このディスプレイ棚、ちょっと面白い感じで好きですね。
ぱっと見だとわからないかも知れないですが、この棚、中国の古いアンティークのビスケット缶を支柱に使って作ってあるんです。
缶を重ねてそこに棚板を乗せて棚にしてあるんですが、単に板を乗せただけではなく、しっかりと固定してあるので、簡単に崩れたりはしないようになっています。
僕は、棚といえば収納効率の良い巨大な作り付け棚が好きなんですが、こういう棚も遊び心があっていいですよね。
自分で手作りするとしてもそれほど難しく無いですし(このくらい巨大なサイズを、バランス良く安定感のある感じで作るのは、ちょっとノウハウ的なものが必要だろうとは思いますが)、何よりも全てを自由に自分で決められるのが良いです。
幅、高さ、段や支柱の間隔は当然のこととして、何を支柱にするかとか、どんな棚板を使うかとか、そういったことまで自分で考えて作れるわけで、そういうのが好きな人には楽しい工作の時間という感じになると思います。
作ったのはスイス出身のJonasさんという家具デザイナーさんでして、他にもこんな感じの時計とか、ビスケット缶関連の作品を色々と作ってます。
Jonasさんの写真を色々見ていてふと気がついたんですが、この方、以前に紹介した「イカす倉庫のリノベーション住宅」の方だったんです。
そのときはロケーションを気にしていなかったんで気が付かなかったんですが、あのリノベーション物件、香港に建っているんだそうで(Jonasさんの現在の活動拠点は香港です)。
お恥ずかしながら僕は香港には行ったことが無いんですが、こういうのを見ていると、相当面白いものが一杯あるだろうなと思わさせられますね。
是非近いウチに行ってみたいです。
( Photo © Jonas’ Design )