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【遊び心+努力の結晶】ライムグリーンの収納付きベンチ



そういえば、ウチのリビングには本当はこんな感じのデイベッドを置くはずだったんですよね…。

写真に写っているのはデイベッドでは無くて「収納付きベンチ」なんですが、とってもステキだと思いません?
見た瞬間にビビっと来て一発で気に入ってしまったんですが、これ、なんとIKEAものをDIYでカスタマイズして作ったんだそうで…。
IKEAのキッズルーム向け収納といえばTROFASTというシリーズが有名ですが、コレはTROFASTを使用したのではなく、EXPEDITという超定番のシェルフユニットを横に倒して使っているんだそうです。
EXPEDITのサイズが高さ185cm×幅44cm×奥行き39cmですので、それを倒すと、高さ44cm×幅185cm×奥行き39cmになります。
デイベッドとして使用するにはちょっと奥行きが足りないような気もしますが、リビングなんかの片隅に置くことを考えると、このくらい奥行きが小さいほうが、レイアウト的な自由度が高くて良い気がします。
幅も、元のサイズは185cmですけれど、コーナー部分が延長された形になるので、実際は185cm+44cmで229cm。十分大人が横になれる大きさです。
クッション部分とカゴはIKEAものではなくて、クッションはウレタンフォームを買ってきて、そこにお好みの布を貼り付けて自作、カゴも自分のイメージに合うものを色々と探して見つけてきたんだそうです。
カゴなんかはIKEAもので流用するなら、このKOMPLEMENTというのを使ってみても、また別の可愛らしさがある感じになって良いかも知れませんね。
冒頭の話に戻りますけど、自宅を建てる際に、リビングにこんな感じのデイベッドを置きたいと思ってたんですよ…。
でも、実際にはそこにはまさにIKEAのTROFASTという子供用の収納が置かれてるんです…。
子供が小さい間って、どうしても子供達だけで遊ばせておくのに不安があるじゃ無いですか。
で、結局妻の目が届くリビングで遊ばせることになってしまうので、いつの間にかリビングが子供部屋みたいになっちゃって、いつの間にか子供のおもちゃを収納するための棚を置くは羽目になっちゃって…。
そのときにもっともっと色々考えればよかったんだよなと、つくづく思いますね…。
この収納だったら、子供が少し大きくなっておもちゃを収納する必要が無くなっても、大人用の収納としてずっとリビングで使い続けることができそうですしね。
ちなみにこの方、相当なアイディアウーマンでして、こんな風に収納に額を取り付けて、絵でラベリングしてみたり、
敢えてシンプルな白いカゴを選んでおいて、こんな風にカラフルなラベリングをしたりとかしてるんです。
大切なのは「楽しむ心を持つこと」と「考える労力を惜しまないこと」なのかなと。

【効率的なスペース活用】階段エリアと空間の接続



この階段エリアの使い方は面白いですね。
下のリビングへと降りていく階段エリアをちょっと余裕がある感じにしておいて、左右のみならず正面の上部まで巨大な作り付け本棚にしちゃってます。
片隅にローテーブルなんかも置かれてて、ちょっとした「読書コーナー」っぽくなってるところも面白いですね。
コレはなかなか良いアイディアかなと。
例えばこの階段を、下のエリアに降りていくため「だけ」の階段として作ったら、このエリアに必要なスペースはこの半分くらいで収まったとは思います。
でも、そういう作りにしたらこのエリアは相当窮屈なスペースになりますし、当然脚立を置いておくスペースなんかもありません。
本棚を作ることはできるかもしれませんけれど、本を取る度にいちいちどこかから脚立を運んでこなければならないわけです。
そんな本棚、作ってもそのうち使わなくなっちゃうと思います。
敢えて余裕をもたせた階段エリアを作ることで、実用性の高い巨大な作り付けの本棚と読書コーナーまで手に入れてしまっているわけで、こういうのが本当の「効率的なスペースの使い方」なのかなと。
話はちょっと変わりますけど、高さの違う空間同士を階段で接続するのって良いですよね。
スキップフロアなんかもそうですけれど、空間同士を段差を介してつなぐと、それぞれの空間が独自の色を持っていながら、それでいてひとつづきの空間のような、良い感じのスペースのつながりが作れると思います。
そういう意味でも、単に階を移動するだけのための「最小の」階段にせずに、こんな感じの余裕を持った階段を作るというのは、色々と遊び心を発揮できるポイントが出来て面白いのでは無いかと。
コチラは全然別のトコロで発見した写真なんですけれど、「何となく上の写真と似てるな」と思って、試しに写真を重ねあわせてみたら、躯体とかフロアの位置関係とかがほとんど一致してました…。
それぞれの写真を撮った2人の方のイメージが一致していたというのも当然あるんだとは思いますけれど、そもそもの建物の作りが一致してないと、こうはならないわけで…。
このリビングから逆にテラスを眺めると、こんなです。
リビングとテラスをこの4段の段差でつなぐことで、リビングとテラスがちょうど良い感じの距離感/一体感を保てているのかなと。
もしももう一度家を建てることがあったら、そのときには、こんな感じの空間のつなげ方を真似してみたいものです…。
( Photo #1 via BilVil Architecture , #2-3 via design milk )