こういう省スペース的なアイテムって、基本的には日本のお家芸的なものかなと思ってたんですけれど、こっちの方がいいですね。
こちら、アメリカのインテリア雑貨&家具ブランド Pottery Barn Teenから出ている”Sleep + Study”というロフトベッドでして、日本で言えば「下に学習机のおけるシステムベッド」的な感じのものだと思うんですけれど、日本でよく売られているタイプのものとはちょっと違って、これはこれでなかなか宜しいのではないかと。
勾配天井の下に置いて、壁に棚でも造作しちゃえば、まんまロフトベッドルーム的な感じに。
極端にコンパクトにまとめた作りにせずに、それなり余裕をもたせたサイズで作り込んで、周囲に結構な容量の収納スペースを確保してあるところがまた良いですよね。
小さなお子さんの子供部屋というよりも、どちらかというと高校生〜大学生くらいの部屋向けという感じでしょうか。
壁紙やファブリック、周りのアイテムの選び方が可愛らしいというのもありますけれど、ロフトベッド自体も、単に「2段にしました」「下に勉強机をおけるようにしました」というだけじゃない、そこから何歩も進んで突き詰めていった感じがありますよね。
将来、子どもたちが大きくなって部屋が足りなくなるようなことがあったら、僕の書斎にこのベッドを置いて、夫婦の寝室をこんな感じにしてみるというのも、アイディアとしてはありかも。
気になるお値段ですが…1,999ドル、ということは、1ドル120円として24万円…。輸送費のことなんかまで考えると、腕の良い大工さんに造作してもらうというのが現実的でしょうかね…。
( via PB teen )
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【頭上と空中の活用】おもしろさのある8畳弱の狭小ワンルーム
こちら、ポーランドのとある狭小住宅なんですが、アイディアや作りがいろいろとおもしろいかなということで、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。
広さわずか13平米≒8畳弱、細長いスペースの玄関側サイドには、かなり存在感のあるボックス状の造作クローゼット。
開けると中には、洗濯機まで入ってます。
クローゼットの上が、ロフトのベッドルーム。
1人で寝るには十分過ぎるくらいの広さです。頑張ればダブルベッドサイズのマットレスも入りそうですけれど、寝返りをうったときに落ちたりしたら怖いですから、このサイズに収めておくのが無難ですかね。
ロフトの下はキッチン。極限まで小さいこのスペース、決して使い易くはないとは思いますけれど、引き出し式の作業カウンターのお陰で、ちょっとした料理だったらなんとかなりそうです。
そして、キッチンの右脇がトイレ&バスルーム。
居室に戻りまして、部屋の奥のエリアには、ワークデスク&PC。
ワークデスクは伸長式。脇を伸ばしてPCをどかせばダイニングテーブルに。
そして、ワークデスクの奥にはハンモック、壁には自転車が吊られてたりして。
この狭さの中にソファを置くのはかなり厳しいと思いますけれど、これだったら大丈夫。たまには椅子じゃないところでちょっと一息つきたいこともありますから。これって別に狭小住宅だけに限った話じゃないんですけれど、ロフトといい自転車&ハンモックといい、「頭上&空中」をいかに上手に使うかって、スペース有効活用の大きなポイントなんですよね。
それにしても、8畳って、ワンルームの中でもかなり小さい部類に入るサイズじゃないですか。 昔、大学時代に、そのくらいの広さの部屋に住んでいる友人がいましたけれど、「玄関開けるとそこに小さな部屋が1つあってそれで終わり」という感じで、とてもじゃないですけれど、「自宅スペースを楽しむ」みたいなのとは程遠かった記憶があります。そこをこれだけのスペースに持って行ってるわけで、これはなかなか素晴らしいのではないかと。
狭小住宅の作りとかアイディアって、普通の一軒家とかでも、いろいろと応用できる部分があると思うんですよね。書斎やワークスペース、子供部屋あたりだと、まんまアイディアを流用できる部分もあると思いますし、「ソファの替わりにハンモック」みたいなアイディアが「いいな」と思えば、じゃあ、家を建てる際に、リビングやダイニングの壁に、耐荷重を確保したヒートンでも埋め込んでおくか、ということになって、そのヒートンがまた別の使い方もできて…なんて感じで、家の中におもしろいスペースが増えていってくれたりするのかなと。
それにしても、こういうアイディア見つけるたびに、僕の自宅にも盛り込みたいなと思ってストックに入れるようにしてるんですけれど、アイディアはどんどん集まるんですが、実際に盛り込むほうが追いつかないんですよね…。まあ、コツコツと少しずつDIYしてくしかないんでしょうかね…。
( via DESIGN MILK )