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テラスのリビング化計画 – 春夏秋のソファと冬のこたつ



最近季節が良くなってきたので、テラスにソファを出してみたりなんかしてます。
実は、「ふと思いついてやってみた」、というわけではなく、お客さんが来るときにちょっとスペースが足りなかったのでテラスにソファを出してみただけなんですが、コレが思いの外良かったです。
ソファといえば一人掛けのソファが大好物な僕ですが、テラスに置くなら、横にもなれるような二人掛け、三人掛けのソファが良いですね。
一人掛けのソファだと、どうしてもお茶とか読書とかの「座って何かをする」という方に行きがちですが、サイズが大きなソファはどちらかというと「何もせずにダラダラする」という方に引っ張っていってくれる様な気がして(単なる僕の主観ですが)、テラスという場所に合っている気がします。
ちなみにこのソファ、別に全然高いソファとかではありません。
とある事情によりウチやってきてその後大活躍しております、ニッセンの数万円台のかなり前半のものでございます…。
ちょっと低めで、柔らかめで、安くって力が抜けた感じのソファ、中々良いです。
最高にリラックスして寛げます。
今まで、テラスにはIKEAで買った屋外家具のベンチを置いて結構悦に入っていたんですが、やはり、こういう低いソファを置くと全然違った雰囲気になって良いです(ベンチも引き続き置いてありますけど)。
ベンチを置くと屋外ダイニング風なわけで、それはそれで良かったんですけれど、ソファを置くと屋外リビングになってくれるわけです。
でも、このソファ、残念ながら防水じゃないんです。
なので、次に雨が降るまでのホンの短いお楽しみで片付けなければいけません。
でも、今回ソファをテラスに出してみて、ホントに良い感じだったので、いつかは屋外用のソファを探してみたいと思います。
今のこのソファの下にすのこを引いて、タープとかで雨よけをする、というやり方もあるかもしれないんですが、大雨とかだと結局濡れてしまうだろうし、やはり現実的では無いかなと。
ワイヤー製のボディに必要なときだけクッションを乗せて使うようなタイプの屋外用ソファで良いのがあるといいんですけれど、そういったタイプだと、この低さ、このグニャグニャ感のあるものが中々無いかもしれないです。
と思ってネット上を漁っていたら、ちょっと良さ気な奴を発見したのでご紹介しておきます。
いずれもイタリアのPIERATONIO BONACINAというところのもので、製品名まではちょっと良くわからなかったんですが、結構面白そうなソファが沢山ありましたので興味がある方は覗いてみてください。
ちょっとデイベッド風な感じが良いですね。
ここまで大きいと、置くスペースが無いですけど…。
この位コンパクトなら置けると思います。
こういったタイプのソファは、outdoor-modular-seating-sofaと言うらしいです。
屋外向けの組み立て式ソファという様な意味なんでしょうか。
でも、何にせよお高いんでしょうねぇ…。
春と秋は休日の昼間に楽しんで、夏は昼間は暑いですから夜ですかね。
冬はちょっと諦めるしかないでしょうか…。
カフェとかにある様な、テラス用のストーブとかを置いてみる、という手もあるかもしれませんが、ちょっと大掛かりだし、自宅にそんなものまで設置するのは正直言って面倒くさいです。
いっそコタツでも置いてみたら面白いかもしれません。
冬はあまり雨も降らないですし、これは結構現実味がありそうな気がします。
冬に外で熱燗とか、かなり贅沢なのでは無いかと。
そうするとソファは必要無くなっちゃいますけど…。
この季節、まだ夜は少し肌寒いですけど、これからもっと暖かくなって夏になったら、夜も楽しんでみたいと思います。
虫の声を聴きながら、低いソファに身をまかせて飲むお酒、最高だと思います。
都会の夜空も良いもんです。
思ったよりも結構星が見えるんですよね。
Photo #4-6©colorhome , others©juutakudesign

コンクリートのバスタブとシンク



コチラのバスルーム、かなり面白い感じです。

赤茶色の部分の素材はコンクリートだそうで、バスタブとシンクと、その間をつなぐ棚を一体形成してあります。バスタブの側面に空いている穴はタオル用のストレージだそうです。
石とかコンクリートのバスタブというのは一般の家庭ではあまり見かけないと思いますけれど、温泉とかに行くとありますね。
北関東某所に戦時中父が疎開していた家があって、今でもたまに行くことがあるんですが、そこのお風呂も石造りで、どっしりとした石がしっかりと温まった感触が結構良い感じだったのを思い出しました。
実は僕、このバスタブとシンクと棚の組み合わせの中で一番面白いと思ったのは、この棚の部分なんです。
この棚を作れたセンスはスゴイなと。
この棚があるお陰で、バスタブとシンクが一体化して、この面白い感じになったわけです。
棚を作ってバスタブとシンクをつなげたのは絶対に正解だと思いますね。
しかもその棚の下にトイレが埋め込まれている、という。
トイレの後ろですから、そもそもデッドスペースなわけで、そこを棚として有効活用できてますし、見た目的にも面白いですし、でも正直言えば、それがなんだという…。
バスタブとシンクと棚を別々に作った方が絶対に楽なわけで、そこを敢えてつなげて、それをコンクリートで一体に成形してしまおう、と考えたことがすごいなと思うわけです。
こういうのを見ると、新しいものを作ってみようとするデザイナーって偉いなと思いますね。
タオル用のストレージはちょっと使いづらそうではありますが…。
Photo ©Jeremy Levine Design