こちらのワークスペースの雰囲気、ちょっと良い感じじゃないですか?
幅3mくらいはありそうな広々としたデスクに加えて、作業専用のワークデスクがもう1つ。
作業用デスクの壁面は、全面が有孔ボードの収納に。
工具から細かいパーツ類まで、ありとあらゆるものが、さっと手を伸ばして取れる範囲に整然と収めておけちゃいます。壁面全面が使えますので、将来的に道具が増えていっても、ちょっとやそっとでは収納スペース不足に陥ることが無さそうなのも魅力的ですね〜。
このワークスペース、単純に作業エリアとしての使い勝手が良さそうなところも当然素晴らしいんですけれど、この窓の作りがまたちょっと良いんですよ。
メインの作業デスクの正面、目線の高さに作られている、横に細長〜いスリット窓。
作業をしながら、ちょっと一息ついた瞬間に目線を上に上げるとそこに窓がある、というだけでも、気分的には相当良い感じだと思うんですけれど、それだけじゃないんです。
この窓の向こうは、実は、リビングとの間の中庭になってまして、
ワークスペースに篭って作業をしながらにして、中庭やその向こうにいる家族と、お互いの様子が何となく感じ取れてしまう、付かず離れずの絶妙な距離感。
下はリビング側からの風景。ちょっと分かりづらいですが、ワークスペースの方がスキップフロア的に4〜50cmほど低くなってまして、リビング側からは、ワークスペースを若干見下ろすような感じになっています。
同じ家の中なのにちょっと隔たれられた空間になっていて、でも、完全に隔絶されているわけでも無く、お互いに緩くつながっているこの感じ。こういうの、良いと思うんですよね〜。
ちなみに、リビングとワークスペースとの間の行き来は、中庭経由ではなくて、脇の通路から。
「一度外に出てから」というのも、別の空間に出て行く感じがして悪くないような気もしますけど、雨が降ったら困りますもんね。
中庭のあるお家を建てたいかな、とお考えの方がいらっしゃいましたら、単純に庭を作るのでは無く、中庭のあっちとこっちで、「何か」を隔てたりつなげたりすることを色々と考えてみると、面白いものを見つけることができるかも知れません。
( via Home DSGN )
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【動線と採光】キッチンとダイニングをつなぐ室内窓
こちらのキッチン、ちょっと良い感じじゃ無いですか?
ダイニングとキッチンは元々は完全に独立した別々の部屋になっていたんですが、リフォームをする際に2つのエリアの間の壁の上部を一部抜いて、上記の写真のような大きな室内窓を作ったんだそうで。
この窓のお陰で、キッチン自体は適度に隠されたクローズドな空間として保たれつつ、ダイニング側から差し込む明るい光がキッチンエリアまでしっかりと届くようになって、キッチンの雰囲気がものすごく明るく開放的になってくれてますよね。
ペニンシュラ型キッチンのようにダイニングとキッチンの間がダイレクトにつながった作りになっているので、料理を出したり食後の食器を下げたりするのも全てここから出来て、実際の動線としてもかなり効率的になってくれそうです。
しかもこの窓、ちゃんと閉じることも出来るようになってるんです。
これ、良いですね〜。
ガラス窓なので当然採光や開放感は保たれたままなワケですが、その上で、必要に応じて下部まで完全に閉じることで、キッチンの音や匂いなどをシャットダウンすることも出来るわけです。
リフォームというと、どうしても大掛かりに手を入れたりレイアウトを変更したりということをイメージしてしまうんですけれど、ほんの一箇所の壁に手を入れるだけでもこれだけのことができるわけで、こういうのを見させられてしまうと、まずは現在の状況をしっかりと把握すること、そこからイメージを膨らませて、どこにどう手をいれることが出来るのかを検討してすることって本当に大切なんだと改めて感じさせられます。
( via degoma )