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【気持ちよさを最大限に】オーバーヘッドシャワーの爽快感と設置時の注意点



オーバーヘッドシャワーというシャワーヘッドがあります。

オーバーヘッドシャワー1_[0].jpg


 

 

平たい円盤の様な形をした大口径のシャワーヘッドで、
天井近辺に取り付ける形で使用します。

レインダンスというような名称でも呼ばれている様です。

このオーバーヘッドシャワー、ハワイに旅行に行った際に
贅沢をして泊まったペントハウスに設置されていたんですが、
何ともいえない爽快感を得られるシャワーです。

ダイヤモンドオーバーヘッド.jpg


 

 

使用感を言葉で表すのは結構難しいんですが、強いて言葉で
表すならば
「水の塊に包まれている」
様な感じ。


オーバーヘッドシャワー4_[0].jpg




緩い滝にあたっている様な、全身で流れ落ちる水を
感じ取れる様な、”レインダンス”という名称もしっくりとくる、
えも言われない感じです。

で、結局日本に帰ってから自宅の浴室にも設置しました。
うちはINAXでもXSITEというラインナップで取り扱っている、
ドイツの水洗金具メーカHANSAのDESIGNOというシリーズの
シャワーヘッドを使っていますが、他にもHansgroheとかでも
出しているみたいで、こちらの方は大きさ違いなど、いくつかの
ラインナップをもっている様です。

このタイプのシャワーヘッドを設置する際に、一つだけ気を
つけないといけないことがあります。

多分、日本ではこのシャワーヘッドの施工をしたことが無い
工務店さんの方が多いと思うので、油断すると失敗されて
しまうことが有ると思うので、施主さんが気をつける必要が
あります。


その注意点とは何かというと、
ズバリ、「設置する場所」です。

このシャワーは、下からパイプで持ち上げている形状、又は
天井に固定する形状のどちらかなので、設置場所イコール
シャワーを浴びる場所、ということになります。
後からは場所の変更はできません。

施工時にちょっとしたパイプ部の改造等、無理が
利きそうならば、パイプを延長して浴室の中心部近くに
シャワーヘッドがくる様に設置するのが、この爽快感を
最大にする方法では無いかと、個人的には思います。

で、特に改造をしなくても、実際のところ壁から4、50cmも
離れていれば、特に問題は無いんですが、浴室内にシャンプーなどを
おける様な棚状のものを作る場合には、要注意です。


浴室棚1_[0].jpg


 

この棚のある壁面側にこのオーバーヘッドシャワーを
設置してしまうと、人が立てる場所は棚の分だけ壁から離れて
しまいますので、体がシャワーヘッドの中心部からその分
はずれてしまう訳です。

棚の幅が20cmもあれば、シャワーヘッドの中心部は
棚からわずか2、30cmの場所に来てしまいます。
シャワーの中心で気持ちよく浴びるためには、かなり棚の近くに
立たなければいけなくなってしまう、ということです。

せっかくの「水の塊に包まれる爽快感」が得られる設備が、
棚に張り付くようにして使う設備になってしまうわけです。

これはかなり残念だと思いますね。

使ってみないとわからないですが、このシャワーヘッドは
導入する価値のある設備の一つだと信じています。

平日の仕事前のシャワー、夜のシャワー、休日のお出かけ前の
シャワー、どんなタイミングのシャワーでも、今までよりもさらに
気持ちが良いシャワータイムが得られると思います。

そして、導入時にはその設置場所をちょっとだけケアしましょう。

ちなみに価格は、INAXのサイトでは通常のハンドシャワーと
パイプなどを含めたオールインワンセットで定価30万円弱の様です。

通常のシャワー設備が10万円前後であることを考えると
やはりそれなりの費用増になってしまいますが、風呂、シャワーが
好きな方であれば、この価格差を補って余りある機能を
持っていると思います。

INAXのサイトでは30万円前後の表示価格になっていますが、
このサイト内でpdfダウンロードできる僕の家の見積もりファイル
確認したところ、実績的には定価25万円、提供価格20万円強、
という感じでした。(型番は同じBF-HA-40100/PCでした。)

この価格差がどこから出ているのかはわかりませんが、
価格折衝をしっかりやれば、実勢価格的には20万円程度で何とか
なるのかもしれません。

都会の家の屋上



近所に住む先輩が建てた家には、屋上があります。
6、7畳くらいのスペースですけど、良い季節の週末には
七輪を出して家族4人でバーベキューをしているそうです。



こんなイメージですかね。

広い屋上.jpg


ちょっと広すぎますか?


こんな感じかもしれません。


屋上から街.jpg



こんなだったら最高ですけどね。

屋上から海.jpg




住宅地では大抵建てられる高さの制限がありますので、
屋根の高さは近隣で同じ位の高さになります。

つまり、屋上を作るということは、イコール、周囲にはそれ以上の
高さのものが無い、視線の開けた空間になる、ということです。


僕の家は3階建てで、3階の天井は天窓になっていますが、

PICT0053さらに窓.jpg


ココに小さな屋上を作れば良かったな、と思いました。


そんなに広くなくても良いと思うんです。
ほんの2畳くらいのスペースでも、2〜3人でちょっと座って
夕涼みのビールを飲む位できますから。



こんな月とか、

屋上から月.png



こんな夕日とかが


屋上から夕日2.jpg


みえたんじゃ無いかな、と思います。
先輩のうちも、夕日がとてもきれいにみえる日があると
いっていました。


今からでも当然作れるんですが、建てるときに作ってしまえば
コストはほとんど0みたいなもんだったな、と思うと残念です。
屋上に上がる方法を考えて、あとはちょっとした手すりを作って
おけば良いだけですから。


近隣の家が皆屋上を作っていると、ちょっと気まずいことに
なるかもしれませんが、とりあえず検討してみて損は無いと
思いますよ。