自宅にこんなお風呂があったら良いですね〜。
壁一面全部窓。しかもバスタブがフロアに埋め込まれちゃってたりして、開放感と包まれ感の共存する、相当居心地の良い空間に仕上がってしまっているのでは無いかと。
朝な夕な、雲を眺めたり星を数えたりしつつ、のんびりとこの湯船に浸かってみたいものです。
ちなみにこのお風呂、洗い場やシャワーがどこにも見当たらないんですが、どんな作りになってるかといいますと…。
図面的にはこんな感じ。
左上、”GROUND FLOOR PLAN”とある図面の右側、#8の斜めに傾いた細長のエリアがこのバスルームです。
最初の写真のバスタブが細長エリアの下側の端の部分でして、その脇の長辺部には、こんな感じの洗面台が。
2人並んで使えるようになってるのが良いですね〜。
で、肝心の洗い場はと言いますと…。
バスタブがあるエリアのちょうど逆側が、こんな感じのシャワーブースになってるんです。
でもこの作り、もしかするとちょっと使い勝手が良くないかもしれないですよね。
シャワーブース単体で使う分には特に問題無いですけれど、シャワーブースで体を流してからバスタブに浸かる場合には、裸で洗面台の前をてくてくと歩いていかなきゃならないわけで、ちょっと恥ずかしかったり寒かったりしないのかな…とか…。百歩譲ってそこら辺は我慢するにしても、水がポタポタ垂れて具合が宜しくないような…とか…。
どうせだったら、シャワーブースとバスタブを隣接した配置にして作れば良かったんじゃないの? と最初に見たときは思ったんですが、よく考えてみるとそれはそれで問題があったんでしょうね。
シャワーブースとバスタブを隣り合わせに配置した場合、そのままだと、シャワーの水が洗面所側に飛んだり、地面に埋め込まれたバスタブに流れ込んでっちゃったりする可能性がありますもんね。
で、それを避けるためには、例えばガラスのドアとかで、洗面所エリアとシャワーブースとバスタブエリアを区切る必要があると思うんですけれど、そうすると、バスタブに至るまでにガラスドアを2個開けるような作りになっちゃうわけで、この開放的な雰囲気は随分と変わった感じになってきてしまうのかなと。
そんなことになっちゃうくらいだったら、ちょっと床が濡れるくらい良いじゃない、という選択の結果がこのレイアウトなわけです。
自宅にこんな素敵なお風呂を作れるケースというのはあまり無いかとは思いますけれど、このバスタブ/シャワーブース/洗面台の並べ方・レイアウトの考え方は、もしかすると普通のご家庭のバスルームを考えるときにもちょっと参考にできることがあるかも知れませんね〜。
( Photo#1 via CONTEMPORIST , Photo#2-4 via COATES DESIGN )
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【至福の時間】バスタブのあるロフトのベッドルーム
ユニットバスも実用的で良い面が多々あるとは思いますけれど、自宅のベッドルームにこんなお風呂があったらサイコーでしょうね〜。
ロフトのベッドルームの床にいきなりどーんとバスタブを1つ。
斜め天井を切り取ったスペースに埋め込まれた作り付けの本棚が、また良い感じを醸してくれてます。
こちらのバスタブ、イタリア・ミラノのGIOPATO&COOMBESというデザインユニットが手がけた商品なんですが、このシンプルな感じが素敵ですよね〜。
休日の朝、眠い目を擦りながらおもむろに蛇口を捻って湯船に熱いお湯を溜めつつ、お湯が溜まるまでの時間に本を選んで、その後ゆっくりと湯船に浸かりながら本を読んで…。
実際にはそうそうそんな優雅な時間を過ごせるとは到底思えませんが、月に1〜2回でもそんな風にして過ごせたら良いですね〜。
こういうお風呂、ヨーロッパのお宅の写真なんかではたまに見かけるような気がしますけれど、設置・施工が大変だったりするんですかね?
配管周りは通常と変わらずに行うにしても、万が一の水漏れの際のことを考えると、そこら辺にはそれなりの対策が必要そうな気もしますが、逆に「浴室のタイルの床からそっと水漏れ」みたいなケースは無いわけだから、普通に洗面台を作るくらいの感覚で大丈夫なのかも。
あと、当然のことながら体を洗うスペースがどこにもありませんから、別途シャワーブースかバスルームがもう1つ必要になるんですけどね…。
「ベッドルームのスペースには十分余裕があるぜ」という恵まれた方は、ベッドルームの片隅にこんな感じのバスタブを置いてみてはいかがでしょうか?
( via GIOPATO&COOMBES )