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【繋がり合う場所】デスクのあるリビング・ダイニング



リビング・ダイニングにしっかり目のワークデスク的なモノが置いてあるのって、ちょっと良く無いですか?

当然、ダイニングテーブルは別にありまして、
んで、ソファなんかも有るんですが、それらと正三角形を成すかのように、ワークデスクも置いてあるわけです。
こういう、1つのスペースの中に目的の異なる色々な「場所」を混在させた空間を作るのって、複数の人間が密接に繋がり合いながら共に暮す「家族」という単位にとって大事なことなのでは無いかと。
例えば、リビング・ダイニングというのは家族皆で時間を共有するための場所なわけで、それに対してワークデスクというのは仕事や勉強をするための場所なわけで、この2つって相反するモノのように捉えられることも多いと思うんです。
確かに、仕事をするときにすぐ近くに家族がいたら集中出来無いような気がしますし、子供の勉強だって勉強部屋に篭って黙々とやった方が効率が良いような気もします。
なので、現実的には、大人は個室の書斎を求め、子供も個室の自分の部屋を求め、となっていってしまうのも当然といえば当然なのかも知れないんですが…。
単純に「仕事を片付ける」とか「試験のために何かを覚える」とか、そういった表面的な目的だけで考えたら、個室で黙々と作業をした方が効率は良いようにも思えますし。
でも、それって本当にそういうことだけで片付けてしまって良いのかな、と思う部分もあります。
せっかく家の中に家族皆が揃ってるのに、それぞれが別々の空間で別々のコトをしているというのは、正直言ってあまり理想的とは言えない気がするんですよね。
じゃ、どういう形が良いのかと聞かれてしまうと答えるのがなかなか難しいんですが、例えば、皆が同じ空間を共有していて、それぞれお互いが何をしているのかを認識した上で、相手のしていることを互いに尊重しあって過ごせるような、そういった関係を保てる空間があったら、それは結構良い感じなんじゃないかなと。
そういう中で、例えば子供は親の働く姿を見て何かを感じ取ったり、親は子供が勉強や趣味に取り組む姿を見て子供たちの成長を知ったり、時には互いに教え合ったりそこから何かを学び取ったりというコトが生まれるわけで、それこそが「家族で一緒に過ごす」というコトなんじゃ無いかな、とか思ったりするんですけど。
そういう「家族で一緒に過ごす」ことができる空間で何かしらの作業をすることが、本当に作業の効率を悪くしてしまうモノなのかどうかという点も、それほど単純な話じゃ無いような気もするんですよね。
ココらへんのバランスを上手く取れる空間が作れたら、それって素晴らしいことだと思うんですけどね。
つまり、例えば「別々のことをしている皆が一緒にいることで、それぞれの作業効率が良くなってしまう空間」みたいな…。
僕のウチも子供たちが独立するまでにはまだまだ相当長い時間が掛かる見込みですので、こういう話については今後も色々と継続的に考えたり実践したりしていってみたいと思います。
( via HomeDSGN )

【直角以外の選択肢】空間の広がりとコミュニケーション



このワークスペース、ちょっと不思議な感じしません?

天井や床に注目して写真を見ていただくとスグにお分かりになるかも知れませんが、このフロア、実は長方形じゃ無いんです(そんなトコロに注目しなくてもお分かりになったかもしれませんが…)。
ワークスペースの形が四角形じゃなくて三角形になっていて、微妙な包まれ感があったりしてちょっと面白いかなと。
右手の棚とかにも簡単に手が届いて便利そうですね。
リビング側から見ると、ワークスペースとの間の壁は平行の普通の壁なので特に面白さは無いんですが、コレの応用形で、普通の正方形の部屋の中に角度をつけたパーティションとかを設置してみたりしたら意外と面白いかも。
例えばソファに座ったときに正対する位置に壁が無いわけで、空間的な広がりを感じられたり、かなり面白い雰囲気を作れそうな気がします。
ワークスペースの後ろ側からの景色にも面白さが出てます。
後ろ半身の構えなわけです。
「真後ろ」だと何となく疎外している感もあってちょっと感じが悪いですし、「真横」だと関係が近くなり過ぎてしまいそうな気もしますが、このくらいの角度というのはちょっと良い感じかも。
正直ずっと真後ろから見ていられたら、とてもじゃ無いですが落ち着いて作業ができなさそうですしね。
距離を変えなくても角度を変えることで色々と距離感が調節できそうですし、組み合わせ方によっては効率的にスペースを使うことにも繋げられるかも知れません。
直角以外の選択肢、もしかして結構アリかも。
( via Home Adore )