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街角を眺められるテラスのダイニング



前回に引き続きまして、またまたテラスのダイニングご紹介です。

今回は、テラスからどんな景色が見られたら気分が良いだろうか、という視点で。
あくまで僕の主観ですので、「ちょっと違うんでない?」とお感じになった際には適当に読み飛ばしていただければと思います。
こちら、街角を眺められるテラスのダイニングでございます。
こういうの、好きです。
眺めが良いというと、発想が貧困な僕などは思わず、「夜景」だとか「自然」だとかを連想してしまいますが、こういった街の風景というのも中々良いものだと思います。
自分の住む街が、どの時間にはどんな風な人々が行き交っているのか、どんな車がどのくらい通っているのか。
休日などにそんな風景をのんびりと眺めるのも、中々気分がいいのではないかな、と。
都心部の住宅であれば、大きな交差点に面した住宅やマンションというのも結構多いと思います。
夜になっても車が通ってうるさい、だとか、子供を育てるための住環境として云々、など、気になることは色々あるかもしれませんが、そういったところにはそこなりの良さがあるのではないかな、と。
ついでにいうと、この写真のテラスのように、道路が視界に対して垂直に延びて視界が開けているのはかなり好きですね(これも個人的な好みの一つです)。
( via  alvhemmakler.se  )

眺めの良いテラスのダイニング



北欧スウェーデンのalvhemmakler.seというサイトをチェックしていて、かなり感じの良いテラスをいくつも発見してしまったので、ここから先、何件か連続してテラスやバルコニーの紹介をしていってみたいと思います。

今回まずはこちら、眺めの良いテラスのダイニングです。
何の変哲もない普通のテラスですが、ともかく眺めが良いですね。
小さなテーブルと椅子を出して、2〜3人位で朝食を食べられそうなスペースを作っています。
よくみると、周りのマンションも、さして新しくも無いごく普通のマンションですが、どこの部屋にもテラスやバルコニーがあって、どの家庭でも、必ずといっていいほどにテーブルや椅子を表に出してます。
実際のところは僕は良くわからないんですが、これは北欧という土地柄が大きく影響しているのかな、と。
スウェーデンはかなりの高緯度に位置しますので、夏は日がものすごく長く、逆に冬は日がものすごく短いです。
具体的にいえば、ストックホルムでは、日がもっとも長い夏至近辺は、朝3時4時には日が昇り、夜は22時過ぎにやっと日没、という感じで、日照時間は実に18時間にもなるそうです。逆にもっとも短い冬至近辺は、朝9時ころに日が昇り、15時前には日が沈んでしまうという感じで、日照時間はわずか6時間なんだそうです。
日本の文化にも、春夏秋冬で遷りゆく気候を、いかに受け入れ、いかに楽しむか、という視点があると思いますが、スウェーデンの文化には、1年の間でこれほどの変化をする「日照時間」というものをいかに楽しみ享受するか、という視点があるように思います。
日の長い夏は、一日中降り注ぐ太陽の光を存分に楽しむために。
日の短い冬は、そのわずかな太陽の光を楽しむために。
ということなのかな、と。
そして、夏と冬、冬と夏の間に、どんどんと短くなり、どんどんと長くなる日照時間の変化を生活の中で感じ取って生きているのかな、と思いました。
そもそもが寒いエリアの国ですので、太陽の光というものをとても重要な恵みと感じているのかもしれません。
日本はスウェーデンほど極端な日照時間の変化があるわけではありませんが、同じように日本の四季をしっかりと感じ取れるような家を建てることが出来たら、それは幸せなことだと思います。
( via  alvhemmakler.se  )