【制約をメリットに】斜め天井の下の特別な空間



コレ、今までにも何度か話をしてきたことなんですけれど、斜め天井の下のベッドルームってとっても合理的だと思うんですよね。

僕が20年来のお付き合いをさせていただいているある先輩のお宅も、やはりこんな感じのベッドルームになってます。
ベッドって、基本的に寝るだけの場所な訳じゃないですか。
なので、ベッドの上というのは基本的に高さは必要ないわけで、仮にこういう配置にすることが出来れば、相当な省スペースになっちゃうわけです。
「居室なのに高さが全く必要無い場所」というのは、正直言って寝室のベッドの上くらいしか無いのでは無いかと…。
確かに、うなされてガバっと起きたら天井に頭がぶつかる、みたいな感じじゃ流石に厳しいと思いますが、そうならない程度のスペースがあれば圧迫感も無いだろうし、余程の閉所恐怖症の方とかで無い限りは問題無いかなと。
しかもこの感じ、包まれ感があって相当落ち着くと思うんですよね。
その先輩も仰ってたんですが、単に寝室で寝ているだけなのに、何というか、洞窟の中とかそういう場所に篭っているような、そんな感覚を味わえるんだそうで。
いかに「ベッドルーム≒寝るための場所」と言えども、立って歩くためのスペースや、鏡台を置いて身だしなみを整えたり、着替えをしたりする「高さが必要なスペース」はあるわけですが、そういうスペースは斜め天井の逆側、天井が高くなっているエリアに持っていけば全然問題無いですしね。
ちなみにこのお宅、家のスペースのかなりの部分が斜め天井になってるんですが、ドコもなかなか良い感じに仕上げてます。
リビング・ダイニングはこんな感じ。
低くなっているエリアの奥側には、一人掛けのソファがさり気なく置かれてたりして。
コレ、一人掛けソファの「私だけのための場所」感と斜め天井の包まれ感が相まって、結構良い感じの寛ぎスペースになってくれそうな気がします。
キッチンなんかもこんな感じ。
悪くないのでは無いかと。
日本の建物で斜めの天井というと、建築法規的な制約によって「削られた」場所だったりすることが多いわけですが、こんな感じに能動的に活かしていくことをしっかり考えられれば、面白さや実用性といったメリットにしていくことができるのかなと。

【贅沢過ぎる空間】広大なオールインワンスペース



この天井の高い広大なお部屋、何だと思います?

リビングでしょうか。
結論から申し上げますと、コチラ、ベッドルームのようでございます…。
中央にででーんと置かれたベッド、あんまりにも堂々と中央に置かれてるもんで、最初見たときはベッドだと気が付きませんでした…。
「もしかしてデイベッド?」とかとも思ったんですが、こちらが正真正銘のメインのベッドでございます。
高い天井と、壁面一杯に作り付けられた巨大な作り付けの本棚がサイコーに良い感じですね。
ベッドルームにしては広すぎやしないでしょうか。
そして、作りがあまりに贅沢過ぎやしませんでしょうか。
ピアノなんかも置いちゃったりして…。
夜中に唐突にピアノ弾いちゃったりするんでしょうか。
本棚の前にもワークデスク的なモノがありましたが、コチラにも良い感じの机が…。
広大な空間に寝室とかその他の色々なスペースをポンポン配置していくこの感じ、何か倉庫のリノベーションハウスみたいな感じですが、一応ごく普通の(というか、あまりに豪華すぎる)一軒家でございます。
若い共働き夫婦とかだったら、こんな部屋が1部屋あったら他に部屋要らないですよね…。
あとはダイニング・キッチンとバス・トイレ、収納関係があれば良いかな。
そうすると”1LDK”っつーことでしょうか?
その家、ホントにあったら最高にイカす感じしますけど(実際のこのお宅には、しっかりと複数の居室や子供部屋もありますよ)。
( via Home Adore )