スペースになってくれそうな気も。
それにしてもこのダイニングもキッチンも、余裕のあるスペースをものすごくシンプルにゆったりと使ってますね〜。
こういうスペースの使い方は羨ましいと思いますし、これが家というものの本来あるべき姿なのかなとも思いますけれど、小さな家に家族4人で暮らしている身にしてみると、現実的にはこういうスペースの使い方はできないかなと…。キッチンの空いた場所に収納を作り込んだり、ダイニングテーブルを2/3のサイズにして、そこにソファとコーヒーテーブル置いて、リビングダイニングにしちゃったりするんでしょうね…。
いつか郊外の古い戸建てをリノベーションして住む機会に恵まれるようなことがあったら、是非ともこんな感じのダイニング・キッチンを目指してみたいものです。
( via project orange )
「家具」カテゴリーアーカイブ
重厚な造作2段ベッドとコーナーの寛ぎスペース
スペースと予算に余裕があったら、こういう重厚な2段ベッドを造作してもらっちゃうというのも宜しいのでは無いかと。
2人以上のお子様のいるご家庭では、2段ベッドって、かなり現実的かつ魅力的な選択肢の1つだと思うんですけれど、地震の話題が途切れることのないこの数年の状況を考えると、万が一のときに横転する可能性のありそうな2段ベッドは、導入するのに正直ちょっと勇気が必要な気もしてしまいます。でも、造作しちゃえばそこら辺の問題も解消されてしまうわけで。
そういう意味では、過去にご紹介してきたココらへんとか、
ココらへんとか、
ココらへんというのも、自宅の子供部屋アイディアとしてかなり有力ではあるんですが、
このくらいしっかりガッシリした作りの二段ベッドだと、子供用というだけでなく、子供たちが成長して大きくなってからでも、いつまででも使い続けることができそうな雰囲気がありますよね。
ちなみにこちらの2段ベッドも当然子供用というわけではなく、高級リゾートの客室用の2段ベッドなんです。
しかもこちらの2段ベッド、ちょっと良いなと思ったのがこのコーナーの使い方。
2つの2段ベッドに切り取られて、本来であればデッドスペースとなってしまう運命のコーナー部に、上段へアクセスするための階段を作ってそこを有効活用するのみならず、そこに座り心地の良さそうなアームチェアを置いて、コンパクトな寛ぎのスペースまで作り込んじゃったりして。
ちょっと高さがあって開放感のある感じと、コンパクトで包まれ感のあるコーナーの組み合わせ、なかなか宜しいのでは無いかと。
まあ、2段ベッドが2つも必要なご家庭というのは今どきだと珍しいでしょうし、このまま真似するのはさすがにちょっと難しいような気もしますけれど、他の家具と組み合わせたりレイアウトを色々考えれば、子供部屋向けのアイディアとして応用できる部分も結構ありそうな気がします。
このコーナースペース、個人的には、リビングの片隅にそっと作ってしまいたいような気もしますね…。
( via The Modern Hive Design Studio )