このリビングの雰囲気、なかなか良い感じじゃ無いですか?
暖炉も当然素敵ですけれど、何が良いって、玉切りした丸太をそのまま使ったテーブルと椅子、そして、天井からながーく垂れ下がったシンプルなペンダントライトが良いですね〜。
何にも考えていないと、暖炉の前に何か置こうか、やっぱりソファとテーブルでも置いちゃおうか、ということにも成り兼ねないと思うんですけれど、ここにソファを置いたら結構邪魔でしょうし、正直言って、この部屋の中央スペースで、どちらかの方向に向かって体を固定して座らせられるのはちょっと違うかなと。
じゃ、何も置かないのかというと、何も置かなきゃココは単なる通路になっちゃって、当然のことながら寛げるわけも無いですし、それもダメですよね。
でも、こんな感じに、肌触りの良い敷物でも敷いた上にシンプルな椅子とテーブルを置いてみると、どちらを向いてどんな体制で過ごすのも完全に自由な、究極シンプルな寛ぎ空間が出来てしまうわけです。
照明の使い方も良いですよね。
天井から照明を垂らす場合、人の行き来の邪魔にならないことを考慮して、ある程度の高さで調節するように考えるのが一般的かなと思うんですけれど、こうやって思いっきり低く垂れ下げることで、空間を形作る一要素にもなってくれるわけです。
ワット数低めのものをもう少し多めに並べてぶら下げてみたり、場合によっては、もっと低い位置まで下げて、シンプルなシェードなんか被せてみても面白いかも知れませんね〜。
ちなみにこちらのお宅、ベッドルームにもこんな感じにペンダントライトを低く垂らしてあったりして。
このくらいシンプルだと自重も相当軽いので、アンカーを使ってどこにでも自由に垂らせられそうです。
小さいお子さんがいる家庭とかだとちょっと注意が必要かも知れませんけれど、そこら辺がわかるようになるまではある程度高い位置にしておくとか、そういった調整も可能なわけで、家を建てるときに、こんな感じに色々出来るように考えて作り込んでおいたりすると、気軽に照明で遊べて楽しそうですよね。
( via Life Space Journey )
「暖炉」タグアーカイブ
【多目的スペース兼客間】暖炉と巨大本棚のある離れ
もしも土地にちょっと余裕があったら、庭の中にこんな離れを作ってみたいですね。
平屋ワンフロアの内建物部には、壁面いっぱいの作り付けの巨大本棚と、本棚に埋め込まれた暖炉が。
排煙のことを考えると、煙突は曲げないほうが良かったかもしれませんね…。デザイン以外に何か特別な理由があったんでしょうか。
シンプルなワークデスクと椅子の置かれたコーナーエリアの上には、結構大振りな天窓。
この真下でだったら、まるで屋外に居るかのような開放感が味わえそうです。
こちらの離れ(英語で”shed”とありましたので、直訳すると「小屋」という感じでしょうか)、何が素敵って、他に何も無いトコロが素敵かなと。
室内にあるのは、本棚と暖炉、小さなデスクと椅子、あとは一人掛けのソファが1つ。コレだけです。暖炉に火を入れて、本を読むこと。基本的にはそれだけをするための空間という感じ。
このこぢんまりとした雰囲気、先日ご紹介したプラハの茶室にも通ずる雰囲気があるような…。親しい友人を招いて、ここでのんびりとお酒を飲んだりするのも良さそうですね。
トイレは一応ありますので、かなり痛飲しても大丈夫。
そういえば、本棚の中に、そっとシンクが埋め込んで作ってあったりして。
筆や道具類を洗ったり、という用途で作ってあるっぽいですけれど、ちょっとした洗い物とかだったらココでできちゃいそうです。
本棚といえば、よく見ると、左上の方には窓が埋め込まれちゃったりもしてます。
こういうのも、なんか遊び心があって良いですね。
建っているのはロンドン郊外の、あるお宅のお庭。
「一年の大半がどんよりとしているイギリスの気候。その最悪の日であっても、気持よく過ごせる空間」を意識してデザインされたとのことで、確かに、この小さなスペースに、一面ガラス張りのファサード+大きな天窓から得られる開放感と、暖炉という組み合わせは、よく晴れた春の日はもちろんのこととして、どんよりと曇った、最低気温が零下に近い冬の日であっても、この中だけは、独特の気持ち良さ、居心地の良さのある特別な空間になってくれていそうな気がします。
離れを作るとなると、それなりのスペース的な余裕が必要だと思いますので、都市部なんかだと現実的にはちょっと難しいケースの方が多いかとは思いますけれど、どこかにスペースを探して・捻出してでも、自宅の中にこういう「多目的スペース兼客間」的な空間を作ることができたら、ちょっと面白そうですよね。
( via thispaper )