内装や雰囲気」カテゴリーアーカイブ

浴室にそそり立つシャワータワー



こんなお風呂があるおウチに住んでみたいもんですな…。

この石造りのお風呂の雰囲気が素晴らしいのはともかくとして、それ以外にちょっと面白いなと思ったのが、シャワーの部分です。
シャワーヘッドが、壁でも天井でもなく、床から唐突に突き出た「塔」に取り付けて有りますね。
お風呂屋さんとか大きな施設の浴場のシャワーブースなんかでこういう作りをしているシャワーをたまに見かけることがありますが、コレって結構面白いアイディアなのでは無いかと。
個人宅のお風呂場なんかだと特にそういう傾向があると思うんですが、お風呂場のレイアウトって結構キチキチになりがちで、シャワーヘッドとバスタブの位置を考えていくと、それだけで全部が決まってしまうということも珍しくないと思うんです。
「バスタブはこの向きで収めるのがベストだから、そうすると、場所はココ」「そうすると、シャワーヘッドはこの壁かこの壁にしか付けられないけれど、入り口の位置を考えるとココで決まり」
大抵はこんな感じか、又は、「シャワーヘッドの場所が先に決まって」「そうするとバスタブは…」というパターンかのいずれかという感じでしょう。
逆の言い方をすれば、シャワーヘッドとバスタブの位置というのは、「思った以上に自由に決められない」ということなわけで。
水道管の配線とかの問題もありますので、当然と言えば当然なんですが、このお風呂のように、「床から」という選択肢が頭のどこかに入っていると、パターンにも、もう少し色々なバリエーションが持たせられるんでは無いかなと。
ユニットバスのようなスペースに余裕のないお風呂場では難しいですけれど、例えば、浴室と脱衣所と洗面所を一つの部屋に収めてあるようなお風呂場だったら、結構実用的なものが作れそうな気がします。
浴室エリアとそれ以外のエリアの「ついたて」用途でこういった感じの塔や壁を立てて、「間仕切り」兼「シャワーエリア」的なものを作ってみたりすると、スペースも有効活用できて、且つ、使い易いお風呂場を作るのに一役買ってくれるかもしれません。
( via decoholic )

【大空間の区切り方】採光と通風と気密性とガラスの壁



例えば家を建てるときに、結構大きな30畳くらいの部屋が作れるスペースがあったとして、その空間をどう使うかというのは、なかなか難しい問題です。

一つの空間として使えば、開放感のある、「大空間なりの素晴らしさ」のあるお部屋を作ることもできると思います。
でも、非常に現実的なことを言わせてもらえば、大空間な分、当然冷暖房の効率は良くなかったりもします。
光熱費がかさむこともさることながら、「夏はなかなか涼しくならず」「冬はいつまで経ってもどこかスースーする気が(実際に住んでみると、コレが結構効きますね…)」というあたりで、若干の後悔をしてしまうことも珍しくは無いのでは無いかと。
当然複数の部屋に分けたときと比べれば柱や壁も少なくなりますから、木造建築であれば、建物の強度、耐震性的な面でも多少の考慮が必要になるのも事実です。
だからといって、せっかくの大空間を細々と区切ってしまうというのも、ちょっともったいない気がしますよね。
冷暖房のことまで考えるならば、当然壁できっちりと区切ることになるわけで、大空間の開放感は得られないですし、場所によっては採光とかも悪くなりますしね…。
あ、でも、良い感じに上手に区切っていければ、包まれ感のある小さなエリアが沢山できて、それはそれで良いんですけどね。
で、本題です。
ある大きめの空間の使い方として、一塊に使うか区切って使うかという選択肢に加えて、こういうアイディアもあるんだなと。
こうしておけば、雰囲気的にはガラスの向こうのリビングエリアとほとんど一体な感じで、視線も抜けてますし採光もバッチリですが、部屋としてはしっかりと区切って使うことも出来るわけです。
ガラス窓のサイズを思い切って大きく/小さく変えてみたり、カーテンやブラインドなんかと組み合わせて使ったら、コレをベースにかなり幅広い応用パターンや新しいアイディアを生み出せそうかなと。
もしかすると、空間の仕切りとして全開放型のスライドガラスドアとかを入れてみても面白いかも知れませんね(単なる思いつきですので…。聞き流して頂いて結構です)。