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自宅の自転車置き場−IKEAのStolmenラック



先日、自転車置き場の話の中で、IKEAのStolmenというラックシステムを使用した自転車置き場を紹介したんですが、この度、妻がPanasonic社製ギュット・ミニという3人乗り(!)電動自転車
ピクチャ 1.png
を導入しまして、必要に迫られて自分の家にもStolmenを使った自転車ラックを導入してみたので、ちょっとご報告しておきます。

うちの自転車事情は、といいますと、元々は僕のマウンテンバイク1台だけだったんですが、そこに長男の補助輪付き自転車(合計で1.5台)、長男のペダル無し自転車(合計で2台)と順々に増えて行き、この度、妻用の3人乗り電動自転車(1.5台分位のスペースを取る)が追加になり、合計3.5台分位のスペースが必要となって、めでたく自転車置場がパンクいたしました。
で、とりあえず自転車ラックを作って何とかしよう、と考えたんですが、そもそも3人乗り電動自転車なんてものは、ラックに積もうにも重くて持ち上がらないので(32kgあります)、僕のマウンテンバイクと長男の自転車類を載せる、という前提で作ってみました。
【必要なもの】
 IKEAで購入 
・Stolmen支柱×1=4,000円 
・Stolmen吊下器具ホルダ(4ピースセット)×1=800円 
・Stolmen用フック金具200円×4=800円 
ホームセンタで購入 
・エポキシパテ 500円位 
上記合計で6,000円位です。 
 【作り方】
 (1)Stolmenの支柱を立てる。紐に重りなどをつけて、しっかりと垂直に立てましょう。また、自転車を実際に載せたときに、元々デッドスペースとなっているような場所をなるべく有効活用することを意識して場所を決めるといいと思います。
 (2)フック金具を取り付ける。大人用の自転車は結構重たいので、フックに本当にぶら下げるのではなく、「フックに引っ掛けてバランスを取る」ことを考えて金具の位置を決めると良いと思います。

(3)実際にラックに自転車を載せてみて、問題が無ければ、Stolmenの上部と下部の周りをエポキシパテで固定する。ネジや釘が使えるならばそっちの方が良いかも知れませんが、家の躯体に対して取り付ける場合、ネジ穴が開けられない(硬い、穴を開けたく無い、等)ということもあると思います。そういったときは、エポキシパテが便利です。固まればめちゃめちゃ硬くなりますので、これでStolmen支柱の周り3、4箇所を固定しておけば、万が一支柱がぐらついてきても倒れることが無いわけです。
(支柱上部の周囲3,4箇所を、エポキシパテで固めてあります)
写真ではちょっとわかりづらいかも知れませんが、僕のマウンテンバイクは、「ラックの金具にぶら下がっている」のではなく、「ラックの金具を支えにして、垂直に立った状態でバランスを取っている」だけです。
ママチャリとかだとどうだか良くわかりませんが、普通、自転車というのは垂直に立てた状態でも結構バランスを保てるような重心設計になっているのではないか、と思います(僕の思い込みかも知れませんが・・・)。
なので、その状態で、フロントフォークなりを軽く支えてあげるような場所にフックを取り付ければ、Stolmenの支柱側にはほとんど負荷をかけずに、驚く程安定した状態でフックに引っ掛けることが出来ると思います。





実際の自転車収納効率の向上具合ですが

・自転車を垂直に立てることで、置き場の奥行きは1/2以下になる。

・横幅は基本変わらず。ただし、自転車を立てることで、最も横幅を取るハンドル部分が高い(又は低い)箇所にくるので、横に普通に自転車を停める場合は置き易くなる。

・子供用自転車は、縦に2台積めるので、奥行き1/2×更に1/2=1/4位。

という感じです。




上記の計算をうちの自転車事情に当てはめてみると、


(従来)

・3人乗り電動自転車=1.5台

・大人用マウンテンバイク=1台

・子供用(0.5台+0.5台)=1台

 合計3.5台分のスペースが必要



(自転車ラック導入後)

・3人乗り電動自転車=1.5台

・大人用マウンテンバイク1台×1/2=1/2台。

・子供用(0.5台+0.5台)×1/4=1/4台

 合計2.25台分のスペースまで縮小



Stolmen支柱1本で、自転車1台分以上のスペースは作り出せたみたいで、とりあえずは何とかなりそうです(実際には3人乗り自転車が占有する1.5台分のスペースは元と変わっていないので、大人用の29erマウンテンバイクと子供用の自転車2台を、0.75台分の自転車置場スペースに収納できていることになります。子供用の自転車2台≒大人用の自転車1台と考えると、IKEAで買ってきた支柱を一本立てただけで、普通の自転車1台分以下のスペースに自転車2台を収納できる自転車ラックを作れたわけで、中々効率的な自転車置場が作れたのでは無いかと…)。




いつか子供たちも大きくなって、娘も自転車に乗るようなったら、もう一本支柱を立てなきゃならないかもしれませんが・・・。
それはまたその時考えたいと思います。

自転車置き場とIKEAのラックシステムStolmen



家を建ててから、あ、コレも必要だったな、と思ったのが、自転車置き場です。

©masatoshi_
自転車なんて、家の入り口に置いておけば良い訳で、何も家を建てる際にそこまで色々と考える必要は無いのかもしれません。
しかし、実際に家を建てて家族と暮らし、子供が生まれて、と、時を経るに従って、「やっぱり自転車置き場、しっかり考えておけば良かったな」と思う様になりました。
自転車一台の置き場スペースというのは、大体「長さ180cm×幅50cm」程度だと思います。自分1人の自転車だけならば、大したスペースではないのですが、例えば奥さんが子供を乗せて幼稚園に行ったり、買い物に行ったり、ということになると、そこにまずママチャリが1台追加になります。そこに更に、子供用の自転車が1台追加になり、2台追加になり、趣味のマウンテンバイクが欲しくなり、なんてことになると、いつの間にか、家の入り口脇には自転車が3台、4台と停められている状態になっても、全く不思議ではありません。
その自転車を置く為のスペースを簡単に考えてみると、例えば、大人用2台+子供用1台だとしても、長さ180cm×幅150cm=2.7?=1.6畳位のスペースが必要となる訳です。自転車がもっと増えれば、スペースはもっと必要になります。
そもそも自転車なんて、大抵の家では、家の入り口脇や塀の脇のデッドスペースに置いてある訳で、そこに上手く納まるのであれば、そのままでも良いのかもしれません。しかし実際には、家の入り口がごちゃごちゃしだして気分的にすっきりしなくなったり、雨ざらしのままなのが嫌だったり、少し良い自転車を買うと盗難が気になったり、と、やはり置き場が気になりだしてしまう、という人も少なく無いと思います。
自宅に自転車置き場を作る際の、最も簡単なアイディアとしては、ホームセンターで売っている様な「自転車置き場」を買って来て設置する事です。
このタイプの自転車置き場は、省スペースにはなりませんが、少なくとも雨ざらしの状態からは抜け出す事ができます。ホームセンターで1万円〜2万円位で買えると思います。
しかし、省スペース的なことや、見た目、デザインの問題も考えるのであれば、「自転車ラック」を作ってしまう、というのが一番の解決方法だと思います。
コレは以前に発見したものですが、IKEAのStolmenというラック(棚)のシステムを流用して作った、カスタムの自転車ラックです。(IKEA Hackersという、IKEAの商品を改造して色々なものをカスタムメイドしたものを紹介しているサイトでみつけたものです。)
©IKEA Hackers
このIKEAのStolmen、僕も自宅で使用していますが、安価な割には、造りがしっかりしています。ウチでは本などの重量物を載せる棚として使用していますが、全く不安無く使用できています。しかも、(これは個人的な好みですが)値段の割にはデザイン的にもすっきりしていて、中々良いのではないかと思います。
Stolmenを使った自転車ラックでは、こんなのもありました。これは前輪を上に引っ掛けてぶら下げる様になっているタイプです。
©PerambulatoryMigration
Stolmenで、こんな感じの棚も作れます。(コレが本来の使い方です。)
©Mikelo
Stolmenシステムの部品は、支柱が4,000円、ブラケット金具が2個セットで800円、自転車4台分で金具2セットとして、それにホームセンタで買うアルミパイプなどの部材費まで含めても、一万円でお釣りがくる位の費用で自転車ラックが作れてしまいます。
雨ざらしが気になる方は、ホームセンタでポリカーボネード製の波板でも買って来て、一番上の方に取り付ければOKだと思います。
IKEAのラックシステムには、Broderというラックシステムもあります。
こちらはStolmenよりも「部材」感のある支柱で、ロイヤルなどのチャンネルサポート金具に似た見た目です。
©IKEA Hackers
BroderはStolmenと違い、支柱と足の部品が別売りなので、支柱1,590円+足1,500円位+金具2個セット490円×2+ホームセンタの部材費、という感じですが、こちらも一万円で十分お釣りが来る程度で、自転車ラックが作成できます。
IKEAのラックシステムで省スペースな自転車ラックを作って、家族みんなで自転車に乗って出かける様な生活を送れば、エコで健康で、日々の生活がより楽しくなるかも知れませんよ。
(その後、Stolmenを使って自宅にシンプルな自転車ラックを作ってみました。興味の有る方は、そちらも覗いてみてください。)