スペースと予算に余裕があったら、こういう重厚な2段ベッドを造作してもらっちゃうというのも宜しいのでは無いかと。
2人以上のお子様のいるご家庭では、2段ベッドって、かなり現実的かつ魅力的な選択肢の1つだと思うんですけれど、地震の話題が途切れることのないこの数年の状況を考えると、万が一のときに横転する可能性のありそうな2段ベッドは、導入するのに正直ちょっと勇気が必要な気もしてしまいます。でも、造作しちゃえばそこら辺の問題も解消されてしまうわけで。
そういう意味では、過去にご紹介してきたココらへんとか、
ココらへんとか、
ココらへんというのも、自宅の子供部屋アイディアとしてかなり有力ではあるんですが、
このくらいしっかりガッシリした作りの二段ベッドだと、子供用というだけでなく、子供たちが成長して大きくなってからでも、いつまででも使い続けることができそうな雰囲気がありますよね。
ちなみにこちらの2段ベッドも当然子供用というわけではなく、高級リゾートの客室用の2段ベッドなんです。
しかもこちらの2段ベッド、ちょっと良いなと思ったのがこのコーナーの使い方。
2つの2段ベッドに切り取られて、本来であればデッドスペースとなってしまう運命のコーナー部に、上段へアクセスするための階段を作ってそこを有効活用するのみならず、そこに座り心地の良さそうなアームチェアを置いて、コンパクトな寛ぎのスペースまで作り込んじゃったりして。
ちょっと高さがあって開放感のある感じと、コンパクトで包まれ感のあるコーナーの組み合わせ、なかなか宜しいのでは無いかと。
まあ、2段ベッドが2つも必要なご家庭というのは今どきだと珍しいでしょうし、このまま真似するのはさすがにちょっと難しいような気もしますけれど、他の家具と組み合わせたりレイアウトを色々考えれば、子供部屋向けのアイディアとして応用できる部分も結構ありそうな気がします。
このコーナースペース、個人的には、リビングの片隅にそっと作ってしまいたいような気もしますね…。
( via The Modern Hive Design Studio )
「二段ベッド」タグアーカイブ
天窓付きのコンパクトな造作ロフトベッド
このコンパクトな2段ベッドスペース、自宅のリビングの上の吹き抜けあたりに上手いこと埋め込みたいです。
そして、暫くの間は兄妹で仲良く使わせておいて、大きくなったら、「(上段)ベッド+(下段)勉強机」とか、「(上段)収納+(下段)ベッド」とかに組み替えて兄貴の方にでも使わせたい。
という150字足らずの短いポストを、自らの備忘録、将来の自宅リフォーム用アイディアとして記しておきたいな、と思ったんですけれど、コチラのお宅、子供部屋以外も色々と面白かったので、ついでと言ってはアレですが、そちらもご紹介させて頂きたいと思います。
こちら、デンマーク シェラン島北部、ジーランドの街に建つ避暑用の別荘なんですけれど、建物の建て方がちょっと面白くて、こんな風に、5つの平屋の建物を星形に配置した形になってまして、それぞれの建物に、ダイニング・キッチン棟、両親棟、子供部屋棟、ゲストルーム棟、物置小屋棟が割り当てられてるんです。
先ほどの造作ロフトベッドは子供部屋棟。
皆で過ごす共有スペースは、こちらのダイニング・キッチン棟。
単機能ですので、かなりシンプルな作りになってますが、そこがまた夏の家っぽくて良い感じかなと。
星形の中心部はこんな感じの中庭スペース。
下はウッドデッキになっています。
各棟の中心にこういった内と外の中間的なスペースを作ることで、家の敷地内に居ながらにして、積極的にアウトドア的な楽しみ方ができるようにしてみたかったんだそうで。
外周にもテラス。
この地域では、そもそも、農業用の建物をこんな風に配置して建てる伝統があって、そこからアイディアを得たんだそうですが、こんな感じに平屋を複数並べちゃうのって、別荘じゃなくて普通の住宅の建て方としても意外とありな気もしますね。
階段が無いというのは、物理的にその分のスペースが不要になるというメリット以外にも、上下の移動が無いという生活動線的な面でのものすごく大きな各種メリットが得られますし、例えば将来的にバリアフリー住宅にリフォームする必要が出てきたりしたときにも楽に対応できたりもします。
耐震性を考えた場合にも、2階建てよりは平屋のほうが倒壊しづらい傾向がありますので、この部分も、地震大国日本としては大きなメリットの1つに挙げることが出来そうです。
2階建てと平屋×2棟で同じ床面積を確保しようとした場合、当然2階建ての方がコスト的に安く上がるのは確かですけれど、建て方を考えれば、コスト的にもそこそこ良い勝負ができる程度まで持ってくることもできると言いますしね。
何よりも、平屋の家の周りの風景って、建物の圧迫感が無くて、空がすごそこにそのまま広がっている感じがして、独特の開放的な素晴らしさがあると思いません?
土地的な制約が許すなら、こんなお家、是非いつか建ててみたいかも。
5棟建てるのは流石にちょっと無理かな……。
( via arch daily )