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【ほぼ屋外並の開放感】全面天窓のロフトリビング



このロフトのリビングの天窓はどうでしょう?

屋根全体が天窓になっちゃってるんですけど。
コレ、メチャメチャ開放感ありそうじゃないですか?
というか、ココまでやってしまうと、もうほとんど屋根無しの屋外空間と同じと言っても過言では無いのではないかと。
切妻の逆側にも、大きな天窓が1つ作ってあります。
コレは相当面白い作りだと思いますし、このソファで寛いだらきっとものすごく気分が良いだろうとは思いますけれど、もしも本当にこんな感じのお部屋を作りたいという場合には、相当色々なことについてしっかりと検討しておく必要がアリそうですね。
まず第一に、カーテンについては徹底的に吟味して検討を重ねまくるコトをオススメします。
天窓からの光量は相当なものですから、夏場には日光を遮りたいコトも多々あると思いますし、時間帯によっては、周囲からの視線をカットしたり、逆に外部に漏れ出る光を抑えたいときもあるかも知れません。
そういったときに、カーテンが「全開」「全閉」くらいのざっくりとした使い方しか出来ないと、せっかくの「屋根全体が窓」という素晴らしい環境が生かし切れないですよね。
出来るだけ細かい単位で、例えば右の下の方だけ半分閉じるとか、逆に上側だけ少し閉じるとか、そういったことが柔軟にできるようにしてあると良いと思いますし、厚手の遮光カーテンとレースのカーテンの組み合わせにしておくと、色々なパターンを作ることができて素晴らしいのでは無いかと。
少し変わったところでは、窓の外側に取り付ける天窓用のオーニングというのもありますので、そういったものも選択肢に入れておくと更にバリエーションが増やせます。
それから、空調関係もしっかりと検討しておきたいトコロです。
コレだけ窓の面積が広いと、太陽光の熱もさることながら、外気の伝わりも相当大きいと思うんですよね。
カーテンをしっかりと作っておけば、それだけでもそれなりにコントロールはできるとは思いますけれど、その上で、しっかりと室内環境をコントロールできるだけのパワーのある空調を準備しておけると良いですよね。
この窓が屋根でもあるということも絶対に忘れてはいけないポイントの1つです。
時には大雪が降ったり、もしかすると長い人生の間には雹が降ったりすることもあるかも知れません。
10年、20年、30年のサイクルで考えても、間違っても「屋根が割れて落ちてくる」というようなコトが絶対に起きないように、しっかりとした強度や耐久性を保てるように作る必要がありますよね。
それから、最後は掃除やメンテナンスの話。
普通の窓と違って、内側からも外側からも簡単には拭いたりできないわけです。
とは言え、「全く掃除もできず汚れっぱなし」では、あっという間に汚れてこの窓の素晴らしさが失われてしまうことになるわけで。
「どんなサイクルで、どうやって掃除をするか」は、設計時に忘れずに検討しておきたい点です。
できるならば、予め「汚れにくい仕組み/作り」を盛り込んおいて、あまり頻繁な掃除やメンテナンスを必要としないようにしておけると最高なんでしょうけどね。
こうやって考えてみると随分と面倒くさい感じもしてきますけど、逆にいえばココまでしっかりと考えた上でこの天窓の部屋を作れたら、メチャメチャ満足度の高い超快適空間が出来上がってしまうのでは無いかと。
( via HomeDSGN )

【もはやバルコニー】上下開きの大きくて開放的な天窓



天窓って、光も沢山取り込めるし、斜め天井の部屋にも使えるし、色々なシーンで重宝すると思うんですけれど、開放感が足り無い気がするんですよね…。

ま、そもそも天窓って、普通の窓が入れられない場所で採光や換気を確保するというような使途で使われるケースが多いわけで、仕方が無いと言われてしまえばソレまでなんですが、世の中には面白いコトを考える方もいるんだなと。
コチラの天窓、どうでしょう?
ぱっと見ではちょっと変わった縦長の天窓のように見えるかも知れませんが、よ〜く見ていただくとお分かりになるように、天窓の下の部分も開くようになってるんです。
開いた下側の脇には転落防止のためにしっかりとした柵が設けられていますので、安全面も大丈夫そう。
開いた状態の窓際に脇に立つと、天窓というよりは、まるでバルコニーみたいな感じですね〜。
天窓のクセにバルコニー風になってしまうとは、コレはなかなか秀逸なのでは無いかと。
この天窓、2つ並べて両方開くと、結構な開放感がありますよ。
上部が縦長な分、開いたときに人の背よりも高い位置まで窓が跳ね上がって、しかも下の部分も開くので、コレだけの開放感が得られるわけです。
コチラ、ポーランドのFAKROという窓関係のメーカーの製品なんですが、コレは中々面白いアイディアですよね。
この会社、ホームページ上で、「天窓のタイプごとの違い」的な説明をしてくれてまして、コレもなかなか面白かったです。
天窓と人の体と視界の関係1.jpg天窓と人の体と視界の関係2.jpg

人間の体と天窓の関係がどんな感じになるのかを、タイプと大きさと位置毎に分けて色々なパターンで図示してくれてるんですが、こういう説明を見ていると、そもそも天窓というものの捉え方が他のメーカーとはちょっと違うんだなと。
実際にこんな感じの窓を入れるかどうかは別として、ココの説明(図)だけでもちょっと見てみると、家に天窓を入れる際の参考になるような気がしますので、興味がある方は覗いてみて下さい。
この天窓、残念ながら現状では日本には代理店が無いんですが、ヨーロッパはもとより、カナダ・北米・南米・アフリカ・オーストラリア、アジアも中国やマレーシアなど、全世界に展開をしているようですので、思い切って直接問い合わせをすれば、もしかして日本でも入手可能かも…?
( via FAKRO )