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庭にキッチンと暖炉のある家



こんなお家、素敵だと思います。

場所はロサンゼルスです。
なんと、お庭にフルサイズのキッチンと大きなダイニングテーブルがあり、暖炉まであるんです。
 
暖炉が出て来ましたので、一応、色々な暖炉ご紹介シリーズの第二十二弾、ということにもさせていただきたいと思います。
天気の良い休日は、庭でのんびりとお昼ご飯を食べて、後片付けも庭のキッチンで。
その後は大きな庇のあるベランダの下で家族みんなで再びのんびりと。

The Post War House by Walter Wurdeman and Welton Becket,暖炉,キッチン
 

夕方になったら暖炉に火を入れて、炎を眺めながら夕ご飯を食べて、という感じで、ずっとお庭で過ごせそうですね。
カリフォルニアは雨も少ないですから、この庭の設備、フルで活用できてしまいそうです。
実はこの家、Walter Wurdeman and Welton Becketという建築家ユニットが1946年にカリフォルニアに建てたThe Post War House、戦後の家(訳は僕の訳なので、ホントは別の日本語名称があるのかも知れません)、という建物なんです。
戦争が終わって、これからはこんなお家に住んで楽しい未来に向かいましょうよ、という感じだったんでしょうか(すいません、もっと深いテーマがあったのかもしれないんですが、何せ素人なもので・・・)。
何にせよ、今から60年以上も前に「こんな素敵な家をつくりましょう」と言っていたアメリカという国はスゴイと思いますし、そこに戦いを挑み、破れ、再びここまでの復興を遂げた日本という国も改めて相当スゴイ国だな、と本筋に関係の無い余計なことまで考えてしまいました。
Photo ©MidCentArc

天窓のある独立したキッチン



最近、ダイニングとつながった空間に対面式のカウンターを配したタイプのキッチンをよく見る気がしますが、こういったクローズドな(というか、従来的な)、独立したスペースのキッチン、というのも魅力的だと思います。

こちらがキッチンのスペースです。
奥に天窓があることで、独立したクローズドなエリアながらも、開放感のある空間になっています。
こちらがダイニングエリアになります。
ダイニングとキッチンが一続きの空間になっていると、料理を出したり食器を片付けたり、という作業はし易くなります。
しかし一方で、キッチンという「作業スペース」がそのままダイニングとつながっていることで、「片付け前の調理器具や食器類がダイニングから視界に入ってくることが嫌」と感じる方がいるのも確かです。日本でも昔は台所は食卓とは別のスペースになっているのが普通でしたし。
また、ダイニングとキッチンを一つの空間として確保することが、建物の構造やレイアウト上の制約とぶつかってしまうこともあります。
そういった色々なことを考えてみると、キッチンはキッチン、ダイニングはダイニングとして、それぞれを別個の空間にしてしまう、という従来ながらのレイアウトも、相応のメリットがある訳です。
独立したキッチン、奥に天窓。このキッチン、中々良いキッチンだと思います。
Photo ©rogue-designs