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寝室の作り付けの本棚



一見良くありそうな気もしますが、実際にはこんな本棚を見かけることは少ないのでは無いかと思います。

やはり使い辛そうだからですかね。
背が高い人ならば最下段位は届きそうですが、上の方に入れた本を取るためには梯子が必須でしょう。
何にせよ、ニッチの様に壁をくりぬいて、そこに本棚を作り付けてしまう、というアイディア自体は中々良いと思います。
本棚というかなりかさばる存在を省スペース化することに成功できています。
ベッドルームという場所を考えると、頻繁に取り出す本を入れておく本棚としてはあまり適していない気もしますが、普段はあまり使わない様な辞書、図鑑の類いとか、長期保存が必要な書類用の本棚、ということにすれば全然問題無さそうです。
で、最下段は寝室で読む小説や雑誌の類いを入れておくためのスペースにして。

本棚のサイズと収納容量目安



ちょうど良い感じの本棚の画像を発見したので、どの程度のサイズの本棚ならどの程度の本が収納できるものなのかを試算してみました。

参考にしたのは、以下2点の本棚です。
サイズは縦横ともに2m以上2.5m以下、というところでしょうか。大体の目安として、2.2m×2.2mサイズ、ということにしたいと思います。
すると、一辺45cm程度(枠部分含む)の正方形の棚スペースを5×5=25個確保できている計算です。
で、実際の本の収納容量ですが、1つの正方形棚あたり、大体こんな感じになると思います。
・全てムック雑誌(約1cm幅)を入れた場合
 :約40冊
・全てハードカバー書籍(約2.5cm幅)を入れた場合
 :約16冊
・全て文庫(約1.3cm幅)を入れた場合
 :約30冊×2段=約60冊
全部で正方形棚が25ブロックありますので、本棚全体では、この程度の計算になります。
・全てムック雑誌を入れた場合
 :約1,000冊
・全てハードカバー書籍を入れた場合
 :約400冊
・全て文庫を入れた場合
 :約1,500冊
例として、1段(5正方形ブロック)をムック、1.5段をハードカバー書籍、1.5段を文庫、残りの1段を書類、雑貨、その他ディスプレイや収納に割り当てたとすると、
・ムック雑誌:約200冊
・ハードカバー書籍:約120冊
・文庫:約450冊
・その他、書類、雑貨類収納エリアが5ブロック分
程度を収納できる本棚、という感じになります。
どうでしょう。多少の参考にはなりますでしょうか…。
本棚に限らず、収納は計画が何よりも大事だと思います。
本棚から溢れ出て周囲に置くハメになってしまったり、別の本棚を追加で増設する様なことになると、見た目も使い勝手も格段に悪くなってしまいます。
本棚を買ったり、家を建てる際に備え付けの本棚を作る場合には、現在の保有書籍数をある程度把握し、且つ、1年あたりどの程度本が増えて行くのか、10年でどの程度のボリュームになるのか、等を考慮して計画を立てるのが良いです。
あ、あと、可能であれば更にそこに2、3割の余裕率を持っておくと尚良いです。
程々にスペースに余裕があると、収納は更に使い易くなりますので…。
Photo#1 ©A.J. Kandy
Photo#2 ©Laurie | Liquid Paper