これ、ちょっと欲しくないですか?
こちら、ポルトガルのデザイン事務所 Kohta Creative studioのデザインした、ベッドのようなソファのような…何なんでしょう…。
ともかく、この緩やかで滑らかな曲線を描く木製の斜面の上で、小高い丘の上に頭を合わせて軽く上体を起こした寝椅子状態で寛いだり、低い谷間に身を沿わせて完全に横になってみたり、はたまた足を高く上げた姿勢を試してみたりと、曲面に体を任せ、木の質感を感じながら、「のんびりゴロゴロ」を楽しむための物体なわけです。
2層構造の下部は収納スペースになってます。飲み物とかをここに置いておけば、ゴロゴロしててもウッカリ倒す心配が無くて、思った以上に便利かも。
サイズは縦横各200cm程度とのことで、大人2人でゴロゴロするのにちょうど良いくらいでしょうか。プラス小さな子ども2人の4人家族くらいまでだったら大丈夫かも。ちなみに起伏の高さは最大50cm程度だそうです。
日本人ですから、今どきの家に住んでいても、床に近い、低い目線で生活したい気持ちになるときってありますよね。
でも、大の大人がフローリングに直接ゴロゴロするのは、さすがにちょっと抵抗があるわけで…。
そんなアナタのリビングの片隅に、こんな寝椅子的デイベッドがあったら素敵かもしれないかなと。
絨毯にちゃぶ台という手も無いわけじゃないですけどね…。
( via KOHTA creative studio )
「リビング」タグアーカイブ
【開放したり隠したり】スライドドアの向こうのキッチン
なるほど、キッチンエリアをこうやって仕切るのはアリかもしれませんね。
うちの自宅、リビング・ダイニング・キッチンのエリア内にほとんど内壁がなくて、だだっ広い(いや、実は別に大して広くもない)一体の空間になってるんです。
で、家を建てるときに、嫁さんから、「壁や仕切りがないので、キッチンをスライドドアで隠せるようにしておいたら良いかも」というコメントが出まして、お陰でうちのキッチンは、脇にあるウォークインクローゼットからガラガラ~とスライドドアを引っ張ってきて、すっぽりとドアの向こうに隠せるようになってます。
でも、そのドア使ってないですね…。
家族で暮らしていれば、1日3食+α、キッチンでは常に何かの作業が行われてますし、来客時とかだってキッチンは必ず使います。だから、キッチンそのものだけが隠せても、正直あまり便利じゃ無いんですよね。
その点、こんな風になっていると、それなりに使えるのかなと。
人が立つスペースの奥行きは60〜70cmくらいといったところでしょうか。
これだけしか奥行きが無かったら、完全に閉じた状態だと結構作業性も落ちるかもしれませんけれど、それでも人ひとりが立って作業をする程度であれば何とかなりそうです。
基本、いつもはドアを全て開放しておいて、「キッチンを見たくない/見せたくない」というニーズがあるときだけ、スライドドアで半分を閉じたり、場合によっては全部を閉じたり、というように、必要に応じてアレンジして使えば良いのかなと。
ドアが半透明のすりガラスになってるところも良いですね。
これが普通の化粧板だったりしたら、ダイニング側からの雰囲気も随分と変わってくると思いますし、何よりも、キッチンに立ったときに感じる圧迫感もかなりのものになりそうですから。
こちらのお宅、このキッチンの左隣も、似たような作りのワークスペースになってるんです。
こちらは竹製のスライドドア。3列のレールはキッチン側からワークスペース側までつながってまして、キッチン側のドアをこちらまで持ってきたり、逆に全てのドアをキッチン側に寄せたり、というレイアウトアレンジも出来るようになってます。
同じく、奥行きは60cm〜70cmくらいといったところでしょうか。
ドアを閉めたら、椅子に座って回転出来ないかも…。
でも、キッチンもワークスペースもそうですけれど、「ドアを閉じても何とか中に居られるだけのスペース」を確保してあるお陰で、閉じたり開いたりのレイアウト選択の自由度が各段に上がってるのは間違いないですね。
「リビングダイニングに隣接するキッチンやワークスペースなんかの作業エリアを、必要に応じて仕切りったり隠したり出来るようにしておきたい」というニーズに対しては、なかなか良い折衷案的なアイディアなのでは無いかと。
ドアの素材の選択肢として、格子戸やポリカーボネート、パネルカーテンやすだれ的なものなど、光や空気を通すことを意識して色々と考えてみたりするのも面白そうな気がします。
( via dwell )