このダイニング・キッチンの雰囲気、良いですね〜。
キッチンがあまりオープンすぎると、音や匂いがそのままリビング・ダイニング側に流れていってしまったり、汚れ物が流しに置いてあるのが丸見えになってしまったりと、人によっては色々と気になってしまうこともあったりしますよね。
昔ながらの独立型キッチンや対面型キッチンであれば、レイアウトに応じてある程度のクローズドなスペースが確保できるわけですけれど、当然のことながら、こういったオープンで開放的な雰囲気は損なわれてしまうわけで。
その点このキッチンは、ほぼ正方形に近いスペースの一辺をキッチンに割り当てていますから、スペースの利用効率も使い勝手も良さそうですし、キッチン-ダイニング間の動線的にも、これ以上ないくらいに便利な位置関係になってくれてます。
しかもこのキッチン、実は右側の奥にはこんなスペースがあったりしまして、この上なくオープンなキッチンのクセに、しっかりとクローズドなスペースまで確保されてしまっているという……。
この程度の広さでも、ちょっと奥まった感じになったスペースが確保できていると、ごっちゃになり勝ちなものは、なるべくこちらのエリアに持ってくるように予めレイアウトを考えておいたり、来客時にはこちらをメインの作業スペースにしたりと、色々と応用が効かせられそうです。
階段下のエリアに、流しやコンセント、換気扇なんかを準備しておくと、更に使い勝手が良くなってくれそうですよね。
完全にオープンなダイニング・キッチンと、ちょっとしたクローズドなスペースの組み合わせ。このレイアウト、結構使えそうな気がします。
( via WHITINGARCHITECTS )
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【動線と採光】キッチンとダイニングをつなぐ室内窓
こちらのキッチン、ちょっと良い感じじゃ無いですか?
ダイニングとキッチンは元々は完全に独立した別々の部屋になっていたんですが、リフォームをする際に2つのエリアの間の壁の上部を一部抜いて、上記の写真のような大きな室内窓を作ったんだそうで。
この窓のお陰で、キッチン自体は適度に隠されたクローズドな空間として保たれつつ、ダイニング側から差し込む明るい光がキッチンエリアまでしっかりと届くようになって、キッチンの雰囲気がものすごく明るく開放的になってくれてますよね。
ペニンシュラ型キッチンのようにダイニングとキッチンの間がダイレクトにつながった作りになっているので、料理を出したり食後の食器を下げたりするのも全てここから出来て、実際の動線としてもかなり効率的になってくれそうです。
しかもこの窓、ちゃんと閉じることも出来るようになってるんです。
これ、良いですね〜。
ガラス窓なので当然採光や開放感は保たれたままなワケですが、その上で、必要に応じて下部まで完全に閉じることで、キッチンの音や匂いなどをシャットダウンすることも出来るわけです。
リフォームというと、どうしても大掛かりに手を入れたりレイアウトを変更したりということをイメージしてしまうんですけれど、ほんの一箇所の壁に手を入れるだけでもこれだけのことができるわけで、こういうのを見させられてしまうと、まずは現在の状況をしっかりと把握すること、そこからイメージを膨らませて、どこにどう手をいれることが出来るのかを検討してすることって本当に大切なんだと改めて感じさせられます。
( via degoma )