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【アースカラーの均衡とアクセント】緑と茶のダイニング



このダイニング、色のバランスが絶妙かなと思ったのでちょっとご紹介を。

コチラ、フィラデルフィアにあるTalula’s Gardenというレストランの中の写真なんですが、植物のくすみがかった自然な緑の感じや、懐古的な田舎の風景を感じさせられるような落ち着いたトーンの木製家具、その他配されたアースカラーの種々のパーツ類の織りなすバランスが素晴らしいかなと。
ダイニングテーブルの上に垂れ下がる赤銅色のランプシェードが、周囲の雰囲気と完全にマッチしているのに、その中でもちゃんと存在感を放っていて良い感じですよね。
で、最初は単にそう思って見てたんですが、じっくり見ていくと、このランプシェード、別の色にしても大丈夫そうな感じが。
例えばオフホワイトとかベージュとかの同じアースカラー系の色に置き換えても良さそうな感じですし、全く別の、例えば純色の黄色とかを持ってきてもソレはソレで面白そうな気がしません?
しっかりとした存在感があるのに、まったく別のトーンに置き換えても大丈夫というのは、このランプシェードがどうこうというよりは、何よりも全体としてのバランスの良さのおかげなのかなと。
屋外のテラス席もこんな感じになってまして、バランスバッチリという感じなんですが、
いきなり赤とか青の椅子を置いちゃっても、大丈夫どころかかなりオモシロくて良い感じになってくれたりします。
一般家庭のインテリアだと必須の家具とか色々雑多なものも入ってくるので、こんな風にきっちりまとめていくというのは結構難しかったりするとは思いますけれど、全体のトーンを意識しておくという意味では参考になるかなと。
別にココまでできなくても、ベースをある程度しっかりとまとめておければ、ちょっとした小物とかで色々と遊べるようになって面白そうですよね。

【予定調和的均衡】暖かみのあるクールなキッチン



このダイニングキッチンの雰囲気、好きですね。

ものスゴく落ち着く雰囲気なのに冷た過ぎない感じで、素晴らしいと思います。
何というか、ベースはまず「モノトーン」「無機質」「金属」「鉱物」「クール」という「静」な感じでしっかりとまとめてあって、ソコにポイントポイントである暖かみのある無垢の木の素材を持ってきているんですけれど、全体として予定調和と言っても良いくらいに絶妙なバランスを保てている感じがします。
クリアガラスのランプシェードと木のカウンターの素材感が、それぞれちょうど良い感じで釣り合ってるんですかね。
このバランス感覚、キッチンのみならず、家全体のインテリアの参考にしたいかなと。