洗面所の棚やシンクにも色々なものがあります。
最近のイタリアのデザイナーのものなどを見ていると、モダンなデザインの、真っ白い人工大理石などを使ったすっきりしたものが多くある様に思いますが、個人的には、こういったウエットな感じのものも、可愛らしくてとても良いと思います。
造りだけを見ると、昔の小学校の手洗いなどにありそうな感じです。浅く、幅と奥行きのある流しが、とても使い易そうです。普通のタイルで作ったら、昭和の匂いがして来てしまいそうな洗面所ですが、様々な色のグリーン系のタイルをモザイク状に上手く使う事で、暖かみのある美しい洗面所を造り出しています。タイルなので、お掃除も楽そうです。
確かに、洗面所として考えるのであれば、シンクに「深さ」はあまり必要ないのかも知れません。どちらかというと、この「奥行き」が、水の飛び跳ねなどを上手くカバーしてくれて、日々の掃除、メンテナンスを楽にしてくれそうな印象があります。
なんにせよ、このライムグリーンのタイルの感じは良いと思いますね。
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