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【開放したり隠したり】スライドドアの向こうのキッチン



なるほど、キッチンエリアをこうやって仕切るのはアリかもしれませんね。

ファイバーグラスのスライドドアの向こうのキッチン

 

うちの自宅、リビング・ダイニング・キッチンのエリア内にほとんど内壁がなくて、だだっ広い(いや、実は別に大して広くもない)一体の空間になってるんです。

で、家を建てるときに、嫁さんから、「壁や仕切りがないので、キッチンをスライドドアで隠せるようにしておいたら良いかも」というコメントが出まして、お陰でうちのキッチンは、脇にあるウォークインクローゼットからガラガラ~とスライドドアを引っ張ってきて、すっぽりとドアの向こうに隠せるようになってます。

でも、そのドア使ってないですね…。

家族で暮らしていれば、1日3食+α、キッチンでは常に何かの作業が行われてますし、来客時とかだってキッチンは必ず使います。だから、キッチンそのものだけが隠せても、正直あまり便利じゃ無いんですよね。

その点、こんな風になっていると、それなりに使えるのかなと。

ファイバーグラスのスライドドアの向こうのキッチン2

人が立つスペースの奥行きは60〜70cmくらいといったところでしょうか。

これだけしか奥行きが無かったら、完全に閉じた状態だと結構作業性も落ちるかもしれませんけれど、それでも人ひとりが立って作業をする程度であれば何とかなりそうです。

基本、いつもはドアを全て開放しておいて、「キッチンを見たくない/見せたくない」というニーズがあるときだけ、スライドドアで半分を閉じたり、場合によっては全部を閉じたり、というように、必要に応じてアレンジして使えば良いのかなと。

 

ドアが半透明のすりガラスになってるところも良いですね。

これが普通の化粧板だったりしたら、ダイニング側からの雰囲気も随分と変わってくると思いますし、何よりも、キッチンに立ったときに感じる圧迫感もかなりのものになりそうですから。

 

こちらのお宅、このキッチンの左隣も、似たような作りのワークスペースになってるんです。

スライドドアの向こうのワークスペース

こちらは竹製のスライドドア。3列のレールはキッチン側からワークスペース側までつながってまして、キッチン側のドアをこちらまで持ってきたり、逆に全てのドアをキッチン側に寄せたり、というレイアウトアレンジも出来るようになってます。

 

同じく、奥行きは60cm〜70cmくらいといったところでしょうか。

スライドドアの向こうのワークスペース2

ドアを閉めたら、椅子に座って回転出来ないかも…。

 

でも、キッチンもワークスペースもそうですけれど、「ドアを閉じても何とか中に居られるだけのスペース」を確保してあるお陰で、閉じたり開いたりのレイアウト選択の自由度が各段に上がってるのは間違いないですね。

「リビングダイニングに隣接するキッチンやワークスペースなんかの作業エリアを、必要に応じて仕切りったり隠したり出来るようにしておきたい」というニーズに対しては、なかなか良い折衷案的なアイディアなのでは無いかと。

ドアの素材の選択肢として、格子戸やポリカーボネート、パネルカーテンやすだれ的なものなど、光や空気を通すことを意識して色々と考えてみたりするのも面白そうな気がします。

( via dwell )

カナダのリノベーション住宅のシンプルな造作家具各種



こちらのダイニング、シンプルで収納力のありそうな木製の作り付け棚の感じがとても素敵だなと思いまして。

リビングの壁面の巨大造作収納棚

壁面にピタリと収まって、スペースを最大限に有効に活用してくれているのに、無駄に主張しすぎるようなこともなく。こういう棚、ホントに良いですよね〜。

 

こちらのお宅、カナダ最大の都市トロントに建つ築100年オーバーの商業ビルをリノベーションした物件なんだそうですが、内装と内部の各種造作家具が結構良い感じだったので、ちょっとご紹介させて頂きたいかなと。

 

こちらが、先ほどのリビングエリアと隣接するダイニングキッチン。

木製造作家具のダイニング・キッチン

 

リビングエリアとダイニングエリアの間は、ウッドデッキの中庭でつながってます。

ダイニング脇の中庭ウッドデッキ

造作の木製キッチンカウンターと壁面収納棚

キッチンのカウンターと壁の収納棚が良いですね〜。

機能的なシステムキッチンも悪く無いとは思うんですけれど、カウンタースペースや収納棚類で造作してもらうような部分があったら、水に強いチーク材あたりでこんな感じに作り付けてもらったりするのも素敵かなと。丁寧にメンテナンスしながら使っていったら、長く使い込んでいくうちに、どんどんと良い感じになっていってくれそうですよね。

 

こちらのキッチン、アイランド・キッチンカウンターがこれまた良い感じなんですよ。

造作の木製アイランドキッチンカウンター

こちらも同じく造作もの。

造作の木製アイランドキッチンカウンター2

石のことがまったく分からなくてお恥ずかしいんですが、シンクの部分はテラゾーとかの人造石の類ですかね。木製のボディに石のシンクのこの組み合わせ、気兼ねなくガシガシ使い込めちゃいそうです。

 

こちらはバスルームと洗面カウンター。

和テイストのあるカナダの洗面カウンターとバスルーム

 

大きな出窓のあるベッドルームも良い感じ。

和テイストのあるカナダのベッドルームの出窓

 

最初に写真を見たとき、どのエリアからも何となく和なテイストが感じられるような気がしたので、デザイナーさんが日本好きだったりするのかなと思ったんですが、カナダの伝統的な建物ってまさにこういう感じらしいんですよね。結構日本人の好みとマッチする部分があるのでは無いかなと。

何年後かに家をリフォームするときには、こんなイメージを参考に、是非とも色々と大工さん相談してみたいものです。

でも、あまり複雑なものをあれもこれもで造作してもらうと、思いのほかコストが掛かってびっくりするようなことになっちゃうかも…。シンプルなもの中心にポイントポイントで入れていけば大丈夫かな。

( via Architizer )