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【現実的対応策】階段上の1.5畳のワークスペース



コチラのワークスペース、一見ちょっと奇抜なようにも思えますけれど、もしかすると実はかなり現実的なアイディアかなと。
階段を登っていった先の踊り場に、超コンパクトなワークスペースが作られています。
縦横各1.5m、広さにして1.5畳弱といったトコロでしょうか。
1.5畳なんて、個室だったら圧迫感があって流石にどうしようも無いと思いますけれど、ココだったらそれなりに開放感もあるだろうし、雰囲気的には全然問題無さそうな気が。
これ、なかなか良いアイディアかも。
ワークスペースや書斎って、広ければ良いというわけでも無いと思いますしね。
極端な話、スペース的には机1つと最低限のモノを収納しておくための棚くらいがあればそれで十分という考え方もあると思いますし、結局のトコロ、大切なのはソコが作業をするのに適しているか、集中して作業することができるかどうか、というあたりに尽きると思うんです。
そういう意味では、動線的なモノさえ上手く考慮出来れば、このワークスペースも十分アリなのではないかと。
ウチの階段には残念ながらこんな感じの踊り場は無いんですが、リビングの上に3畳弱の小さい吹き抜けがあるんですよね…。
あそこをリフォームして、こんな感じのコンパクトなワークスペース作ってみちゃうとか…?
子供部屋問題に悩む当家としては前向きに検討してみたいアイディアですな。

【動線の拡がり】立体的に空間をつなぐ二つ目の階段



もしもスペースに多少の余裕があったら、庭やテラスに外階段を1つ追加で作ってみると色々と面白いかもしれませんよね。


外階段のある庭_[0].jpg



大抵の場合、家を建てる際のレイアウトには色々な制約があって、その中でなるべく有効にスペースを使えるように考えつつ、生活動線的にも無理が無く且つ便利なように考えて各スペース・機能を配置します。
その中で階段の果たす役割は相当重要です。
階段を介して接続された別フロア同士の空間も隣接した空間なわけで、当然のことながら、階段をどこに持ってくるかで各フロアのつながり方や建物全体の動線が変わってくるわけですから。
で、通常は模型なんかも作りつつそのあたりを色々と検討して、最も全体としてのバランスが良くなりそうなトコロに階段を作るわけですが、必須では無い2つ目の階段を敢えて作ってみたりすると、家全体の動線がより広く柔軟に選択できるようになるのかなと。
例えば、中階段1つだけの場合には単線だった動線を複線や環状線にすることが出来たり、思いもよらない空間同士を近づけたりすることができるわけです。
上の写真のオタクでいえば、外階段を追加で作ることによって、庭と2F居室/屋上という空間を直接つなげることができています。
例えば、中階段1つの場合には、2Fの寝室から庭へは「2F寝室-1Fリビング・ダイニング-庭」という「間接ルート」でしか移動できなかったのが、外階段を作ることで、「2F寝室から直接庭に出て水遣りをしてからダイニングで朝食」というルートで移動できたり、屋上へ出るためのルートにしても「庭から直接屋上」という「直接ルート」で移動ができるようになるわけです。
別に「直接ルート」でなくても「間接ルート」で移動すれば良いと思うかもしれませんが、「庭にいる人が一旦家に入って中階段を使って屋上まで上がる」という「間接ルート」は、「直接ルート」に比べれば気持ち的な面でのハードルはかなり高くなるわけで、結局のところ、「直接ルート」があるかどうかというのが実際に居住者の家の中での過ごし方や日々取る行動に大きな影響を与えることになります。
ただそれだけのために2つ目の階段を作るというのはちょっと贅沢な方法なのかも知れませんが、階段下のスペースを収納や小さなワークスペースに仕立てるなど、その他の使途も兼ねて空間を有効に活用できる方法を考えれば多少はスペース的な負担も軽減できますし、メリットや面白さが見いだせそうならば思い切って設置してみる価値はあるのでは無いかなと。
( via jmA )