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【開放感抜群】ロフトの暖炉&テラス付きリビング



こりゃエエですな…。

天井が高くって開放感があって、とても広々とした贅沢なリビングですね。
暖炉までついてますし。
おまけに、この右側のエリアにはテラスもついてまして、ここもかなり良い感じの屋外ダイニングに仕上げてあったりします。
あとはキッチン、寝室とバス・トイレくらいがあれば、もうこれだけで十分に生活ができてしまいそうなくらいの贅沢空間なんですが、実はココ、ロフト状になっている2階部分でして、メインのリビング・ダイニングは下の1階フロアにきちんとあるんです。
図面でいうと、こんな感じになってます。
1階
2階
スウェーデン語は全くわからないんですが、レイアウトを読み解くためにGoogle様の力を借りてみました。
takterrass(屋上、テラス)
vardagsrum(リビング)
matplats(ダイニング)
sallskapsrum(ラウンジ) 
kok(キッチン)
ovre del vardagsrum(リビングの上部)
sovrum(寝室)
ということだそうです。
最初の写真の「リビング」は”sallskapsrum/sovrum”とありますので、「ラウンジ兼寝室」ということですね。
ロフト部に作っているからこそ、アレだけの天井の高さと開放感が実現できているわけですが、正直言いますと、メインのリビングが、ダイニングやキッチンと別のフロアにあったらちょっと(かなり?)不便だと思います。
ところが、このお宅の場合は、メインのリビング・ダイニング・キッチンと寝室はしっかりと1階の同一フロア内で作っておいて、上階のロフト部分は、全くもって必須ではない「独立した遊びの空間」として作ってあるので、こういう作りをしていても大丈夫なわけです。
ロフト部のラウンジは寝室も兼ねていますので、例えば、忙しい平日は基本的に1階のみで生活をしておいて、週末の夕方以降はずっとロフトのフロアで過ごす、というような使い方もできそうです。
限界まで遊んでおきながら、日常生活で不便がでない様な合理性も兼ね備えているわけですが、ここまでやるためには、やはりそれなりの土地の広さが必要ですかね。
(恐らく)一生に一度か二度くらいしかない「家を建てる」というイベントですから、多少郊外になって良いので、このくらい思い切って遊べるような広さの土地を買ってみるというのもアリなのかも知れません。

暖炉と巨大本棚のあるリビング



このリビング、良いですね。

もしも「リビングに二つだけ特別な設備を入れて良いよ」と言われたら、僕だったら間違いなく暖炉と巨大本棚を選ぶと思います(当然、ソファとかそういった基本的なものは欲しいですけれど)。
この写真を見ていて思ったんですけれど、暖炉と本棚の組み合わせって何だか良いですね。
ものすごく地味で落ち着いたイメージのある二つの設備ですけれど、懐が深そうというか、柔軟さがありそうな組み合わせという感じがします。
例えば「一人でのんびりと過ごす時間」というパターンだったら、本棚から読みたい本を3,4冊選んで、暖炉に火を入れて、コーヒーでも飲みながら…という感じが良いですかね。
でも、奥さんと二人で、という様なパターンであっても同じようにこの組み合わせでいけそうな感じがしますし、子供たちも含めて家族みんなで、というのでもいけてしまいそうな気がするわけです。
「暖炉」というのが懐が深いのかもしれません。
炎の周りに家族みんなで集まって、家族みんなで話をしたり一緒のことをしても良いし、それぞれが思い思いのことをしていても良いしという、「ゆるく集まる」ことを許容してくれそうなイメージといいますか、「どうやってもOKそうな雰囲気」がある気がします。
実際には、小さなお子さんが居たりしたらやけどとかそういったことにはちょっと気を使うわけで、「なんでもOK 」という訳ではないとは思いますけれど、あくまで空間のイメージとしては、というお話です。
で、本棚の方もこの位の巨大な作り付けの本棚だと、家族全員のありとあらゆる本や書類などを収納して置けるわけで、お子さんの絵本からお父さんの司馬遼太郎全集まで、全てが収まっている不思議な本棚にすることができます。
ビジネス書を読むつもりだったけれど、気分を乗らせるために先ず池井戸潤を読む、みたいな、そんな思いつきの行動にも対応してくれそうな「幅」が、物理的な大きさによってもたらされると言いましょうか。
もしももう一度家を建てることが有ったら、別の場所を少し削ってでも、こんな実用的でありながら独特な空気が流れている雰囲気抜群のリビングを目指してみたいものです。
Photo ©Rickydavid