こちらのリビングの雰囲気、ちょっと良い感じじゃないですか?
壁面一杯の巨大な作り付け本棚も素敵ですけれど、何というか、隣のダイニングエリアとのコントラストが素晴らしいかなと。
落ち着いた雰囲気のリビング側から、本棚のゲートをくぐってダイニングエリアへと踏み込むと……。
そこには、この上なく明るく開放的なダイニングエリアが広がっているわけです。
このダイニング・キッチン、開放感あり過ぎです。
こんなところで毎朝家族揃って食事ができたら、エネルギー満タン状態で家の玄関を出ることが出来そうです。
周囲から降り注ぐ光を受け止め、その光の強さに応じて更に明るく自らが光を発するかのようなダイニング・キッチンと、四方から差し込む光を、必要にして十分なだけの明るさを残して吸収し、自らの姿は変えずにいつまでも同じ空間を保ち続けるかのようなリビング。
決してちぐはぐというわけでは無く、トーンとしての統一感は保ちつつも、エリア毎の明度を変えて組み合わせてあるという感じでしょうか。
自宅に居ながらにして、こんな素敵な2つの空間のギャップを毎日楽しめちゃうなんてサイコーですよね〜。
( via dezeen )
「作り付けの巨大本棚」タグアーカイブ
ガラスとスキップフロアで空間をつなげたリビング
こちら、ニュージーランド南島の北端、ピクトン湾に面して建つあるお宅のリビング・ダイニング・キッチンなんですが、作りがちょっと面白いかなということで。
柱や梁などの構造躯体以外の部分には極限までガラスを多用。開放感溢れる明るい空間が作り上げられてます。
リビングの向こう側には、屋内と一体化した屋外ダイニング的なベランダスペース。
リビングには暖炉。
そして、暖炉の裏側には、スキップフロア状に半フロア程度高くなったエリアに、作り付けの巨大本棚付きの読書スペースが。
リビングと読書スペースの間は引き戸になってまして、この扉を開け放つことで、2つのエリアを一体のスペースとして使用することも可能です。
引き戸を開け放った状態での、読書スペース側からの眺め。
この作り、確かにスペースはスキップフロアで分けられてはいますけれど、リビングの向こうのベランダまで含めて、空間としては一続きの意識で使うことができそうです。
屋内と屋外、外部の自然環境まで含めて、空間をどう分けて、どうつなげるか、というところに、色々なアイディアと取り組みがあって面白いかなと。
ニュージランドの南島北端地域は、夏場の平均気温が25度前後、冬場の平均気温が10度前後と、夏は涼しく、冬はそこまで寒くないという穏やかな気候の地域。
その気候を踏まえてのこの作りということなわけですが、日本でも、極端に厳しい気候の地域でなければ、夏場と冬場の暑さ寒さ対策に2つ3つアイディアを重ねた上で、こんな作りのお宅を建ててみるというのも十分にアリな気がします。
( via arch daily )