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ライトアップされるニッチの棚



こちらのニッチの棚、某チェーン系カフェの店内の内装なんですが、ライトを埋め込んでライトアップできるようになっているところが中々雰囲気が良いなと思ったので、ご紹介させて頂きます。

縦に2つ並んだニッチの棚に、それぞれのニッチの上にダウンライトの照明が埋め込んであって、ニッチの棚に飾ったオブジェがライトアップできるようになっています。
カフェの店内だと、室内の明るさがいつも一定ですので、それほど面白さが伝わらないかもしれませんが、一般の住宅の内装にコレを作ったら結構面白いと思います。
家の中というのは、時間帯によって、明るさも雰囲気もかなり変わってくるわけで、昼の時間帯と夜の時間帯、室内の他のライトをつけているか消しているか、という状態の変化によって、同じようにライトアップされていても、見え方、感じ方がかなり変わって面白いのでは無いかと。
実際には室内は同じ明るさなんですが、カメラのフォーカスを変えて、光の感じが変わったように写真を撮ってみました。
光の感じが違うだけで、ニッチの雰囲気自体も随分変わると思います。
ニッチの中に設置された照明の明るさは変わらないんですが、周りの明るさ、光の感じの変化によって、相対的にニッチ内部のライトの感じが変わるわけです。
実は、僕のウチも、ニッチにライトを埋め込んであるんですが・・・。
「どんなライトにするか、オイオイ考えるかな」と思っていたら、結局そのまんまという・・・。
家を建てて、早○年が経過しております・・・。
こういうものは、作るならちゃんと家を建てる段階で最後まで決めて、作り切ってしまいましょう。

Bespokeの作り付けの棚



こちらの作り付けの棚、シンプルながらもとてもいい雰囲気だな、と思ったのでちょっとご紹介をさせていただきます。

こちら、イギリスのBespokeという、作り付けの棚を取り扱っている会社の製品なんですが、この会社がものすごく特徴的なのが、棚に特化していて、しかも、素材、色、大きさ、形状など、様々な点について自由にカスタムオーダーできる、という、面白いサービスを提供している、という点です。
こちらのサイトを見てみると、オーソドックスな組み立て式の棚から、壁面に作りつける棚、壁と壁の間に作りつけるタイプの棚など、様々なものをみることが出来ます(Webサイトには余り力を入れていないようで、サイトの作り自体は非常に非常にシンプルなんですが・・・)。
たとえば、壁と壁の間一面に作り付けの棚を作りたい、というようなことを考えた場合、多くの場合は、工務店さんに頼んで作るか、自分でやるならば、IKEAなどのシェルビングシステムでサイズの合うものを探してきたり、ホームセンタで棚板を買ってきて、自分で長さを合わせて切る、という様な方法で作ることになるわけですが、こちらのように、カスタマイズをしてくれると、「ウォールナットの無垢素材で、厚さをこのくらい、幅をこのくらい、角を丸く落として、壁への取り付けはこんな感じの金具で」といったイメージでオーダーできるわけです。
DIYで自分で作るのと同じイメージですが、その多くの部分をプロがやってくれる、という点が非常に魅力的だと思います。
この写真の棚にしても、デザイン的にかなりいい感じに仕上がっているにも関わらず、作りとしては非常にシンプルです。
壁に縦の支え板を打ち付けて、そこにブラケットの役割を果たす木を斜めに渡して、その上に棚板を固定しただけ、という。
非常にシンプルですが、棚としての機能、性能を満たす必要最小限の部位と、その使い方がわかっているからこそ、こういったシンプルなものが作れるわけで、ここら辺が専門家の仕事の良いところかな、と思いますね。
こういったものを見ると、棚ってとても簡単に作れるんだな、と思ってしまいます。
日本でもこういったサービスを提供している棚屋さんが出てきて欲しいものです(僕が知らないだけで、既に沢山あるのかも知れませんけれど)。
Photo ©Thomas Forsyth