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【シックなベースと遊び心】グレーと白のミニマルなリビング



「ミニマル」とかいっちゃいましたが、良いのかな。

そりゃ、世の中にはもっともっとシンプルでコンパクトなリビングもあると思うんですけれど、敢えて「ミニマル≒最小限」というコトをよくよく考えてみた場合、このくらいのリビングこそが「ミニマル」なのかな、と。
やはり、ソファは最低でも3人くらいがゆったりと座れるサイズであって欲しいですよね。
ソファにそのくらいの余裕があると、家族3〜4人でリビングで一緒に過ごしていても十分に寛げますし、仮に同性の友人と並んで座っても気持ち悪くなったりもしません。
珍しく家族が皆出払っていて自分一人の時間が過ごせるときには、ソファにゴロリと横になったりもできますし。
メインのソファがそのくらい余裕があるサイズで、尚且つ、それとは別に座り心地の良い一人掛けのチェアかソファが一つあると良いですね。
家族皆で一緒の空間に居ても、一人だけちょっと違うことをして過ごしたいときもあるわけじゃ無いですか。
そういうとき、こういう一人掛けの椅子がL字の場所においてあると、「近からず遠からず」「一緒のようで別」「でも一緒」みたいな微妙な距離感で過ごすことができて良いです。
お客さんが来たときとかにも、相手と横に並ぶでも無く、向かい合うでもなく、90度の角度で相対したいときも結構多いと思います。
そういう意味では、この一人掛けのチェアはかなりポイントが高いかな、と。
大人2人+子供2人くらいの家族構成だったら、実際にはこのチェアが無くても全然問題無いんですけれど、でも、このチェアが一つ置かれているだけで、このリビングの有効活用レンジがグッと2.5倍くらいに拡がってくれていると思うんですよね。
というようなことを色々と考えてみると、複数人で暮らす家のリビングには「最低限」このくらいのスペースが必要なのかな、という、最初の話に戻るわけです。
幅4m×奥行き5m≒12畳といったところでしょうか。
決して広くは無いですけれど決して狭くも無い、ごくごく標準的なサイズのリビングですが、良い感じなのでは無いかと。
ちなみに、壁と床、ソファとチェアを、白とグレーでまとめ切っているところもなかなか良い感じかなと。
ベースをこのくらい頑張って上品で落ち着いた感じに仕上げてあると、アドオンで何を持ってきても上手く行く感じがします。
クッションにサーモンピンクみたいな色を入れてみるだけでも相当面白い感じになりますし、チェアのフレームの綺麗な明るいブラウンや、木製パレットを流用した独特な素材感のあるローテーブルなど、それぞれとも絶妙なコントラストを保ってくれていますよね。
次に自宅のリビングの壁を塗り替えるときは、このグレーの雰囲気を真似してみようかな。
( via the guardian )

【夢想はイメージ増幅の栄養】控え目な光が差し込む寛ぎの空間



これのドコが住宅なわけ?というツッコミが聞こえてきそうではありますが…。

非常に稀ではありましょうが、きっと世の中には、こんな感じのリビングを自宅内にお持ちの方もいらっしゃるとは思いますし。
ちなみにコチラはプーレイ・ベイ・リッツカールトンの一画でして、冒頭早々に自白しました通り、住宅ではありません。
が、こういう写真を見ながら色々と夢想に耽るのも、「良い感じなお家」につながるイメージを膨らませるきっかけになる部分もあるのかな、と。
差し込む光の感じなんかは、伝統的な日本家屋の、深い庇の下の縁側みたいなイメージに非常に近い感じがしますね。
「日当たり良好」みたいな雰囲気もそれはそれで好きですが、大きな屋根や庇、オーニングなんかの組み合わせで「日差しの差し込みを全体的に抑え目にしつつ、冬の低い角度からの光は取り入れる」みたいな作りを目指してみるのも悪く無いかな、とか。
この写真に縁側はありませんが、「リビングと庭の間にちょっとした縁側なんがかあったりしたら良いかも」みたいなことも連想させられる気がします。
別に屋根が無くても、シンプルな濡れ縁や落ち縁を作るだけでも、庭がよりリビングに近い空間になりそうかな、とか。
そうすると、庭にも色々と置いてみたくなったりしますね。
「中くらいの踏み石をいくつか入れたら、庭に出ていきやすくなるかな」とか、「石と言えば、緑もいいけど、庭石とかも雰囲気があって良いかな」とか。
灯籠とかも面白そうですね。
ただし、庭石って結構高いので(安いものでも最低数万円、数十万円とかは当たり前、という世界です)、迂闊に手を出すとトンデモ無いことになったりするので、くれぐれもご注意を…。
参考までに逆側の写真も乗せておきますが、ココ、実はリビングですら無く、単なるスパなんですけどね…。
暖かそうで良いですな…。