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【フロアと言うより巨大な家具】吹き抜けの上の巨大本棚



「自宅を建てるなら是非巨大な本棚を作り付けたい」と考えている方は、こういうのもアリかもしれません。
こちら、ニューヨークのハドソン川の畔に建つコンドミニアムのペントハウスなんですが、高い天井のリビングの上の方が丸々本棚になってるんです。
数百冊やそこらの本だったら、ちょっとした本棚を作りつければそれで収まってしまいますのでこんな本棚は必要無いですけれど、蔵書が数千冊を超えるような本持ちの方だったら、このくらいの本棚が必要ですもんね。
どこかで聞いた話によると、本の量というのはある一定量を超えると、「冊」では無く「架」で数えようになるんだそうですが、この本棚、そういった方にはぴったりなのでは無いかと。
持っている本がこのくらいのボリュームになってくると、お目当ての本を探し出すだけでも一苦労なハズで、そう考えると「手軽にすぐ本が取れるような」場所に本棚がある必要も無いわけですから、「階段上がった場所が全部本棚」という方が合理的な気もしますし。
このくらいの収納力があれば、自分自身の本のみならず、書類の類や、家族みんなの本、雑誌の類まで、かたっぱしから収めておけそうです。
で、頻繁に手にするようなものだけ、ソファの脇に据え付けたコンパクト目の本棚にでも置いておけば良いわけですから。
ちょっと話はそれますが、こういうのも床面積に含まれるんですかね?
ロフトの基準は充たさないと思うので厳密には当然含まれるんでしょうけれど、見た感じ、「フロア」というよりは「大掛かりな棚≒家具」という解釈もでき無くも無いような…。
壁とか床とかの強度的にOKなように計算だけしておいて、建てた後に後付で作っても大丈夫そうな気もします。
ホントはそんなコトしちゃダメなんでしょうけどね…。
ちなみにこのお宅、ニューヨークの一等地のペントハウスだけあって、お値段2千2百万ドル≒1ドル80円換算で17億6千万円もするんだそうで…。
一体どんな人が住むんだろう…。
( via homedit )

【予期せぬ出会い】カラフルな本棚と遊び心と効率



こういうカラフルな本棚、以前にも何回かご紹介したことがあるんですが、決して機能的とは言えないかもしれないですけれど、やはりインテリア的な面白さはあるなと思いまして。

この本棚、実際にやってみたら色々と問題はあるとは思うんですよね。
例えば、すぐに思いつくだけでも
・「岩波文庫の赤」ばかり読んでいる人の本棚はピンクっぽくなったりするし、講談社文庫が好きな人の本棚は黄色っぽくなったりする。
・文庫とハードカバーを混ぜて収納しているので、その分収納効率が悪くなる。
・背表紙の色を覚えておかないと本が探せない(文庫系はまだしも、ハードカバーの本は背表紙の色もまちまちなので、相当探しづらそう)。
・そもそも一定数以上の本を持っている人でないと、こんな風にバランス良くまとめられない気がする。
という感じでしょうか。
効率的な収納が好きな僕としては、ちょっと我慢ならないレベルな気もします…。
しかし、オトナたるもの、ネガティブなことばかり言っていてはいけないかなということで、メリット的なものも考えてみました。
まず、この本棚には、何よりも美しさがあります。
このカラフルさ、この面白さ、インテリアとしては相当ポイントが高いのではないかと。
そして、色々考えていくうちに思いついたんですが、この本棚には「全然関係が無い本同士が隣り合っている」からこそ「突然思いも寄らない本が目に入ってくる」というメリットがありそうかなと。
つまり「予期せぬ出会い」です。
自宅の本棚ですので、当然過去に自分が買って読んだ本なわけで、そこまで「思いも寄らぬ」出会いでは無いわけですが、暇なときに「何か読もうかな」と思って本棚を探す分には、先入観無しに色々な本を候補として選択できるので結構良いかなと。
そういう意味では、コレを本屋さんの本棚に導入したら面白いかもしれませんね。
当然、置いてある本は「厳選した最高に面白い本」オンリーにして、ある程度ジャンルなりで絞った上で、こういった「ランダムな並び」の「カラフルな」棚を一つ二つ作ってみたら、本好きな人に受けたりするかもしれません。
そういえばキーボードのQWERTY配列も、あのバラバラでちょっと打ちづらい感じな配列にすることでタイプライターのタイプ速度を落として、内部で打鍵アーム同士が衝突するのを避けようとしたということらしいですね。
で、そのおかげで、10本の指使うをバラバラに使って単語を打つのにちょうどいい感じになったりしたという「予期せぬメリット」があったりするわけで、ときには思い切って効率を捨ててみるコトで、思わぬ別のメリットに気がついたりする、というのも人生の面白さなのかな、と。
( Photo ©Eccentric Scholar )