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ニッチなスペースのリビング



家を建てるときに、こういった発想があれば良かったな、と思ったものの一つに、「ニッチなスペースの活用」があります。

僕自身、家のレイアウトを考えるときに、どうしても「広い開放感のあるリビング」というものを考えてしまったのですが、リビングが「落ち着いてのんびり寛ぐための空間」だとすれば、必ずしも「広くて」「開放感がある」必要は無かったのかな、と。
こちらのリビング、とっても良い感じです。
幅は2m強くらいでしょうか、奥行きはよくわかりませんが4m位と見て、5畳位の広さというところでしょう。一人掛けのソファを横に2つ並べて、大人2人(+子供1,2人)位で寛ぐには十分なスペースです。
コンパクトな空間ならではの「包まれ感」があっていいです。コーヒーでも飲みながら、ゆっくり本を読んだり、のんびり昔の映画を見たりしてみたいです。
暖房でも冷房でも、空調の効きも良いと思いますし、そういった意味では、エコでもありますね。
正直なところ、「ニッチなスペース」を使ったのかどうかは解りませんが、コンパクトなスペースを、素晴らしく「落ち着いて寛げる」空間に仕上げていると思います。
もっともっと自由な発想で、幅広く色々なものを候補としてあげて選択する「柔軟さ」があったら、「家を建ててそこで暮らす」ということをもっと楽しめたと思います(今でも十分楽しんでますが)。
Photo ©PENTAKON 

ガテマラの暖炉、ニッチ付き



色々な暖炉ご紹介シリーズ、第4弾は、ガテマラの、ものすごくイカす暖炉です。

この暖炉、煙突まで含めてきっちりとトータルでデザインされてます。
誰が考えるとこんなにカッコいい暖炉をデザインできるんだろう、という位、カッコいいと思いますね。
こんな素晴らしい暖炉のある部屋で、ゆっくりと揺らめく炎を眺めながら過ごしてみたいものです。

このデザインセンスには完全に脱帽ものですが、暖炉を作る事自体は(恐らくですが)それほどむずかしくないだろうと思います。
耐熱レンガを円形に配置して、それを土や漆喰の類いで覆った上で、煙突まで含めてこの曲面のフォルムを作れば、この暖炉を「作る」ことはできると思います。
ともかく、なによりも、このアイディア、デザインを「造る」ことが何よりも大変だっただろうな、と。
暖炉の上にニッチ(というか棚というか)を配してあるのも秀逸だと思いますね。
これは暖炉に限らず、家を建てるときに、出窓やニッチ等、「ちょっとした可愛らしいもの」を自宅の内装に取り入れたい、という人にも、十分に参考になると思います。
暖炉の炎とニッチに置かれたキャンドルの炎の明かりが重なって、素晴らしい寛ぎの空間を造り出していると思います。
All Photos ©magnusfranklin