【緩くつながる頭上空間】中二階付きの明るく開放的なリビング・ダイニング・キッチン



こちらのお宅のリビング・ダイニング・キッチン、ちょっといい感じなんですけど。

明るく開放的な雰囲気の天井の高いリビング・ダイニング・キッチン

ゆったりとした作りの、明るく開放的な雰囲気のリビング・ダイニング・キッチン。

キッチンの壁面には、有孔ボード的な、穴のあいたパネルを利用した収納棚が取り付けられています。

壁面に、有孔ボード的なパネルを用いた大きな可変棚のあるダイニング・キッチン

こういう棚、今までにも何度かご紹介したことがあるんですけれど、いいですよね。シンプルな見た目が個人的にツボというのもありますけれど、やはり、簡単に組み替えができるという、実用面でのメリットは大きいと思います。

料理や片付けなど多種多様な作業を毎日行う、家事における主戦場の1つであり、そこで使用されるたくさんの道具類の収納場所でもあり、且つ、その道具類も、追加や入れ替えが日常的に行われるキッチンという場所。当然のことながら、ベストな収納スペースの形というのも日々刻々と変化していくわけですけれど、収納が思い立ったらすぐに組み替えができるような作りになっていると、そこらへんにも柔軟に対応できてよろしいのではないかと。

 

こちらのリビング・ダイニング・キッチン、魅力的なのは、キッチンの棚だけじゃないんです。

4m前後はあろうかという高い天井。だからこその、この開放感なんですが、その頭上には、実はこんな感じの中二階的なスペースが作り込んでありまして、

頭上にメゾネット的な中二階ロフトスペースのあるリビング・ダイニング・キッチン

頭上にメゾネット的な中二階ロフトスペースのあるリビング・ダイニング・キッチン2

リビング・ダイニング・キッチンからメゾネット的な中二階のロフトスペースに上がるための階段

 

そこが、こんな感じのワークスペースになってたりして。

リビング・ダイニング・キッチンの頭上に作り込まれたメゾネット的な中二階ロフトのワークスペース2

リビング・ダイニング・キッチンの頭上に作り込まれたメゾネット的な中二階ロフトのワークスペース

上と下で、それぞれ別々のスペースに居ながらにして、相手がいま何をしているのか、なんとなく感じ取ることができる、会話をしようとすればできる、分かれつつも緩くつながっているこういう感じ、好きなんですよね。

 

ちなみにこちらのお宅、ベッドルームにもやはり同じような中二階スペースが作ってありまして、こちらは上下両方ともベッドルームになってます。

頭上にメゾネット的な中二階のロフトスペースのあるベッドルーム

大掛かりな2段ベッドみたいなイメージでしょうかね。同性の兄弟2人用の子供部屋とかにするといいかも。

頭上にメゾネット的な中二階のロフトスペースが複数作り込まれたマンションの平面図

 

個室には個室の良さ、メリットがあるとは思いますけれど、こういう空間の区切り方/つなげ方にも、これにはこれで良さがあるかなと。まあ、なんにせよ天井が高いからできるわけで、そういう意味ではかなり贅沢な作りともいえるわけですけれどね。

幸いにして、ご自宅の天井が比較的高い作りだったり、階高高めの家が建てられちゃいそう、というような恵まれた方がいらっしゃいましたら、容積率の一部を、こんな感じの頭上空間に割り当ててるプランを考えてみるというのはいかがでしょうか?

( via Standard Studio )

【内外をつなげる全開口のガラスドア】複数の屋外スペースに囲まれたコンパクトで開放的なテラスハウス



こちらのお宅のこのダイニング・キッチン、素敵だなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

隣に温室のようなコンパクトなウッドデッキのテラスのある開放的なダイニング・キッチン

こちら、オーストラリア・シドニーの南東部に位置する街、パディントンに建つあるテラスハウスをリノベーションした物件なんですが、この明るく開放的な雰囲気、最高じゃないですか?

メインのスペースのすぐ脇には、全開口タイプのガラスの折れ戸でつながる、温室のようなウッドデッキのスペースが。

ダイニング・キッチンに隣接する温室のようなコンパクトなウッドデッキのテラス

このドアを開け放つだけで、隣接するダイニングまでが、半屋外的な雰囲気のひと続きのスペースになってくれそうです。

幅2m×奥行き50cmといったところでしょうか。1畳にも満たないコンパクトなスペースですけれど、かなり使いでがありそうですよね。観葉植物を置いてみたり、椅子を出して、自宅に居ながらカフェのテラス席気分でのんびり、みたいな使い方もできそうですし、天気の良い日には、ふかふかのマットレスでも持ってきて、ここでゴロゴロひなたぼっこ、みたいなのもいいですね〜。

 

こちらのお宅、素敵なのはダイニング・キッチンだけじゃなんです。

隣接するリビングも、こんな感じの全面ガラス張りの超開放的な作りになってまして、

中庭の屋外リビングと全開口のガラスドアでつながる明るく開放的なリビング

 

その向こうには、これまた素敵な屋外リビング的なスペースが作り込まれてたりして。

リビングと全開口のガラスドアで一体につながるコンパクトな中庭の屋外リビング

屋内とひとつづきにつながる中庭の屋外リビング

自宅に、こんな感じの素敵な屋外スペースがたくさんあるの、いいですよね。

 

このパディントンという街、今でこそ、オーストラリア有数の洒落た街として知られているんですけれど、もともとは、1850年台のゴールドラッシュ以降、増え続ける人口の受け皿として発展した安価なテラスハウス街なんです。当然建物も比較的コンパクト、ただし、各戸に、比較的しっかりとした庭やテラスが設けられているのが1つの特徴なんだそうで。

こういう作り、日本の都市部の狭小住宅にも応用できる部分が結構あったりするんじゃないかなと。建ぺい率50%容積率150%の30坪の土地に、建坪15坪の3階建てを建てて、15坪の庭を屋外リビング・ダイニングスペースとして心ゆくまで楽しんじゃう、みたいな感じとか、こういうのを具体的な参考事例としてイメージを膨らませていくと、いろいろと面白いアイディア出てきそうな気がします。

これから家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、「予算やスペースにちょっと余裕がなくて…」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの、遊び心あふれる屋外スペースのあるコンパクトハウス、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょう?

( via Adrian Amore Architects )